• もっと見る

NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
■ TEL 0985(77)9090
■ 毎週 日・水・金曜日
   午後8時から午後11時まで(3時間)


<< 2009年04月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新記事
廃れることのない芸術のテーマ「死を思え!」(REUTER PRESIDENT) [2009年04月19日(Sun)]
2009(平成21)年04月19日(日)
プレジデントロイター
トップ>その他・必見連載

廃れることのない芸術のテーマ「死を思え!」
http://president.jp.reuters.com/article/2009/04/19/9297F53C-28DC-11DE-9876-68003F99CD51.php
http://president.jp.reuters.com/article/2009/04/19/9297F53C-28DC-11DE-9876-68003F99CD51-1.php

《V》Vanitas:ビジネスマンのための「現代アートABC」【第23回】

PRESIDENT オリジナル

現代アーティストは、もっと「死」を扱い、決して陰鬱ではない
作品を今こそ、生み出す必要があるのではないでしょうか。

山口裕美=文

西洋美術史的なテーマで、何度も繰り返して登場するものに
英語の「ヴァニタス(vanitas)」、
ラテン語の「メメント・モリ(memento mori)」があります。

しりあがり寿さんのマンガに「オーイ・メメントモリ」という
作品があるのでご存知の方もおられるかもしれません。

ラテン語の「メメント・モリ」を直訳すると、
「死を想え」
「死を忘れるな」
という意味になります。

「死を想え」がそのままタイトルになったり、それがテーマの
絵画は、ルーブル美術館やウィーン美術史美術館にある17世紀
のオランダやフランドル地方などの静物画の作品で、
花瓶にいっぱいの花の傍らに頭蓋骨が置かれたり、
時計が置いてあったりする、若干、憂鬱な絵です。

おそらく一度くらいは見たことがあるでしょう。
正直な話、私自身も西洋美術史の授業を受けていた時、
この不気味な絵は何だろう、どこが面白いのだろうと
素朴に思っていました。

アンジェロ・フェノメノ
幻想的に表現されたオニキスやスワロフスキーで作られた
町並みがドクロの不気味さを際立たせている。

ところが、この
「メメント・モリ」、近代・現代でもある程度時間が経つと、
まるでサイクルでもあるかのように必ず登場してくるのです。

勘の良い方なら
「そういえば、最近のファッションにドクロがたくさん
出てきているわ」
とお思いになるかもしれません。

その傾向が顕著に出たのは、前回、2007年のヴェネチア
ビエンナーレでした。
いろいろなアーティストが作品の中にドクロを使い、
なんだか人間の死がとても簡単で軽くなってしまっている事を、
悔い改めろ、とでもいっているように感じました。

「メメント・モリ」が意味するのは、貧乏人も金持ちも等しく
死神が連れ去るということです。
このフレーズが聖書のイザヤ書の中に登場することもあって、
キリスト教的には、現世での楽しみや贅沢は空しいものだと
解釈されてきました。

時計も現世での時間が減ってゆくことを示唆し、ヨーロッパの
街頭にある時計などには
「temps fugit(光陰矢のごとし)」
と刻まれていることも多いのです。

前述のしりあがり寿さんのマンガ本では
「死に近づくほど生が見えてくる」

あるいは
「死のないところにリアルはない」
というコピーが帯に書かれています。

最近、公募展の審査や若いアーティストの作品を大量に見る機会
があったのですが、彼らの作品の中に登場する「死」は、
非常に美しく、空想的で、リアルな雰囲気とは程遠い感じです。

やはり現代社会の中では「死」は身近ではないのでしょうか。

しかし、ほぼ同時期に公開され、滝田洋二郎監督の映画
「おくりびと」(第81回アカデミー賞外国語映画賞受賞)と
デヴィット・フィンチャー監督の「ベンジャミン・バトン」では
奇しくも「死と永遠」という同じテーマが溢れています。

このことは流行のファッションにドクロが出てくることと
繋がっているとしか私には思えません。

欧米にもアジアにも同じムードがある。
現在の状況には「メメント・モリ」が必要とされている。いえ、
時代の空気がそのムードを推し進めているのかもしれません。

だとしたら、現代アーティストは、もっと「死」を扱い、
決して陰鬱ではない作品を今こそ、生み出す必要があるのでは
ないでしょうか。

前回のヴェネチアビエンナーレにあった作品を
少し紹介しましょう。



美しい青い画面に刺繍されたドクロ。
作品から離れて眺めてみると、スワロフスキーのビーズの輝きが
眩しい作品。

これはアンジェロ・フェロメノの作品で、ある種、西洋美術の
伝統的な構図や色づかいを持った作品です。

また、パオロ・カネバッリの映像作品。
よく見ると子供がスラム街でサッカーに夢中になっている。
そのサッカーボールが頭蓋骨であることに気づき驚く。
ドクロの登場の仕方も最近は、非常にエグイと言っていい
でしょう。



さらに、ドクロではないのですが、28才、アメリカ人の
エミリー・プリンスの作品。イラクへ派兵されたアメリカ軍人の
IDの似顔絵を小さいカードに描き、それをアメリカの地図の上
に配置した作品です。

私達はニュースで
「すでに戦死者の数は4,000人を超えました」
と耳にしているわけですが、この作品ではそれがビジュアル化
されていて、なおかつ1人1人の似顔絵を見、描かれた紙の色は
それぞれの肌の色を示していることに気づかされます。

このような作品は、死そのものを作品化していて、
遠く離れた死であっても、具体的な情報であるために、
見ている人も口数が少なくなるし、笑顔も消えてしまっています。



エミリー・プリンス
イラクへの派兵で戦死した人々は、それぞれに家庭があり
友人があったことがわかる。その死亡年齢の若さには絶句。

一方、江戸時代の日本の絵画にも、ドクロは登場しています。
例えば、有名な川鍋暁斎の「地獄太夫」。

誘拐された女性があまりに美しかったために、遊女に売られ、
その名も「地獄太夫」と呼ばれた室町時代の実在の人物をモデル
にしています。

この絵には、一休和尚が登場しますが、彼はドクロが弾く三味線
の音をバックに踊っている姿で描かれます。

それは、自分の身を嘆き
「これも前世の不信心ゆえ」

であると懺悔の心を込めて自ら「地獄」を名乗った太夫を、
一休禅師が慰めたという逸話の絵画ですが、
腹を括った太夫の周辺で、三味線を弾き、踊るドクロの姿は、
まさに「メメント・モリ」を訴えているかのようです。

それにしても、日本人アーティストのセンスには驚くとともに、
300年も前に、こうしたある意味、ポップで深い絵画が
描かれたことに感動します。

今の時代は、平和であり、有難いことに長く平和が続いている
日本人は、時々「平和ボケ」と自ら呼んだりします。

しかし今日と同じ日は二度とないのです。
また、アーティストが死をそのテーマに扱う時こそ、自分が毎日、
どう生きているか、が問われると思います。

「死」を考えることは「生きる」ことを考えること。
そしてドクロの流行は、毎日、真剣に生ききるために、
「死」を身近に置くことが必要になっていることの現れなのです。



プロフィール
山口 裕美
Yumi Yamaguchi
●アートプロデューサー&アートジャーナリスト。
アーティストをもっとも近くから応援するその活動から
「現代アートのチアリーダー」の異名を持つ。
ウェブサイト、トウキョウトラッシュを主宰。
アート系NPO法人芸術振興市民の会(CLA)理事。
エレクトロニックアートの祭典「eAT金沢99」の
総合プロデューサー、2004年ARS ELECTRONICA ネットビジョン
審査員。

著書に
「TOKYO TRASH web the book」(美術出版社)、
「現代アート入門の入門」(光文社新書)、
「COOL JAPAN-疾走する日本現代アート」(BNN新社)、
「芸術のグランドデザイン」(弘文堂)、
「Warriors of Art」(講談社インターナショナル)、
最新刊「The Power of Japanese Contemporary Art」(アスキー)がある。

プレジデントロイター 2009年 04月19日
自殺予防へ専門家結集 医師・弁護士らNPO法人設立(徳島新聞) [2009年04月19日(Sun)]
2009(平成21)年04月19日(木)
徳島新聞Web(徳島新聞社)
トップ>徳島ニュース>2009年04月

自殺予防へ専門家結集 医師・弁護士らNPO法人設立
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2009/04/2009_124010495667.html

全国の自殺者が11年連続で3万人を超え、深刻な社会問題と
なる中、徳島県内の精神科医や看護師、弁護士ら多彩な顔ぶれが
結集し、自殺予防に取り組むNPO法人
「アプローチ・フォー・ライフセーバー(AFLS)」
を設立した。

相談業務だけでなく、県内では不十分とされてきた
自殺未遂者や自殺者遺族の心のケアをはじめ、全県できめ細かい
対応ができるようにネットワークづくりに取り組む。

設立の中心となったのは、県医師会自殺予防対策委員長の
勝瀬 烈さん(66)。
精神科医として長年、うつ病の治療に当たってきた豊富な経験
を生かし、自殺予防に欠かせない各方面の専門家に参加を
呼び掛けた。

現在、会員はさまざまな職種の15人。
精神科医や臨床心理士が心のケアに当たり、大きな自殺理由と
なる経済破たんや離婚の悩みには弁護士や司法書士が対応する。

インターネットでの啓発をパソコンの専門家が手掛けるなど、
会員の技能や知識を生かした効果的な支援を目指す。

本県では、県自殺予防協会が運営する
「徳島いのちの電話」
の30年を超える相談活動など、自殺予防への取り組みが根付いて
おり、自殺者数は比較的少ない。

しかし、警察庁の2008年のまとめでは、202人と5年ぶり
に200人を突破した。
深刻な経済不況が続く中、自殺者が増える恐れもある。

さらに、自殺対策に取り組むNPO法人ライフリンク(東京)の
調査では、徳島は啓発は熱心だが、自殺未遂者のフォローや
市町村レベルのネットワークづくりが不十分だと指摘されている。

AFLSでは、既存団体では手の届きにくかった支援を充実させて
いく方針。
特に、自殺未遂者は再び自殺を図る可能性が高いため、救急病院
や保健所と連携して、自殺未遂直後の心のケアに重点を置く。

当面の活動は、啓発パンフレット「しなれんでよ」を発行するほか、
5月31日に徳島市内の県建設センターで既存団体と合同で
「自殺予防サミット」
を開催。

その後、会員数を増やし、9月に設立総会を開いて
具体的な支援に乗り出す。

会員の申し込みはホームページ(http://www.afls.jp/)上のメールで
受け付ける。

徳島新聞Web 2009/4/19 10:34
【訃報】西原 明さん 80歳=東京自殺防止センター副理事長(毎日新聞) [2009年04月19日(Sun)]
西原 明さんが天に召された。

明さんのご逝去を心より悼み、ご冥福を祈りたい。

思えば2年前から、しんどいおからだにも関わらず、由記子さんと
NPO法人宮崎自殺防止センターの立ち上げ(スタッフ養成)の
ため、何度も何度も東京と宮崎とのあいだを往復していただいた。
(おからだにますますご無理をおかけしてしまったことが、
いまさらながら悔やまれる)



宮崎メンバーには直に、実にさまざまなことを教えていただいた。
ビフレンダー(Befrieder)のあり方。生について。死について。
自死(自殺)について。いわゆる「自己決定」のあり方について。
「傾聴」の基本的姿勢から技術まで。スタッフ間の支え合いなど。

いのちや自死の問題をずっと考え、実践し続けてこられた。
真剣に、誠実に、ときにはウィットやユーモアも交えながら、
宮崎メンバーといっしょになって、さまざまなテーマをともに
考えてくださった姿が、いまでもまぶたに焼き付いて離れない。

スタッフ一同、語り尽くせないほどの恩義をいただいた。
できることならば、もっともっとお話しをうかがい、語り合い、
教えていただきたかった。



最期まで「生きる」ことを、身をもって体現してくださった明さん。
仲間とともに、明さんの魂を受け継いでゆくことを誓いたい。

(追記)
昨年12月の毎日新聞の記事は、とりわけ印象深いものだった。

明さんの写真とともに、見出しの
「ありがとう、元気でな」
ということばが、強く記憶に残っている。

以下、引用

*******

2009(平成21)年04月19日(日)
毎日新聞 東京朝刊
トップ>ニュースセレクト>人事・訃報

訃報:西原明さん 80歳
=NPO「東京自殺防止センター」副理事長
http://mainichi.jp/select/person/news/20090419ddm041060158000c.html

◇毎日新聞「がんを生きる」で反響

30年以上にわたって自殺防止の電話相談に取り組んできた
NPO「東京自殺防止センター」の副理事長、
西原 明(にしはら・あきら)さんが18日、大腸がんのため
亡くなった。80歳だった。

葬儀は22日午後0時半、東京都新宿区大久保3の10の1の
シロアム教会。喪主は妻由記子(ゆきこ)さん。

神戸市生まれ。大阪市中央区の島之内教会で牧師をしていた
78年、同教会内に由記子さんと
「自殺防止センター(現大阪自殺防止センター)」
を開く。

98年、上京し、シロアム教会内に「東京自殺防止センター」を
開設。電話相談のほか、悩みを抱える人々の集いの場を作った。

01年に大腸がんと診断され、翌年手術を受けたが、その後再発。
「余命1年」と告げられても活動を続ける姿を描いた
毎日新聞の連載「がんを生きる〜寄り添いびと」(08年12月)
が反響を呼んだ。

毎日新聞 2009年04月19日 東京朝刊

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

MSN産経ニュース
ニューストップ>訃報

ニュース:訃報
西原 明氏(にしはら・あきら=NPO法人東京自殺防止センター
副理事長)
http://sankei.jp.msn.com/obituary/090419/obt0904190214000-n1.htm

18日、大腸がんのため死去、80歳。
前夜式は21日午後7時、葬儀・告別式は22日午後0時半、
東京都新宿区大久保3の10の1、日本基督教団シロアム教会で。
喪主は妻、由記子(ゆきこ)さん。

MSN産経ニュース 2009.04.19  02:14

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2009(平成21)年04月19日(日)
時事ドットコム(時事通信社)
ホーム>おくやみ

西原 明氏死去(NPO法人「東京自殺防止センター」副理事長)
http://www.jiji.com/jc/c?g=obt_30&k=2009041900003

西原 明氏(にしはら・あきら
=牧師、NPO法人「東京自殺防止センター」副理事長)

18日午後6時35分、大腸がんのため東京都杉並区の病院で
死去、80歳。神戸市出身。自宅は東京都中野区鷺宮。

葬儀は22日午後零時30分から、新宿区大久保3の10の1の
日本基督教団シロアム教会で。喪主は妻由記子(ゆきこ)さん。

1978年、大阪市でボランティア団体「自殺防止センター」を
創設。
98年には、由記子さんとともに東京自殺防止センター
(新宿区)を設立し、電話相談などの活動を続けてきた。 (了)

(2009/04/19 - 00:12)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2009(平成21)年04月19日(日)
asahi.com>ニュース>おくやみ記事

自殺防止センター創設者の西原明さん死去
http://www.asahi.com/obituaries/update/0419/TKY200904180234.html

西原 明さん(にしはら・あきら=東京自殺防止センター
副理事長、牧師)が18日、大腸がんで死去、80歳。

前夜式(通夜)は21日午後7時、
葬儀は22日午後0時30分から
東京都新宿区大久保3の10の1の日本基督教団シロアム教会で。
喪主は妻由記子さん。

牧師をしていた大阪の島之内教会内で78年に
「自殺防止センター」(現NPO法人大阪自殺防止センター)
を創設。

また、68〜98年に同教会の礼拝堂を劇場活動の場とし、
関西の舞台芸術界で「小劇場のパイオニア」と呼ばれた。

大阪より自殺が多いとして98年に夫妻で東京に移り住み、
「東京自殺防止センター」を創設するなど、
生涯にわたって自殺防止運動に取り組んだ。

2009年04月19日 01時28分

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2009(平成21)年04月19日(日)
読売新聞
ホーム>社会>おくやみ

西原 明氏=東京自殺防止センター副理事長
http://www.yomiuri.co.jp/national/obit/news/20090419-OYT1T00273.htm

西原 明氏(にしはら・あきら=東京自殺防止センター副理事長)
18日、大腸がんで死去。80歳。

告別式は22日午後0時30分、東京都新宿区大久保3の10の1
日本基督教団シロアム教会。喪主は妻、由記子さん。

1998年4月、由記子さんとともに同センターを設立。
年中無休で深夜の電話相談を受けるなど自殺防止活動に尽力した。

(2009年4月19日 09時05分 読売新聞)

*******

以上、引用終わり
自殺者遺族支援 ガイドライン(NHKオンライン) [2009年04月19日(Sun)]
厚生労働省及びガイドラインを作成してくださった
実務家の先生方に心より感謝申し上げたい。
こうしたガイドラインがあれば、現場はたいへん助かる。

すべての自治体や医療機関、警察、葬儀社、宗教界、
そして世間一般等において、自死遺族への総合的なケアが
ますます進んで欲しい。



「こころのケア」は、きわめてだいじだと思う。
もっとも、もしかしたら、現場では、なかなか悩ましい課題が
あるかも知れない。

たとえば、警察官や保険会社とのやりとりについて。
最近は、きわめて残念なことだが、DV(家庭内暴力)や
親子の間でも殺人などが起こりうる時代。

現場の警察官は、事故なのか、事件なのか、自死(自殺)
なのか、まったくなにも分からないままに、初期対応に
当たらねばならない場合がありうる。



「ご遺族というが、もしかしたら、真犯人ではないのか?」

なにより自死遺族に対しては、「こころのケア」が必要だ。
しかし、現場の警察官は、職務上、、ありとあらゆる可能性を
考え、ハードに対応せざるを得ない場合があるかも知れない。

ご遺族に対して、もしもそうした苛酷な事情聴取が行われた
場合、ご遺族は幾重にもショックやストレスを受け、混乱し、
怒り、いたたまれなくなってしまうかも知れない。(二次被害)

こうした場合のフォローについても、犯罪被害者支援等と
同じく、第一線機関となる警察や保険会社の方々には、
ぜひともご配慮をいただけたなら、と願っている。

(参 考)

自死遺族を支えるために
−相談担当者のための指針−
自死で遺された人に対する支援とケア(PDFファイル)
http://ikiru.ncnp.go.jp/ikiru-hp/manual/kokoro21011.pdf

自殺に傾いた人を支えるために
−相談担当者のための指針−
自殺未遂者、自傷を繰り返す人、自殺を考えている人に
対する支援とケア(PDFファイル)
http://ikiru.ncnp.go.jp/ikiru-hp/manual/kokoro21012.pdf

以下、引用

*******

2009(平成21)年04月19日(日)
NHKオンライン
トップ>ニューストップ>主要ニュース

自殺者遺族支援 ガイドライン
http://www3.nhk.or.jp/news/t10015484121000.html



厚生労働省は、自殺者が年間に3万人を超える深刻な状況を受けて、
残された遺族に接する際の注意事項をまとめたガイドラインを
公表し、支援を強化していくことになりました。

去年1年間に自殺した人は3万2,000人余りと、
11年連続で3万人を上回る深刻な状況が続いていて、
残された遺族の支援が大きな課題になっています。

このため厚生労働省は、遺族と接することの多い自治体の職員
や医療関係者などを対象に、注意事項をまとめたガイドラインを
作り、このほど公表しました。

ガイドラインではまず、自殺の経緯を詳しく聞き出そうとしたり
安易に慰めたりせず、精神的なつらさや今後の生活設計など、
具体的な悩みを寄り添って聞くよう求めています。

そのうえで、生活保護や奨学金の申請が必要な場合には、
窓口を紹介するだけでなく、担当者との面会予約を取りつける
など、ていねいに対応すべきだとしています。

さらに、遺族が立ち直るには遺族どうしでつくるグループへの
参加が有効だとして、こうしたグループを紹介することも
提言しています。

厚生労働省は、このガイドラインを全国の自治体に通知すると
ともに、ホームページで公開して、活用を呼びかけています。

厚生労働省のホームページは
「http://www.mhlw.go.jp」
です。

NHKオンライン 2009年04月19日 11時36分

*******

以上、引用終わり
“あなたもあしながオジさんに”竹下景子ら呼び掛け 等(スポニチ、NHK宮崎放送局、毎日新聞) [2009年04月19日(Sun)]
2009(平成21)年04月19日(日)
Suponichi Annex(スポニチ アネックス)
ホーム>ニュース一覧>2009年04月19日

“あなたもあしながオジさんに”竹下景子ら呼び掛け



「あしなが学生募金」のオープニングセレモニーに参加した
紺野美沙子(左)と竹下景子

Photo By スポニチ

女優の竹下景子(55)と紺野美沙子(48)が
18日、都内で行われた「第78回あしなが学生募金」の
全国オープニングセレモニーに参加した。

病気、災害、自殺などで親を亡くした遺児の大学生らでつくる
「あしなが学生募金事務局」のキャンペーン。竹下は
「これからの日本を支えていく子供たちを、ぜひご支援ください」
と募金箱を手に呼び掛けた。

「あしなが育英会」のアンケートによると、父親を亡くした
高校3年生の就職希望者の40%が、経済的な事情で進学を
断念したという。



タレント名鑑 竹下 景子(たけした・けいこ)
生年月日:1953年09月15日
出  身:愛知県名古屋市
血 液 型:A型



タレント名鑑 紺野 美沙子(こんの・みさこ)
生年月日:1960年09月08日
出  身:東京都
血 液 型:A型

スポニチ アネックス 2009年04月19日

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2009(平成21)年04月18日(土)
NHKオンライン
トップ>ニュース/報道>地方のニュース>宮崎

あしなが学生募金の街頭募金
http://www.nhk.or.jp/miyazaki/lnews/01.html

病気や事故などで親を亡くした子どもたちの進学を支援する
「あしなが学生募金」
の街頭での募金活動が、宮崎市で始まりました。

この募金活動は、毎年、春と秋に全国一斉に行われている
もので、18日は宮崎市中心部のデパート前でボランティアの
大学生や高校生が
「温かいご理解とご協力をお願いします」
などと呼びかけ、通りがかった買い物客などが募金に応じて
いました。

集められた募金は、「あしなが育英会」に全額寄付され、
病気や事故などで親を亡くした子どもたちの高校や大学への
進学を支援する奨学金として役立てられることになっています。

あしなが学生募金の事務局によりますとあしなが育英会から
奨学金を受けている高校生と大学生は、
全国でおよそ6,000人、宮崎県内ではおよそ150人に
のぼるということです。

奨学金を希望する大学生や高校生が増えている一方で、
景気が急激に悪化していることから募金は集まりにくくなって
いるということです。

宮崎市の街頭の募金活動は18日は午後6時までで、
19日と、来週の土曜、日曜も行われます。

NHK宮崎放送局 2009年04月18日 19時12分更新

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2009(平成21)年04月18日(土)
毎日新聞
トップ>ニュースセレクト>話題

あしなが学生募金:全国250カ所で始まる
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090419k0000m040038000c.html

病気、災害、自殺などで親を亡くした子どもたちを支援する
「第78回あしなが学生募金」
が18日、全国約250カ所で一斉に始まった。

あしなが育英会によると、深刻な不況の影響もあり、
遺児の母親の07年の平均勤労年収は約134万円と
一般世帯の約3割まで落ち込んだ。

寄付は全額あしなが育英会に寄付され、
約6,000人の奨学金に使われる予定。

街頭募金は19、25、26日も行われるほか、
郵便振替(00140・4・187062 あしなが学生募金
事務局)やホームページ
(http://www.ashinaga.org/)
からクレジットカードでも寄付ができる。

毎日新聞 2009年04月18日 19時42分
(最終更新 04月18日 20時30分)
「レイチェルの結婚」結婚直前、幸福な姉と薬物依存の妹が…… 等(毎日新聞、スポーツ報知) [2009年04月19日(Sun)]
2009(平成21)年04月19日(日)
毎日新聞
トップ>エンターテインメント>映画>映画の評

「レイチェルの結婚」結婚直前、幸福な姉と薬物依存の妹が……
http://mainichi.jp/enta/cinema/review/news/20090419org00m200005000c.html



「レイチェルの結婚」の一場面

ここ数年はドキュメンタリーの製作に力を注いでいた
「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミ監督の久々のフィクション
だ。

主演のアン・ハサウェイさんがさまざまな映画賞を受賞。
脚本は、本作がデビューとなるシドニー・ルメット監督の
娘ジェニー・ルメットで、NY批評家協会賞脚本賞などを
受賞している。

映画は、レイチェルの結婚式までの3日間を描く。
主人公はレイチェルの妹、家族の問題児キム。
彼女は薬物依存症の治療施設を退院してきたばかりで、
久々に戻ってきた家では、姉の結婚式の準備が進んでいた。

キムは感情をむき出しにし、周囲の空気をピリピリさせる。
一方、友達に囲まれて幸せオーラが出ている姉。
2人を対照的に描いていくのかと思いきや、そういう映画では
なかった。



「レイチェルの結婚」の1場面

物語の軸に、一家共通のトラウマがあった。といっても、
トラウマを引き起こしてしまったキムの気持ちは、
なかなか共有されていないようだ。

彼女は見るからに痛々しい。だが、家族それぞれも「痛い」のだ。
そのことが、じわじわと分かっていくのだが、せりふに頼らず、
即興的な芝居で感じさせる。デミ監督が
「今まで作られた中で一番美しいホームビデオ」
を目指したというだけあって、これは、一家のプライベート空間
なのだ。

その空間を共有しながら、観客は自然な感じで気持ちが
動かされていく。いつの間にか家族の痛みさえも共有して
しまうが、不思議な心地よさがある。

その理由の1つが、音楽なのかもしれない。
さまざまな人種が出席しているパーティーに招かれた気分だ。
ロックあり、ジャズあり、民族音楽ありで、かなり楽しめる
(音楽評論家が足をトントンさせて楽しんでいたのを試写室で
目撃した!)。

デミ監督が知り合いのミュージシャンを集めたそうで、
音楽の起用にはデミ監督の理想とメッセージも感じ取れる。

幸せムードのざわめきと、家族の葛藤(かっとう)が混ざり合う。
この映画はキムの問題行動によって、
「結婚式は無事終わるのか?」
と、最後までハラハラさせられるが、いつの間にか彼女の心の
叫びに心を寄せてしまうのだ。

一家の「悲嘆」に支えられているからこそ、結婚式が輝きを放つ。
家族の過去、現在、未来。
たった3日間の中に、人間の生々しい感情と長い時間を凝縮させた
技は見事としかいいようがない。(文・イラスト、キョーコ)



<作品データ>
「レイチェルの結婚」
4月18日からBunkamuraル・シネマほか
全国で順次公開。

監督:ジョナサン・デミ「羊たちの沈黙」「フィラデルフィア」

脚本:ジェニー・ルメット

出演:
アン・ハサウェイ「パッセンジャーズ」、
ローズマリー・デウィット「シンデレラマン」、
デブラ・ウィンガー「彼と彼女の第2章」、
トゥンデ・アデビンペ、
ビル・アーウィン「アクロス・ザ・ユニバース」ほか

2008年/アメリカ/112分/
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

【関連リンク】
「レイチェルの結婚」公式サイト
http://rachel-kekkon.jp

毎日新聞 2009年04月19日

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2009(平成21)年04月21日(火)
スポーツ報知
スポーツ報知大阪版>芸能・社会>映画

[独断シネマ斬り]レイチェルの結婚
http://hochi.yomiuri.co.jp/osaka/gossip/cinema/news/20090421-OHO1T00117.htm

アン・ハサウェイが薬物依存症の役に挑む

「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイが、薬物依存症の
トラブルメーカー役に挑戦した家族のきずなの物語。
キム(ハサウェイ)は、姉のレイチェル(ローズマリー・
デウィット)の結婚式に出席するため、施設を退院。
久々に再会した家族との3日間の物語。

彼女を腫れ物のように気遣いピリピリする周囲と、
たばこを吹かしながら皮肉ばかり口にするキム。
家族が見て見ぬふりをしてきた問題が一気に膨れあがる。

「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミ監督。
シネ・リーブル梅田ほかで公開中。112分。

◆KIYOMI(タレント)
アカデミー賞主演女優賞は逃したが、シャーリー・マクレーンに
「これから何度も名前が挙がるでしょう」
と言われ涙したアン・ハサウェイ。
逸材としての実力を遺憾なく発揮している。
ホームビデオ的撮影技法が売りだが、若干起伏に欠けていて残念。
★★★

◆KIYOMI
ニューヨークでDJ、通訳などのキャリアを積み、ラジオDJ
から映画コメンテーター、大学ゲスト講師などで活動中。
映画「Mr.インクレディブル」「マダガスカル」の日本語
吹き替え版に参加。
サルサダンススタジオ「チェベレ」(http://chevereosaka.com)主宰。
野菜のソムリエ、ホームパーティを楽しむスペシャリストとして
パーティスタイリスト協会(http:// www.party-s.jp)の講師担当。
社会人大学生として多文化共生学科卒業。
茶道、着付けからサーフィン、乗馬まで多趣味。
著書は「DJ KIYOMIの好奇心は未来の鍵」(彩流社)

◆田島正登(本紙記者)
今にも壊れそうなアン・ハサウェイ、久々に貫禄を見せた
デブラ・ウィンガーもステキだが、光っているのは姉役の
ローズマリー・デウィットだ。

妹を愛しているのに、時々疎ましく思ってしまう
素直で繊細な心情に共感。映像の緑と光に心が優しくなれる。
★★★★

◆たしま・まさと
1978年9月19日、京都府生まれ。同志社大卒。
2002年大阪本社入社。運動部でアマ野球、オリックス担当
などを経て、08年10月に文化社会部に異動。
09年1月から映画担当。
「ピアノレッスン」「静かな生活」「午後の遺言状」など
気品あふれる作品が好き。
08年のお気に入りは「つぐない」「ひゃくはち」など。

(2009年4月21日12時42分 スポーツ報知)
いのちの電話 相談員の養成講座(朝日新聞/和歌山) [2009年04月19日(Sun)]
2009(平成21)年04月19日(日)
朝日新聞
asahi.com>マイタウン>和歌山

いのちの電話 相談員の養成講座
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000904190001

助けを求める人の心に寄り添う「いのちの電話」を県内で
運営する「和歌山いのちの電話協会」が、5月から電話相談員
の養成講座を開く。

協会の森川 勝・事務局長は
「相談する人がいなくて苦しむ人の最後のとりでの担い手を
増やしたい」
と受講を呼びかけている。

自殺者の数は全国で年間3万人を超える状況が続いている。
厚生労働省の人口動態統計月報(速報値)によると、
県内の自殺者は08年1〜10月で235人と前年同期比で
7・3%増えた。

和歌山いのちの電話協会は、自殺予防を主な目的に、
毎日午前10時から午後10時まで、ボランティアの相談員が
交代で相談に乗っている。

「死ぬしかない」
と思いつめた口調で話し始めた人も、胸のうちを打ち明ける中で
「もう少しがんばってみようかな」
などと前向きになってくれることもあるという。

月に1度、24時間、フリーダイヤルで受け付けする日を設けて
いるが、事務局によると、最近は景気悪化のためか
「電話代も払えないのでフリーダイヤルの日にしか
かけられない」
という人が増えたという。

長江達子・事務局次長は
「リストラによって心を病んだり、心の病によって仕事を
失ったりという悪循環に陥っている人が増えた気がする。
1人でも相談員を増やしてそういう人の重荷を減らせるように
していきたい」
と話す。

養成講座では、心理学の基礎や、電話相談員の実務などを中心に
学ぶ。
日程は5月9日から12月12日までの毎週土曜日
午後1時半〜同4時、和歌山市木広町5丁目のふれ愛センター
で。申込金3千円、受講料は
前期(5月9日〜9月12日)2万5,000円、
後期(9月26日〜12月12日)5,000円
で研修費が別途必要。

今年は赤い羽根共同募金の援助を受け、受講料が昨年より
前期、後期ともに5,000円安くなった。

申し込み締め切りは今月30日。
問い合わせは月・水・金曜日の午前10時から午後4時までに
協会(073・425・3261)へ。

朝日新聞 2009年04月19日
親子の悩み 受け止め24年目 やよい会(読売新聞/福井) [2009年04月19日(Sun)]
2009(平成21)年04月19日(日)
読売新聞
ホーム>地域>福井

親子の悩み 受け止め24年目 やよい会
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20090418-OYT8T00824.htm



「不登校や引きこもりの問題を一緒に考えながら、
それぞれの答えを見つけていこう」
と話す中嶋代表(福井市の市民福祉会館で)

不登校や引きこもりの子どもと親たちによるグループ
「やよい会」が、今春で設立から24年目を迎えた。

会員数は現在、約200人。
福井市内を拠点に、親子が抱える悩みを話し合うなどの活動を
続けており、中嶋良三代表は
「同じ経験をした仲間と話し合えば、楽になれるはず」
と話している。

やよい会は、1986年3月、中嶋代表ら不登校の子どもを持つ
親たちが集まり設立。月に1回、同市内で開く会合では、
不登校になった子どもへの接し方などについて、会員らが
それぞれの経験を語り合いながら、ともに解決の道を探る。

約4年前から会に参加している同市内の男性(31)は、
中学2年の時に不登校になり、約10年間引きこもりの生活を
続けた。

会では、これまで何度も自身の体験を話してきた。
学校に行きたくても行けなかったことや、引きこもりで過ぎて
いく時間に耐えられず自殺しようと考えたこと、そして、
話を聞いてくれる知人らに助けられたこと。

今はアルバイトをしながら少しずつ社会復帰をしている男性の
話に耳を傾け、
「不登校になる子どもの気持ちが、初めてわかった」
と話す親もいるという。

「1人で山に登るのもいいけれど、重い荷物を誰かと分け合ったり、
声をかけ合ったりしていると、高い山でも、少しは楽な気持ちで
登れるはず」。

中嶋代表は、引きこもりや不登校で悩む子どもと親の関係を、
山登りに例えながら説明し、

「問題の解決法はわからないかもしれないけれど、親子だけで
問題を抱えずに、会に参加して思いを打ち明けてほしい」

と話している。

(2009年04月19日 読売新聞)
うつ病の夫と別れたい(人生案内/読売新聞) [2009年04月19日(Sun)]
2009(平成21)年04月19日(日)
読売新聞
ホーム>人生案内>心身

うつ病の夫と別れたい
http://www.yomiuri.co.jp/jinsei/shinshin/20090419-OYT8T00282.htm

結婚して20年近くになります。
中学生と小学生の子どもがいます。10年ほど前から、うつ病を
患っているサラリーマンの夫のことで相談させてください。

夫は仕事のストレスからうつ病になりました。
私はこれまで、夫を支えようと頑張ってきました。
通院し、薬を飲んだおかげで、最悪だったころに比べれば
よくなっていますが、まだ元通りにはなっていません。

今も毎日のように、暗い顔で会社の愚痴を言います。朝からです。
私は聞くのが怖くて避けようとさえしてしまいます。

最近では、私の方が不安定で、うつ病になりそうです。
夫と一緒にいるのが苦痛なのです。
もう少し私に収入があれば、離婚したいとさえ考えるように
なってきました。

私は非情でしょうか。夫とどう向き合えば、いいのでしょうか。

(東京・R子)



うつ病は的確に治療すれば、7割くらいの人が1年以内に
ほぼ回復します。

ただ、たとえ治療法は正しくても、2割弱の割合で、なかなか
治らず慢性化するケースがある。

そういう場合には、ご家族、特に配偶者のご苦労はいやが上にも
増してきます。

もちろん、治る可能性は常にあるのですが、その時期を
予測できにくいために希望が見えず、配偶者自身もうつ病に
なりかねないのです。
この問題は真剣に考えねばなりません。

1つのポイントは、1人で抱え込まないことです。
たとえば、「うつ病の配偶者の会」等も出来ていますし、
保健所等でうつ病の家族会を開いている所もありますので、
参加してみてはどうでしょう。
互いに共感したり、対応法へのヒントが得られるかもしれません。

また配偶者の執筆した体験記もいくつか出版されています。

たとえば細川貂々(てんてん)さんの
「ツレがうつになりまして。」(幻冬舎)

は、うつ病に苦しむご主人と、その妻である作者の闘病生活を
ユーモラスに描いた漫画です。

たかが漫画と言うなかれ、配偶者の対応法、うつ病の再発予防法
など、専門家から見てもうなずける内容です。
参考になる面もあるかと思います。

(野村 総一郎・精神科医)

(2009年04月19日 読売新聞)
世界の雑記帳:金融危機の世界は今(毎日新聞) [2009年04月19日(Sun)]
2009(平成21)年04月19日(日)
毎日新聞
トップ>ニュースセレクト>海外>世界の雑記帳

世界の雑記帳:金融危機の世界は今:
世界大恐慌と類似、避妊手術件数が増加
http://mainichi.jp/select/world/newsinbrief/news/20090419reu00m030003000c.html



4月15日、米国では避妊手術件数が増加し、世界大恐慌と
類似という指摘も。写真はニューヨーク市。
昨年9月撮影(2009年 ロイター/Lucas Jackson)

[15日 ロイター]
世界的な景気減速は大小さまざまな形で表れている。
そのほとんどは気持ちを暗くさせるものだが、風変わりなものや
人間の想像力を反映するものもある。
金融危機の影響を受けた世相を反映する各地の出来事を紹介する。

仕事を失ったりつらい目に遭ったりする中で、精管切除の手術を
受ける人が増加している。ニューヨーク・タイムズ紙が伝えた。

同紙は泌尿器科医やクリニックの事例報告を引用して、出生率が
急激に低下した70年ほど前の世界大恐慌と類似点があると指摘。
シアトルの精管切除クリニックのチャールズ・ウィルソン医師は
過去6カ月間、1カ月当たり123件の精管切除手術をした。
1年前の同時期の平均件数に比べて13%増だという。

マリオット・ホテルは業績不振で、米国内の宿泊客へのUSA
トゥデー紙の配布を停止した。
マリオット・インターナショナルの試算では、これにより同紙の
販売部数は1日当たり5万部減、1年では1800万部減となる。
広告収入の減少と発行部数の落ち込みに苦しむ米国の新聞業界に
さらなる打撃となりそうだ。

人気リアリティー番組「ビッグ・ブラザー」の制作で知られる
オランダの制作会社Endemolが手掛ける新番組では、経営難に
陥っている会社の社員が同僚の誰が辞めさせられるべきかを選ぶ。

番組のタイトルは「Someone's Gotta Go」(誰かが辞めなければ
ならない)。
番組の中で、誰の給料がカットされるべきかや誰が解雇される
べきかを、社員らが給与や過去の成績に基づいて決める。

ニューヨークの弁護士事務所Skadden, Arps, Slate, Meagher and Flom
は、厳しい時代に解雇せずにコスト削減をするために、
1年の休暇を取る若手弁護士に給与の3分の1を支給する
プログラムを実施している。

この弁護士事務所は、同プログラムの対象となる弁護士
1,500人のうちおよそ125人がこの機会を利用している
と話す。1年目の弁護士の給与は年収16万ドル前後。

ニューヨーク・タイムズ紙によると、6年目の弁護士は8万ドル
を投じて旅に出たりボランティアの仕事をしたりする予定だと
いう。

自動車産業の都市であるカナダ・オンタリオ州ウィンザーは、
景気後退の影響を特に強く受けているが、当地で子どもや青少年
の精神衛生上の問題が急増している。

ウィンザー・リージョナル・チルドレンズ・センターの
2009年の照会件数は、2008年の同時期に比べて
50%増加した。

自殺傾向のある若者の治療などをする機関 Maryvale Adolescent and
Family Servicesは、入院患者数が景気後退前の1カ月当たり
平均10人から同27人へと増加したと報告している。

同機関のディレクター、コニー・マーティン氏はトロントの
グローブ・アンド・メール紙に
「精神衛生上に問題が起きた子どものほぼすべてのケースで、
両親のいずれか、あるいは両方が最近仕事を失っており、
それがきっかけとなっている」
と話す。

景気後退が続く中で、米国では5月10日の「母の日」の出費が
減少すると予想されている。
全米小売協会(NRF)は16日、今年の母の日の1人当たり
支出額が前年比約10%減の平均123.89ドル
(約1万2,300円)になるという調査結果を発表した。

調査会社ビッグリサーチが実施した同様の調査では
2007年に139.14ドルだった母の日の支出額が
2008年には138.63ドルとなり、減少傾向が続いている。

毎日新聞 2009年04月19日 15時37分
春と不況は自殺率を高める、研究成果(AFP BB News) [2009年04月19日(Sun)]
2009(平成21)年04月19日(日)
AFP BB News
トップ>ライフ・カルチャー>ヘルス

春と不況は自殺率を高める、研究成果
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2593682/4046274



ロシア・モスクワ(Moscow)の赤の広場(Red Square)近くで、
物乞いをする人(2008年12月18日撮影。資料写真)。
AFP/DMITRY KOSTYUKOV

【2009年04月19日 AFP】
発信地:パリ/フランス

世界的に自殺が増加する危険な時期は春と景気後退期――。
英オックスフォード大学(Oxford University)のキース・ホートン
(Keith Hawton)氏とベルギー・ヘント(Gent)大学病院の
Kees van Heeringen氏が17日英医学専門誌ランセット(Lancet)に
発表した論文で、こうした傾向が明らかになった。

これによると、毎年の推定自殺者数は全世界の死者数の1.5%に
あたる約100万人。
自殺者数は国ごとに、さらには緯度ごとに大きく異なるという。

一般的に自殺は旧ソ連諸国で大きな問題となっていると、
この論文は指摘する。
フィンランドやラトビア、ハンガリー、中国、日本、カザフスタン
の自殺率は10万人中20人以上と他の国に比べ特に高い。
さらに、リトアニアでは10万人中約40人となっている。

中国では全死亡者数の3.6%を自殺者が占めている。
これは全世界の自殺者数の30%にあたり、
世界の全人口における中国の人口比率を大幅に上回るものだ。

欧州では、日照時間の少ない北部諸国の自殺率が高く、
特に春に自殺を図る割合が突出している。

春に自殺が増える原因は解明されていないが、日照時間の少ない
時期が続いた後に季節が変わることで、なんらかの形で神経の
バランスが崩れるのではないかという生物学的な要因が指摘
されている。
また、幸福そうな人を目にすることが特に春にはつらくなると
いう社会的な要因を指摘する研究もある。

失業者の自殺も非常に多い。ただし、就職や就業を難しくすること
も多い精神疾患の二次的な影響も考えられている。ホートン氏は、
「過去の不況では、特に若年層の自殺の増加が確認されている」
と語った。

自殺を増加させる原因は、さまざまものがある。
例えば1997年に英国のダイアナ元妃(Princess Diana)が
パリ(Paris)で交通事故死した際には、自殺率は17%増加した
という。

一方、戦争や大規模なテロ攻撃などは自殺率を低下させると
いう。これは社会の結束を強めるからだと考えられている。

AFP BB News 2009年04月19日 12:29

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2009(平成21)年04月19日(日)
AFP BB News
トップ>ライフ・カルチャー>ヘルス

【図解】自殺者数の比較



【04月19日 AFP】
図は、17日に英医学誌『ランセット(The Lancet)』で発表された
自殺傾向の分析に基づき、各国の自殺者数を比較したもの。

AFP BB News 2009年04月19日 22:34 発信地:フランス
世界の自殺者数は年間100万人=英・ベルギー調査(ロイター) [2009年04月19日(Sun)]
2009(平成21)年04月19日(日)
REUTERS(ロイター)
ホーム>ニュース>ワールド

世界の自殺者数は年間100万人=英・ベルギー調査
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-37569920090419?rpc=165&pageNumber=1&virtualBrandChannel=0
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-37569920090419?rpc=165&pageNumber=2&virtualBrandChannel=0

[16日 ロイター]
世界の自殺者の数が毎年約100万人に上ることが
16日、英国とベルギーの調査結果で明らかになった。
40秒間に1人の割合で自殺者が出ていることになる。

英オックスフォード大学のキース・ホートン氏と
ベルギーのヘント大学病院のKees van Heeringen氏が
医学誌ランセントに発表した調査結果の要旨は以下の通り。

◎自殺は死亡原因の第10位で、自殺による死亡者は
 全世界の死亡者の1.5%を占める。

◎自殺率はほとんどの国で高齢者の間で高くなっているが、
 過去50年で若年層、特に若い男性の間でも上昇している。

◎米国では、ヒスパニック系や黒人に比べて白人の自殺率が
 高い。その一方で、黒人の若年層の自殺率は上昇している。

◎自殺する人の90%が何らかの精神疾患を抱えている。

◎うつは自殺する確率を15─20倍高める。
 うつ状態にある人の約4%が自殺で命を落としている。

◎大規模な災害や著名人の死も自殺のリスクを高める。
 例えば、1997年にダイアナ元英皇太子妃が死去した後、
 自殺率は17%上昇した。
 特にダイアナ元妃と同年代の女性の自殺率が高くなったとの
 研究結果がある。

◎失業中の人は、職がある人よりも自殺する確率が高い。
 このデータは、精神疾患のある人が職に就けないということに
 関係しているのかもしれない。

◎薬品や毒物が身近なところにある職業に就いている人、
 医者や獣医、看護士、歯科医、農業従事者などは
 自殺リスクが増加する。



4月16日、英・ベルギー調査によると世界の自殺者数は
年間100万人に上る。
写真はソウル市内の地下鉄。昨年10月撮影
(2009年 ロイター/Lee Jae - Won)

ロイター 2009年 04月19日 09:39 JST
四方田犬彦 どちらが死の天使か(MSN産経ニュース) [2009年04月19日(Sun)]
2009(平成21)年04月19日(日)
MSN産経ニュース
ニューストップ>エンタメ>芸能界

【邂逅 カルチャー時評】
四方田犬彦 どちらが死の天使か
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/090419/tnr0904190819002-n1.htm

不思議な芝居を観(み)た。

20人近い女子高生が階段教室で好き勝手にお喋(しゃべ)りを
している。なんということもない平和な放課後だ。

そこに老女が1人やって来て、自分は転校生だと名乗る。
けれども彼女は自分が転校生になった原因を説明できず、
明日のこともわからないという。
どうやら認知症を患っているようだ。

女子高生たちは最初のうち気味悪がっていたが、
やがて打ち解けあい、彼女を仲間に入れてお喋りが再開される。

みんながいなくなった教室の窓から、1人の少女が自殺する。
けれども誰もそれに気を留めようとしない…。

平田オリザが脚本を書き、飴屋法水(あめや・のりみず)が演出
した『転校生』という作品である。
3月終わりに東京芸術劇場に足を運ぶまでは、
正直にいってこの2人の組み合わせが信じられなかった。

平田は日常的な科白(せりふ)の間と間に深淵(しんえん)を
感じさせる地味な作風。
飴屋はグロテスクなスペクタクル志向。
まるで水と油ではないかと予想したのである。



だがそれは杞憂(きゆう)だった。

飴屋は物語を胎児の誕生と死をめぐる寓意劇に読み替え、
みごとな騙(だま)し絵を作り上げた。

謎の老女は死神なのか。いや女子高生たちこそが、
彼女を冥府(めいふ)へと導いてゆく死の天使たちなのか。

それともすべては、人間が誕生する前の胎児が母胎で示す
身じろぎにすぎないのか。
さまざまな疑問が重なり合って、舞台全体を謎めいたものに
している。

大林宣彦の初期に『ハウス』という幽霊屋敷もののホラー映画
があるが、『転校生』はひょっとしたらその巧妙なリメイク
なのかもしれない。(明治学院大学教授)

MSN産経ニュース 2009.04.19 08:18
“ハウジングプア”電話相談(NHK首都圏放送センター) [2009年04月19日(Sun)]
2009(平成21)年04月19日
NHKオンライン
トップ>ニュース/報道>各地のニュース>首都圏

“ハウジングプア”電話相談
http://www.nhk.or.jp/shutoken/lnews/03.html

景気の悪化で、仕事とともに住む場所まで失うケースをなくして
いこうと、19日朝から、無料の電話相談が行われています。

電話相談は、景気の悪化で派遣契約を打ち切られたり、収入が
減ったりして住む場所まで失う、いわゆるハウジングプアを
なくそうと、東京の支援団体が行っています。

東京・池袋の弁護士事務所には、
「業者から立ち退きを迫られ荷物を持って行かれた」
といった相談が寄せられ、弁護士らがアドバイスをしていました。

住む場所を失うと、履歴書で「住所不定」となってしまうため、
次の仕事探しも難しくなるということで、支援団体の
稲葉 剛さんは、
「この電話相談で、ハウジングプアに陥る人の増加を
少しでも食い止めたいと思います」
と話しています。

この電話相談は無料で、19日午後6時まで受け付けています。
電話番号は0120−442−423です。

NHK首都圏放送センター 2009年4月19日 12時22分更新
| 次へ
プロフィール

黒水 宣行さんの画像
黒水 宣行
プロフィール
ブログ
リンク集
最新コメント
最新トラックバック