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NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
■ TEL 0985(77)9090
■ 毎週 日・水・金曜日
   午後8時から午後11時まで(3時間)


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災害から身を守れ、病院が患者に「減災塾」(医療介護CBニュース) [2009年03月14日(Sat)]
医療機関からの、いわゆる教育活動には、
「こころのケアナース」活動などさまざまな
ものがある。以下の取り組みも興味深い。

熱意を持ち続け、多忙な中にも工夫や改善を絶やさない
医療機関スタッフの工夫や取り組みに応える社会で
ありたいと願う。

以下、引用

*******

2009(平成21)年03月14日(土)
医療介護CBニュース(キャリアブレイン)
ニューストップ>

災害から身を守れ、病院が患者に「減災塾」
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/21073.html;jsessionid=4A452C93CB0F853493F56310823AFFF0



あなたは、自分と大切な人の命を守れますか―。
東京都内2か所の基幹災害医療センターの1つに指定されている
都立広尾病院は昨年秋から、外来患者に応急処置の方法などを
教える「減災塾」を開いている。

QC(業務改善、効率化などの取り組み)サークル活動の一環で、
2月に開かれた都の発表会では、217サークルの中から最優秀賞
に選ばれた。

災害時に被害を受けやすいと言われる慢性疾患の患者からも
好評で、リーダー役で災害担当看護長の佐藤亜也子さんは、
「自分で自分の身を守る意識を持つ手助けになれば」
と期待を寄せている。(敦賀陽平)

「これから『減災塾』が始まります。どうぞご覧ください」。
病院1階のフロア一角にメンバーの声が響くと、1人、また1人
といすに腰を下ろした。この日の受講生は4人。

「木曜は患者さんの数が少ないんです。いつも10人前後は
集まります」

と佐藤さんは言うが、通路を行き交う患者も足を止め、
講習会の様子に目を向ける。「減災塾」の始まりだ。

■     ■     ■

広尾病院は今年度から、医療従事者を対象とした「災害研修」、
地域住民らを対象とした「Open Campus Hiroo」を相次いで開催し、
災害時に役立つ知識や技術を伝える取り組みを始めた。

だがスタート時、「災害弱者」になる可能性が高いとされる
外来患者を対象とした講習は開かれていなかった。

「よく言われる『自助、互助、公助』のうち、互助と公助に
関する活動は始まっていましたが、自助がまだでした。
外来の患者さんに、自分で自分の身を守る意識を持ってもらう
よう働きかけることも、基幹災害医療センターで働く
わたしたちの役割だと思ったんです」。

佐藤さんは、「減災塾」が始まった経緯をそう話す。

講習内容は、
(1)災害に対する備え
(2)直接・間接止血法
(3)骨折時の対応

―の3部構成。
(1)は慢性疾患の患者が内服薬を備蓄することなど、
災害時の持ち出し品や予備知識、
(2)が止血法の知識やポイント、
(3)では三角巾や日用品を使った応急手当て

―について、それぞれの内容をイラストや写真などで分かりやすく
解説したポケットサイズの冊子も作成した。



「減災塾」のメンバーは看護師3人、助産師1人の計4人。
講習は1回15分程度(1日2回)だが、担当者の数が少ないため、
不定期でやらざるを得ないのが悩みの種だ。

佐藤さんは、
「3部すべてを聞いてほしいので、事前にスケジュールを
決められればよいのですが…」
と嘆く。

日頃から災害に備えることは重要だ。
例えば、血液の凝固や血栓ができるのを抑える「ワーファリン」
の服用者は、服用が1回抜けるだけでも危険な場合があるため、
万が一に備えて薬を用意しておく必要がある。

「止血ができなければ、病院にたどり着く前に亡くなる可能性も
ありますが、きちんと血を止めて病院に来れば、何とかなるかも
しれない」。

佐藤さんは応急処置の大切さを強く訴えた。

■     ■     ■



「巻く時はきつ過ぎないように、相手に確認しながら
行いましょう」。

病院1階のフロア一角。講師役の助産師、清水 緑さんが
三角巾を両手に広げ、応急手当ての方法について説明していた。

6回目を迎えたこの日のテーマは「骨折時の対応」。
三角巾を使った手当ての仕方のほか、雑誌などの日用品を代用した
副え木の当て方も指導し、患者が看護師を相手に実践する場面も
あった。

「聞いているだけでは覚えないので、実践していただくように
しています。忘れないように、繰り返し来ていただければ」

と佐藤さん。講習を終えた清水さんは
「毎回、違った反応があるので、やっていて楽しいです」
と目を細めた。

2年前にくも膜下出血で倒れ、この日外来に訪れていた
都内在住の60歳代の女性は、

「転んで手を突いて、骨折することもあるかもしれません。
こういうことは忘れてしまうので、ぼけ防止のために
参加しました」

と笑顔を見せていた。

更新:2009/03/14 15:00   キャリアブレイン

*******

以上、引用終わり
独りで抱えず、誰かに助けを求める(医療介護ニュース)(読売新聞) [2009年03月14日(Sat)]
2009(平成21)03月14日(土)
医療介護CBニュース(キャリアブレイン)
トップ>ニュース>話題・特集>医療羅針盤

独りで抱えず、誰かに助けを求める

【第53回】
本間清文さん
(「介護支援所ファイト」運営、独立ケアマネジャー)
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/21053.html



東京都中野区で独立型のケアマネジャーとして奮闘する
本間清文さんは、個々の利用者に「尊厳のあるケア」を提供する
方法に思いを巡らしている。

それでも、
「わたしたち、ケアマネや介護職は、利用者本人や家族以上に
当人の問題を背負えない」
と言う。

また、自分の力を超えるような問題は、独りで抱え込まず、
誰かに助けを求めることも大事と、介護の現場にさまざまな
アイデアを持ち込む本間さんに、
「教科書が教えてくれないケアマネジメント」
について聞いてみた。(大戸豊)

■世界平和よりも家庭の平和が大事

−どうして介護の世界に入ることになったのですか。

「世界平和よりも家庭の平和が大事」というのが、わたしの
モットーです。子供のころ、家では今でいうドメスティック・
バイオレンスがあったりして、そのことは今でも記憶の底に
こびり付いています。
虐待を受ける高齢者などは自分の記憶と重なるように思えます。

大学で演劇をしていたのですが、卒業して地方の新聞社に入り
ました。そこではコミュニケーションが取れず、自分も他人も
信じられない人間不信の状態でした。

かなり追い詰められて、
「他人を信じることができる」
ためには、
「まず、自分で自分を信じられる人間になろう」
と思いました。

−そこで会社を辞めたのですね。

新宿の路上で独り、前衛の舞踏みたいなことをしていました(笑)。
やるところまでやったと思ったころ、人に優しくすることが、
今の自分にできているのかと考えました。
そこで福祉に進もうとしたんです。どうせ行くなら、一番大変そう
な特養に。
当時は、「社会の果て」みたいなイメージがありましたね。

−訪問介護を「ジャングル」と言っています。

施設は仲間が周りにいますが、在宅はそうはいきません。
“促成栽培”のヘルパーが行ける場所ではないのです。
といっても人が定着しないので、いきなり放り出されてしまいます
が…。

今の介護報酬体系では常勤で雇えないので、非常勤や登録ヘルパー
が中心になります。
週1回で1、2時間の仕事だけの小遣い稼ぎ感覚の人も少なく
ありません。専門性を身に付けている職業なのに、これでは
プロ意識など持てないし、辞めてしまいますよ。

■現場に「気に掛けている」と伝える

−ケアマネジャーは、訪問介護の現場とどうつながるのでしょうか。

認知症の女性と息子で暮らすケースを持ちました。
息子がどうしても自分の時間が欲しいと、ヘルパーに単純な見守り
を介護保険適用でない自費で頼んできました。

女性は認知症がかなり進んでいて、会話すら成り立ちません。
担当したヘルパーの仕事はただ1、2時間そこにいるだけなん
です。本当に苦痛だと思うんです。

ケアマネジャーならば、そのヘルパーがつらくないか想像すること
が大切だと思うんです。
サービス提供責任者にヘルパーが精神的につらくないか聞いて
みる。現場に聞くだけで違います。

「気に掛けているよ」
というサインを投げることが大事なんです。

−介護は
「優しさだけでできるサービスではない」
と著書の中で書いています。

家族の関係がどろどろになってしまい、それを解消するために
ヘルパーを入れる場合があるのですが、なおさら家族関係が悪化
することもあります。

仕事として家族の中に入ることは簡単なのですが、結果的に家族
を壊してしまうこともあるのです。
人生最後の時間に、頼れるのはやはり家族ということも多いと
思います。安易にわたしたちが手を差し伸べるのではなく、
まず様子を見ることも必要だと思います。

たとえ、それまで家族関係が悪かった家庭でも、介護をきっかけ
に関係が修復されることもあります。
ケースによっては、あえて厳しく
「ここにわたしたちは入れません」
とサービスを断ることもあります。

−若い人であれば、そのあたりの見極めは難しいのかもしれません。

場数を踏む必要もあるでしょう。精神的に厳しくなることもあると
思います。

わたしは難しいケースを独りで抱え込まないようにしています。
常にチームに情報を流し、共有化していく。親戚やソーシャル
ワーカーなどにも、
「今こんな状況で、こうしたいと思います」
と逐一、伝えていますね。

■人は自然現象には勝てない
−チームをまとめるのは大変でしょう。

利用者の家族がしっかりと意見や考えを持っている場合など、
ケアマネジャーがチームを編成しなくても、おのずとチームは
まとまっていくと思います。

認知症の独居の人や老老介護など、“中心”がはっきりしない場合
はしんどくて、ケアマネジャーが真ん中にいる必要があります。
それでも、解決できないケースはあります。
それはそれとして受け止めています。
そこで無理をしても、チームはうまく回りません。

ケアマネの力がないというのではなく、利用者の生命力が老化や
認知症によって落ちる結果だと考えます。
こま回しと同様、芯が安定していなければ全体がうまく回らない
のは当然のことです。人は自然現象には勝てません。

−それでも、頑張り過ぎてしまうこともあるのでは。

一度仕事で“燃え尽き”かけました。本当につらくて、自分だけ
では何にも解決できないと悟りました。
自分の力を超えてしまった問題は、誰かに助けを求めるか、
必要な人を紹介していくようにしています。

−独立型のケアマネジャーとして心掛けていることは。

フリーになると、無理はできません。つぶれてしまいますから。
自分を生かすためには、自分ができることとできないことを知る
ように心掛けています。
独りでやっていますが、大勢の仲間に電話で頻繁に相談しています
よ。上から物を言っても、ケアチームが動いてくれませんし。

−現場で働く介護職にメッセージをお願いします。

介護に向けられる世間の目が冷たい中、現場で戦っているだけでも
誇りと自信を持っていいのではないでしょうか。
自分を愛せないと、他者に対しても尊厳を持てないと思います。

もちろん、生活のためには割り切りも時には必要です。
自分なりの理念と現実生活との着地点をどこで見いだすかは、
極めて個人的な事柄です。

ただ、個人的には、このように閉塞感に包まれた介護業界だから
こそ、非常に大きなチャンスが内在していると感じています。

【略歴】
1969年兵庫県生まれ。特養ホーム、デイサービス、
社会福祉協議会などを経て、専任の介護支援専門員になる。

東京都中野区に独立型の居宅介護支援事業所
「介護支援所ファイト」を設立。

著書に「教科書が教えてくれないケアマネ業務」(雲母書房)
がある。ホームページ「ファイトほんまの介護支援!」も運営する。
http://www.geocities.jp/fight001honma/

更新:2009/03/14 12:00 キャリアブレイン
「うつ病」内科で薬処方 使い方誤り攻撃性増す?(J-CASTニュース) [2009年03月14日(Sat)]
2009(平成21)年03月14日(土)
J−CASTニュース
ホーム>ニュース>社会

「うつ病」内科で薬処方 使い方誤り攻撃性増す?
http://www.j-cast.com/2009/03/14037495.html

副作用が少ないと人気の抗うつ薬SSRIを服用し、暴力などの
攻撃性が高まった疑いもある症例が4年半で42件報告されて
いたことが分かった。

厚労省では、初期症状の患者らが精神科を敬遠して内科に
かかり、使い方を誤って逆に副作用が強く出た可能性もあると
みている。うつ病患者が社会から誤解を持たれないためにも、
抜本的な対策が求められそうだ。

副作用少ないSSRI、「攻撃性」疑い42件も

うつ病の初期のころは、精神科へ行くのに抵抗がある人は多い。
自覚症状がなく、動悸がするなどの体の異常を訴える場合もある。
そして、まず内科にかかることになる。

そこでは、パキシルなどの「SSRI(選択的セロトニン再取り
込み阻害薬)」が使われることが多い。
効果的な抗うつ薬として一般的な「三環系」と違って副作用が
きつくなく、仕事や家事をしてもらいながら治療できるため、
使いやすいからだ。

ところが、そのSSRIにも、攻撃性を増したりするような副作用
が出る可能性があることが分かった。
SSRIは、日本では、シェア5割のパキシルのほか、ルボックス、
デプロメール、ジェイゾロフトの計4製品がある。

それらの製造販売元の各製薬会社は、医師からの副作用報告を
医薬品医療機器総合機構に上げており、それが2008年秋まで
の4年半に、前述のような副作用も疑われる症例が42件も
あったというのだ。

これは、業界紙の医薬経済社が08年9月に同機構に情報公開
請求した結果、同12月に公開され、09年3月に入って
同紙がその内容を報じたものだ。

それによると、人を実際に傷つけ刑事事件にもなったケースが
6件あり、うち1件は妻を殺害したものだった。

殺害したのは、認知症にもかかっていた70歳代の男性で、
パキシル服用後のことだった。
ほかに、妻の頭を金属類で殴って重傷を負わせた45歳の男性も
いた。

傷つけるまではいかなくても、その恐れがあったのが13件。
「このままでは人を殺してしまう。刑務所に入れてくれ」
と望んだ男子高校生やバイクを蹴ったりする人もいた。
残る23件は、興奮してイライラするなどしたケースだった。

気分が上がってくるときの服用は危険

SSRIは、1999年に日本で承認され、パキシルは
2000年から発売された。
今では、100万人以上が使うほどSSRIがポピュラーに
なったが、副作用が少ないというのは間違っていたのか。

この疑問に対し、厚労省医薬食品局の安全対策課長は、
こう説明する。

「うつ病の方は、いつも沈んでいるわけではなく、波があって、
気分が上がってくるときがあります。
そのような状態でSSRIを服用すると、気分を増幅させる危険
があるのです。
そして、半端ではない興奮状態になったり、怒りっぽくなったり、
ときには人を傷つけたりするかもしれません。また、自殺リスク
が上がることもありえます」

つまり、精神状態を見て使わないと、意外な副作用が出てくると
いうことだ。

古典的な三環系は、使い方が難しいので、扱いに慣れている
精神科の専門医が処方する場合がほとんど。

ところが、SSRIは、副作用がきつくないので、
内科医でも処方され、十分な注意喚起がないまま、
気分が上がってくるときに使われている恐れがあるというのだ。

ただ、うつ病患者は、薬を服用しなくても、気分が上向いている
ときなどに攻撃的になることがあるとされる。
服用しなければ、自殺の危険も強い。従って、他害行為や自殺を
防ぐためにも、投薬治療は必要だ。

大切なのは、SSRIは、前述のように使い方を誤ると、
副作用として「攻撃的反応」を増幅させると注意喚起することの
ようだ。

厚労省は、どのように対応するのか。

これに対し、前出の安全対策課長は、こう説明する。

「確かに、怖くなって薬を飲むのを止めたり、うつ病患者は危ない
と思う人が出たりすると、害が大きいと思います。
本来なら、精神科の専門医によく聞くのが大切でしょう。
しかし、抵抗がある人もいて、呼びかけだけでは難しいと思って
います。
そこで、内科医などにも人を傷つけるような副作用の可能性が
あることを注意喚起してもらうよう、何らかの対策を検討して
います」

2009/3/14(土) J−CASTニュース



【参考】

2009(平成21)年02月21日(土)
毎日新聞 大阪朝刊
トップ>ライフスタイル>健康>病を知る>うつ 50話

続・うつ50話:第48話 薬へのよくある質問
http://mainichi.jp/life/health/yamai/utsu/news/20090221ddn035070029000c.html

うつ病の治療では、休養、薬物療法、精神療法が3本柱です。
しかし、多くの方から質問を受けるのは薬物療法についてです。
「この薬であっているの?」
「薬はいつまで続けるの?」
「長く飲むと副作用で将来苦しむのでは? 
 依存症になるのでは?」

というものから、

「別の医者から出された薬をインターネットで調べたら、
てんかんや幻覚妄想を抑える薬が含まれていた。
怖くなってここへ相談に来た」

というものまでさまざまです。

初診での薬物選択は症状に加え、年齢、体格、服薬歴などを
参考に行います。
薬の維持量が決まるまでには、何回か量や種類の変更があります。

一過性の副作用が効果より先に出る場合もありますので、
薬による身体的・精神的変化に注意し、診察時には積極的に報告・
相談することが必要です。

服薬期間の決定には症状改善だけではなく、再発予防も含まれて
います。
そのため、よく似た症状でも服薬期間は数カ月から数年まで
患者さんの状態により異なります。
定期的に血液検査などを行えば副作用の心配も軽減されます。

勝手に服薬を中断すると、離脱症状や症状悪化をきたし、
減薬に不安を生じて治療が長期化することもあります。

インターネットは便利でさまざまな情報を得ることができます。
服用している薬を調べると、てんかんの薬、幻覚妄想に対する薬、
甲状腺ホルモンなどの場合があります。

抗うつ薬の効果が不十分だった場合、これらの薬を加えて症状の
改善を期待することもあります。

インターネットだけでなく主治医に十分相談し、正しい知識を得て
薬物療法を継続することがうつ病の治療には大切です。

次回は適応障害とうつについて。

(大阪市立大大学院医学研究科准教授・神経精神医学、井上幸紀)

【関連記事】
続・うつ50話:第47話 復職に失敗しない
続・うつ50話:第46話 再発防止と予防
続・うつ50話:第45話 中途半端な治療は…
続・うつ50話:第44話 喪失体験の後に
続・うつ50話:第43話 慢性疲労症候群とは

毎日新聞 2009年02月21日 大阪朝刊
自民・笹川氏:うつ病巡り、誤解招きかねない発言 等(毎日、時事ドットコム、J-CASTニュース、プレジデントロイター) [2009年03月14日(Sat)]
ことばの問題は、本当にむずかしい。
良かれと思って、分かりやすくシンプルに率直に
説明しなければと思うあまり、誤解を招いてしまうこともある。

「うつ病≒気が弱い」という図式は、単純化し過ぎを通り越し、
当事者を含む多くの方々から誤解を招きやすいかも知れない。

うつ病はだれにでも起こりうる病気だと、多くの方に理解して
いただきたい。

詐病(病気のフリをする)の方など、ほんのごく一部の例外は
あろうが、多くのうつ病の方は本当に困っている。

以下、引用

*******

2009(平成21)年03月14日(土)
毎日新聞
トップ>ニュースセレクト>政治

自民・笹川氏:うつ病巡り、誤解招きかねない発言 
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090315k0000m010061000c.html

自民党の笹川尭総務会長は14日、大分市であった党大分県連の
大会で講演し、
「うつ病で休む教員が多いが、国会議員には1人もいない。
気が弱ければ務まらない」

などと、うつ病に対する誤解を招くような発言をした。

中山成彬・前国土交通相が、日教組や大分県の教育について
批判したことに触れる中で述べた。
笹川会長は

「(教員には)自民党を支持する人ばかり作ってくれと言ってる
わけではない。良識ある人を作ってほしいということ。
知識だけでなく知恵がないと苦しい時に我慢できず、
ばたっと突き当たる」

と続けた後、この発言をした。



2009(平成21)年03月14日(土)
時事ドットコム(時事通信社)
ホーム>政治・行政

うつ病の教師「気が弱い」=自民・笹川氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009031400288

自民党の笹川堯総務会長は14日、大分市内での同党県連大会で、
「今、学校では、うつ病で休業を続ける先生がたくさんいる。
国会議員の中には(そういう人は)1人もいない。
そんなに気が弱かったら務まらない」

と述べた。

うつ病の人や教師に対する理解のない発言とも受け取れ、
批判が出る可能性もある。(了)

(2009/03/14-18:44)



2009(平成21)年03月16日(月)
J−CASTニュース
ホーム>ニュース>社会

笹川総務会長のトンデモ発言
「国会議員はうつ病にならない」
http://www.j-cast.com/2009/03/16037728.html

自民党の笹川尭総務会長は2009年3月14日に大分市内で行われた
党大分県連の大会で、
「国会議員は気が弱くては務まらず、うつ病になる人は1人も
いない」

と発言し、波紋が広がっている。
厚生労働省などによると、誰でもかかる可能性があり、しかも、
過去に自殺した国会議員にはうつ病と見られるケースもある
からだ。

「誰でもかかる可能性がある」

笹川氏は以下のように発言したという。

「今、うつ病で休業している先生(教師)がたくさんいらっしゃる。
国会議員には1人もいない。そんな気が弱かったら務まりません
から」

厚生労働省の調査によると、うつ病などの気分障害にかかる割合
は5〜6人に1人。また、患者の3/4は治療を受けていない。
かかりやすいのは、
「几帳面で真面目、責任感が強い」
「考え方に柔軟性が乏しい」
「開き直りができない」

という人だが、
「特別な人がかかる病気ではなく、誰でもかかる可能性がある」
と報告されている。心配や過労、ストレスが続いたり、孤独や
孤立感が強くなったり、将来への希望が見出せないと感じた時に、
かかりやすくなるそうだ。

主な症状は、何事にも興味がわかず楽しくない、寝つきが悪くて
朝早く目覚める、食欲がなくなるなど。仕事の能率が低下し、
ミスが増えたり、飲酒量が増えたり、外出をしなくなる、
といった周囲が気づくサインもある。

最悪の場合、自殺をすることもあり、疑いがあれば早期に治療を
受ける必要がある。

うつ病は身近で深刻な問題で、多くの人がかかっているにも
かかわらず、笹川氏のように誤解している人が多い。

自殺した議員も、直前にうつ病やうつ状態の可能性

国会議員も例外ではない。

中川前財務大臣の父・中川一郎氏は1983年、札幌パークホテルの
バスルームで自殺した。安倍内閣で農林水産大臣を務めた
松岡利勝氏は在任中の2007年5月28日、衆議院議員宿舎で首つり
自殺を図った。元民主党衆院議員・永田寿康氏は09年1月3日、
北九州市内のマンションから飛び降り、搬送先の病院で死亡。
家族あての遺書のようなノートと空になった焼酎の紙パックが
残されており、自殺を図ったとみられる。市内の病院に入院中の
ことだった。

3氏とも自殺前の様子から、うつ病やうつ状態だった可能性は
強いとみられている。

精神科医の和田秀樹さんは自身のブログで、
「中川さん(中川昭一氏)がうつの可能性があるのではないか」
「安倍前総理がやめるような状態になったのはうつ病のせいだ」
などと発言している。

また、
「首相就任時から5キロ近くも痩せた」
「最近、よく眠れないらしい」
などと体調面が心配されている麻生首相についても、
「週刊新潮」09年2月26日号で、「鬱によく見られる症状」が
出ていると指摘している。

いずれも、うつ病かどうか断定はできないが、現職の議員でも
無縁とはいえないのは間違いない。

一方、笹川氏の発言を受けて、日本生物学的精神医学会の
倉知正佳理事長らは3月15日、
「うつ病と気の強さ弱さとの関係は指摘されていない。
誰でもなりうる病気だ」

というコメントを出した、と各紙が報じている。

自殺者の多くが直前にうつ病やうつ状態であることも指摘し、
患者の苦しみを理解するよう訴えている。

2009(平成21)年03月16日(月)



2009(平成21)年03月14日(土)
プレジデントロイター
トップ>暮らしの裏ワザ事典

暮らしの裏ワザ事典 2009年03月14日

うつ病
プレジデント 2005年10. 3号

誰もが風邪をひくように“心の風邪”といわれる「うつ病」は、
決して特別な病気ではなく、誰にでも起こりうる病気である。
http://president.jp.reuters.com/article/2009/03/14/072CDD26-048A-11DE-85B2-99C03E99CD51.php?rpc=187

医療ジャーナリスト 松井宏夫=文

誰もが風邪をひくように“心の風邪”といわれる「うつ病」は、
決して特別な病気ではなく、誰にでも起こりうる病気である。

「気分が落ち込んで何もする気になれない」
「自分に自信が持てない」
と感じることは誰にでもあるが、それは単なるうつ気分。

うつ病の場合は少なくとも気分の落ち込みが2週間以上続き、
それ以外のうつ症状が複数表れるのが特徴である。

「気分が落ち込む」
以外の症状としては、「不安」「焦燥感」などの感情の乱れがある。それが
「やる気が薄れる」
「根気がない」
などの意欲の低下に結びつき、

「考えがまとまらない」
などと思考力をも低下させてしまう。

さらに、
「眠れない」
「食欲がない」
「だるい」

など体にも不調が表れる。

このようにうつ病の症状は千差万別ではあるが、風邪と同じで
「変だぞ!」
と感じたら、すぐにうつ病を専門とする精神科を受診すべきで
ある。早期発見、早期治療は早期回復を約束してくれる。

また、最近はうつ病の原因が脳内のメカニズム障害にあることが
わかってきた。

人間の脳内には1,000億個にものぼる神経細胞があり、
絶えず情報を伝達し合っている。
より正確に書くと、神経伝達物質の受け渡しによって情報の伝達
が行われている。

そのなかでもセロトニンやノルアドレナリンが重要な働きをして
いる。神経細胞と神経細胞の間にはシナプス(連結部)があり、
そのシナプスに神経細胞からセロトニンやノルアドレナリンが
放出される。すると、それらの物質が次の神経細胞の受容体に
結合し、情報が伝わっていく。

役目を終えたセロトニンなどは元の神経細胞の末端に取り込まれ、
再度シナプスに蓄えられる。このとき80%が蓄えられるので
ある。

ところが、ストレスにさらされ続けるとストレス物質のコルチ
ゾールが増える。これがシナプスにあるセロトニンなどの不足を
引き起こし、うつ病を引き起こすのでは、と考えられている。

この発見が新しい治療薬に結びついている。薬物治療の中心の
抗うつ薬ではSSRI、SNRIが登場した。

SSRIは「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」で、
SNRIは「選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み
阻害薬」の英語の頭文字の略。

ともにシナプスにセロトニンやノルアドレナリンが不足しない
ようにする薬である。

SSRIは効果が早く表れるわりに副作用が少なく、
SNRIはSSRIより効果が高いだけでなく、副作用も少ない
点が注目されている。

一方で、うつに効きすぎて躁状態を引き起こすことが指摘されても
いる。
薬の服用は主治医と充分に話し合い、効果的に使うべきである。

【食生活のワンポイント】

うつ病予防には精神を安定させるセロトニンを減少させないように
するのが不可欠。
そのセロトニンの元になっているのが必須アミノ酸のひとつの
「トリプトファン」である。トリプトファンは体内で作ることが
できないので、食品から摂る以外に方法はない。

いうまでもなく、よりトリプトファンを摂取するには、トリプト
ファンの多く含まれている食材をより多く食事に取り入れること
だ。

●トリプトファンの多く含まれる食材

バナナ、牛乳、チーズ、卵黄、ピーナツ、アーモンド、大豆、
豆腐、納豆、湯葉、マグロ、カツオ、ゴマ、海苔など。

ただし、トリプトファンのみでセロトニンを作っているのではなく、
ビタミンB6、B12、ナイアシン、マグネシウムなどと一緒に
脳内で作っている。つまり、バランスのよい食生活が重要だ。

そのようななかで、
「1日3食の中で必ず豆腐を食べる」
「朝食に必ず海苔を食べる」
「朝食に必ずバナナを食べる」

といった“こだわり”を持つと、セロトニンを減少させず、
うつ病予防に結びつくと思われる。

プロフィール
松井 宏夫
医学ジャーナリスト

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