自殺者:04〜06年比、大幅に減 多重債務対策の成果−−栗原市(毎日新聞/宮城)
[2008年12月02日(Tue)]
2008(平成20)年12月02日(火)
毎日新聞 地方版
トップ>地域ニュース>宮城
自殺者:04〜06年比、
大幅に減 多重債務対策の成果−−栗原市/宮城
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20081202ddlk04040191000c.html
栗原市自殺防止対策連絡協議会
(会長・佐藤勇市長、45機関・団体)
は1日、今年度2回目の会合を開き、
同市の07年の自殺者は22人で、
人口10万人当たりの自殺死亡率は27・5
だったと発表した。
04〜06年に比べ人数、率とも大幅に減ってきた。
07年夏から実施した多重債務対策など
「いのちを守る緊急総合対策」
が成果を上げてきたとみられる。
厚生労働省の人口動態調査概報などによると、
同市の自殺者、自殺死亡率は
04年=36人、43・2▽
05年=40人、48・6▽
06年=26人、32・1。
04、05年とも全国の自治体の中で
高い自殺死亡率だった。
07年の県全体の自殺者は
607人で、率は26・0、
全国では30777人、24・4
だった。
同市は自殺の大きな要因となっている
多重債務対策として
(1)専用電話での相談
(2)債務者への融資制度「栗原市のぞみローン」の創設
(3)仙台弁護士会や県司法書士会築館支部などと
連携した無料債務相談
などを進めている。電話相談は開設時からの
累計(11月28日現在)が452件、
無料債務相談は206件。
のぞみローンの成約は9件で計2052万円になっている。
うつ病など心の病対策でも住民啓発の講演会の開催や
地域のリーダーを対象にした「相談支援者」の養成事業を実施。
市や国、県の機関、医師会、商工会、行政区長会など
市挙げての取り組みが実りつつあるようだ。
【小原博人】
毎日新聞 2008年12月02日 地方版
毎日新聞 地方版
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自殺者:04〜06年比、
大幅に減 多重債務対策の成果−−栗原市/宮城
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20081202ddlk04040191000c.html
栗原市自殺防止対策連絡協議会
(会長・佐藤勇市長、45機関・団体)
は1日、今年度2回目の会合を開き、
同市の07年の自殺者は22人で、
人口10万人当たりの自殺死亡率は27・5
だったと発表した。
04〜06年に比べ人数、率とも大幅に減ってきた。
07年夏から実施した多重債務対策など
「いのちを守る緊急総合対策」
が成果を上げてきたとみられる。
厚生労働省の人口動態調査概報などによると、
同市の自殺者、自殺死亡率は
04年=36人、43・2▽
05年=40人、48・6▽
06年=26人、32・1。
04、05年とも全国の自治体の中で
高い自殺死亡率だった。
07年の県全体の自殺者は
607人で、率は26・0、
全国では30777人、24・4
だった。
同市は自殺の大きな要因となっている
多重債務対策として
(1)専用電話での相談
(2)債務者への融資制度「栗原市のぞみローン」の創設
(3)仙台弁護士会や県司法書士会築館支部などと
連携した無料債務相談
などを進めている。電話相談は開設時からの
累計(11月28日現在)が452件、
無料債務相談は206件。
のぞみローンの成約は9件で計2052万円になっている。
うつ病など心の病対策でも住民啓発の講演会の開催や
地域のリーダーを対象にした「相談支援者」の養成事業を実施。
市や国、県の機関、医師会、商工会、行政区長会など
市挙げての取り組みが実りつつあるようだ。
【小原博人】
毎日新聞 2008年12月02日 地方版