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NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
■ TEL 0985(77)9090
■ 毎週 日・水・金曜日
   午後8時から午後11時まで(3時間)


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来年生誕100年の太宰治、なぜ今人気?(毎日新聞) [2008年12月01日(Mon)]
2008(平成20)年12月01日(月)
毎日新聞 東京朝刊
トップ>ニュースセレクト>話題>質問なるほドリ

質問なるほドリ:
来年生誕100年の太宰治、なぜ今人気?
=回答・棚部秀行
http://mainichi.jp/select/wadai/naruhodori/news/20081201ddm003070182000c.html?link_id=TT001

◆ 来年生誕100年の太宰治、なぜ今人気?
◇ ネット世代の気持ち代弁 ゆかりの地で記念行事も

なるほドリ 作家の太宰治が生まれて、来年でちょうど100年になるそうだね。

記者 はい。太宰は1909年6月19日、
青森県北津軽郡金木村(現在の五所川原市金木町)で、
大地主・津島家の六男として生まれました。
本名は津島修治。坂口安吾や織田作之助らと並び、
無頼派、新戯作派と呼ばれました。
「走れメロス」「人間失格」など数々の名作を発表する一方、
48年、38歳の時に女性と共に玉川上水
(東京都北多摩郡三鷹町、現在の三鷹市)に入水自殺したのも
よく知られています。今年が没後、60年でもあります。

Q 書店に行くと文庫本がよく平積みにされてるよね。今も売れているの。
A 新潮文庫編集部によると、太宰作品の累計販売部数(11月現在)の
トップ3は、「人間失格」(52年刊、615万8000部)、
「斜陽」(50年、350万7000部)、
「走れメロス」(54年、184万5000部)。

新潮文庫全体のベスト10に太宰の小説は2作入っていますが、
2作がベスト10入りしているのは、太宰と夏目漱石の2人だけです。
特に「人間失格」は、夏休みの時期に毎年10万部は売れる
超ロングセラー作品です。
集英社文庫が昨年、「人間失格」の表紙カバーを人気マンガ
「デスノート」の小畑健さんのイラストに替えるなど、
名作を若者にアピールする出版社の動きも奏功しています。

Q なぜ、太宰は現在も読まれ続けるんだろう。
A 東京大大学院の安藤宏准教授(日本近代文学)は、
「(太宰の小説が)現代のネット社会の孤独を体現し、
周囲の人とコミュニケーションを取りづらい若者の気持ちを
代弁しているのではないか」
と分析しています。三鷹市に今年3月オープンした
「太宰治文学サロン」には、11月までに1万7400人が
訪れました。

Q 生誕100年の記念行事にはどんなものがあるの。
A 五所川原市では6月に記念フォーラムやマラソン大会を
予定し、太宰が新婚時代を過ごした甲府市の山梨県立文学館でも、
春に企画展を開く計画です。出版社も新刊や選集の刊行を企画し、
映画製作なども進んでいます。
大きな「太宰ブーム」が巻き起こるかもしれません。

(学芸部)

==============

◇ あなたの質問をお寄せください
〒100−8051(住所不要)
毎日新聞「質問なるほドリ」係(naruhodori@mbx.mainichi.co.jp)

毎日新聞 2008年12月01日 東京朝刊
「過労死110番」、死亡が約2割(医療介護CBニュース) [2008年12月01日(Mon)]
2008(平成20)年12月01日(月)
医療介護CBニュース
ニュース>倒産・事件事故

「過労死110番」、死亡が約2割
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/19391.html

「過労死110番」全国ネットワークと過労死弁護団
全国連絡会議が11月22日に行った
「過労死防止法を! 過労死・過労自殺110番」
の全国一斉電話相談の結果がこのほどまとまった。
24都道府県から寄せられた52件の相談のうち、
死亡が10件と全体の2割近くに上り、
過労死の深刻な実態が浮き彫りとなった。

相談の内訳は、労災補償が19件(うち死亡10件)、
(過労死)予防や働き過ぎが16件、
その他が17件だった。

都道府県別では、大阪の10件を最高に、
北海道の9件、東京、広島の各6件が
上位を占めた。

医療・介護関係では、女性医師から
「病院での実習が毎日泊まり込みで、
2、3時間しか眠れず、うつ病を発症した」
との相談があった。

死亡事例では、
「出張が多い中、出張先で心不全のため亡くなった」(営業職)
のほか、
「新店舗の開店を任され、1日の労働が15時間に及び、
開店1か月後にうつ病で自殺」(男性、職業不詳)、
「勤務内容が変更され、慣れない仕事の中で
長時間労働を行い、自殺」(性別不詳、製造業)、
「上司とうまくいかず、うつ病を発症。
入院中に病院を抜け出して自殺」(男性、製造業)
など、過労自殺に関する相談が相次いだ。

更新:2008/12/01 13:29 キャリアブレイン

支え合う「いのち」 県内・広がる自殺予防の輪 1 多重債務との戦い(秋田魁新報) [2008年12月01日(Mon)]
2008(平成20)年12月01日(月)
秋田魁新報社
トップ>企画・特集>
支え合う「いのち」 県内・広がる自殺予防の輪
http://www.sakigake.jp/p/special/08/inochi_wa/inochi_wa_01.jsp

昨年1年間の自殺者の減少数が62人
(人口動態統計)と全国最多だった本県。
県警のまとめでは、ことしも10月末まで
前年比15人減と、さらに減少傾向が続いている。
行政、大学、民間が連携し活動してきた成果だが、
特に本県の場合、民間団体の活発な取り組みが
自殺予防活動を浸透させている。
悩み相談や居場所づくりなど、広がる自殺予防
の輪を紹介する。

■ 1 多重債務との戦い
http://www.sakigake.jp/p/special/08/inochi_wa/inochi_wa_01.jsp
解決は時間との勝負
法律家への橋渡し役も

「必ず解決できるから安心してください。
もう大丈夫」。
多重債務者の相談に当たる県司法書士会
(鈴木敏夫会長)の司法書士たちが、
力を込めて相談者に伝えるメッセージだ。
同会は、秋田市山王の県司法書士会館など
県内7カ所で電話や面談による無料相談を
受け付けている。
相談件数は年間約700件に上り、
昨年度はそのうち6割近くが多重債務に
関する相談だった。

同会館では毎週水曜日が面談の日。
パーティションで仕切られた会議室で、
当番の2人の司法書士がテーブル越しに
相談者と向き合う。

「返済が滞って借入先から督促を受け、
かなりプレッシャーを感じて訪れる人が多い。
その気持ちをまず和らげてあげることが大切」
と同会副会長の菊地喜久雄さん(50)。

追い込まれた相談者の中に、自殺を考える人
がいかに多いかを肌身で感じる。
相談者の債務整理を受任したことを借入先
に知らせるなどして、どれだけ早く督促を
止めることができるか。
問題解決は時間との勝負でもある。

自責の念に苦しんだり、無気力に陥って
しまったり、逆に平静さを装っていたりと、
相談者はすべて異なり、抱える事情も
さまざまだ。
「揺れ動く心をどこまで理解してあげられるか。
法律だけでなく、カウンセリングの知識も
求められている」
と菊地さん。

他方、債務問題に一定の見通しがつけば、
悩みはかなり軽減されるのでは、とも思う。
「(問題を抱える人が)何とか法律家の
ところにたどり着いてほしい」
と願った。

こうした法律家への橋渡し役に徹し、
多重債務者の相談に当たる人もいる。
秋田市の「NPO秋田新生活相談所」代表の
齊藤信行さん(68)。
3年前にボランティアで相談を始め、
事務ブースを借りる秋田市上北手の遊学舎を
拠点に、これまで200人以上と面談してきた。

「一般の人にはやや敷居が高いようで、
相談するにしても真っすぐ法律家に、
とはいかないようだ」
と齊藤さん。背景にあるのは「自責の念」。
「法律家に相談して、(借金について)
自分の非を責められたらどうしようと、
心配してしまう人も多い」。
そうした誤解を解いてあげるには、
自分のような「前座」が必要と考えている。

齊藤さんは
「多重債務は幽霊と同じ。知識がなく
分からないから怖く感じる」
と言う。
解決に向けて取り得る手段や将来への影響
などを具体的に考え、先が見通せるように
なったときに、初めて行動を起こすことが
できるという。

家々にちらしを配り、活動をPRする。
何カ月も迷ったのか、折り畳んでぼろぼろに
なったちらしを持って相談に来た人がいる。
死に場所を求めて車で山間部をさまよったと
いうお年寄りが、ポストに入ったちらしを
見てわらにもすがる思いで相談に来たこともあった。
橋渡し役は自殺予防の「最前線」でもある。

▽ 県司法書士会総合相談センター秋田
  TEL018・824・0055
  (月―金曜日の午後1―3時)
▽ NPO秋田新生活相談所
  TEL018・839・3967
  (午前9時―午後6時)



写真:
多重債務者の相談に当たる司法書士。
「必ず解決できます」
とメッセージ を伝える=県司法書士館

(秋田魁新報社 2008.12.1付)
【ひむかの人】津曲久美さん 不明の親友「生きていて」(朝日新聞/宮崎) [2008年12月01日(Mon)]
東国原知事がいつも青いネクタイピンを
付けておられるのを見てはいたが、
たいへん恥ずかしながら、
宮崎県からの拉致被害者の問題には疎かった;

村上龍さんの小説『半島を出よ(上・下)』を読んで、
北朝鮮という国のことを体感的に感じることができた。

岩本美代子さんがなんとか生き抜かれて、
ぶじにふるさとに戻って欲しい。

以下、引用

*******

2008(平成20)年12月01日(月)
朝日新聞
asahi.com>マイタウン>宮崎

企画特集
【ひむかの人】津曲久美さん 不明の親友「生きていて」
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120812010001



自宅を訪ねてきた親友の最後の言葉は、
「また今度、カラオケに行こう」
だった。いつも通りの会話、普段通りの明るい表情だった。
それから2週間後、宮崎市佐土原町内の海岸で鍵のついた
軽乗用車を残したまま、親友は行方不明になった。
95年11月のことだった。

親友の名は元会社員の岩本美代子さん(当時36)。
北朝鮮による拉致被害を調べている特定失踪(しっ・そう)者
問題調査会が03年、
「拉致の可能性が高い」
特定失踪者と発表した。行方不明から13年がたった11月5日、
同級生の仲間3人と
「美代ちゃんの失踪を考える33の会」
を結成した。

岩本さんとは小学校時代に出会い、高校を卒業、就職してからも
年に数回は泊まりがけの旅行をして、親交を深めてきた。
だが、岩本さんは突然、行方不明になった。
「自殺と思ったこともあった。ただ、悩んでいるそぶりは全くなかった。
恋人もいて幸せだったはず」
と振り返る。

会の名称「33」には、昭和33年生まれの岩本さんが、
「太陽がさんさんと降り注ぐ場所で、元気に生きていてほしい」
という願いを込めた。
「拉致の可能性が出てきてからは、どこかで必ず生きていると
いう思いが強くなった」
と力を込める。

会を結成した日には佐土原町内で、国に対して拉致なのかどうか
真相究明を求める署名を募った。
拉致被害者の救出活動の象徴であるブルーリボンにあやかって、
メンバー全員がブルーのスカーフを巻いた。
同級生だけでなく、見ず知らずの人までが賛同の署名を寄せ、
最終的に1011人分が集まった。

今後は同級生を中心に運動への参加を呼びかけ、
毎年11月5日には署名活動を続ける予定にしている。
「少しでも多くの人に美代ちゃんのことを知ってほしい」

(平塚 学)

2008年12月01日

*******

以上、引用終わり
地方病院を総合医の養成拠点に(医療介護CBニュース) [2008年12月01日(Mon)]
2008(平成20)年12月01日(月)
医療介護CBニュース
トップ>ニュース>厚労省他>タイアップ記事

地方病院を総合医の養成拠点に
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/19434.html



石原晋さんが島根県邑南町の公立邑智病院(一般病床98床)の
院長に就任して1年半がたった。当初は5割を割り込んでいた
病床利用率が7割台に回復するなど、改革の成果が表れ始めている。
院長としてこれまで最も重視してきたのが、
「助け合い、教え合い」
の精神だ。石原さんは
「特定の専門分野に固執しない、何でもできるジェネラリスト集団を
目指したい」
と話している。

【関連記事】
目標は地域ぐるみの脳卒中予防
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/18477.html

島根県の医師招聘、情報提供に重点
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/17115.html

■ 小児科医らが透析当番に
石原さんは毎朝、病院近くに建てた、いおりから通って来る。
邑智病院の周辺は、冬は一面の銀世界に包まれる。
しかし春の訪れとともに、今度は咲き乱れる花々に彩られる。
石原さんは気が向くとカメラを構え、シャッターを押す。
「病院の周りは毎日、景色が変わって興味が尽きない。
もっと早く帰って来ればよかった」。



石原さんは、1975年に広島大を卒業して以来、救命救急医として
超急性期医療の第一線に携わってきた。
しかし2006年秋、故郷である邑南町の町長から邑智病院院長への
就任要請を受け、悩んだ末に
「ここらで人生をリセットしたい」
と応諾した。

院長に就任して、これまであまり付き合う機会がなかった
自治医科大出身の「総合内科医」たちの奮闘ぶりに驚かされた。
「これは専門外だ」
という言葉を吐かずに、何とか自分たちで対応しようとする。
石原さんは、自分が携わってきた救急医療の専門性がこれに加われば、
新しい展開が望めると感じている。

ただ、全国で深刻化する医師不足の問題は、邑智病院にとっても
例外ではない。泌尿器科と外科の勤務医は共に1人のみ。
石原さんが就任した当初、泌尿器科では1人の医師がすべての透析を
こなし、外科では手術にも満足に対応し切れていなかった。

特に泌尿器科では、唯一の勤務医が満足に休みも取れず、学会にも
参加できずにいた。そこで他の専門領域の医師に対し、研修をおこなって
透析業務に協力することを呼びかけると、各診療科から名乗りが上がった。
このため今では、小児科など各科の医師たちも加わり、透析の当番をしている。

また、外科系各科の医師が相互に協力して手術チームを組む体制も整備。
外科の手術に麻酔科医や泌尿器科医らが助手として参加するようになった。
これによって、従来は敬遠せざるを得なかった全身麻酔下での大きな
開腹手術にも対応できるようになった。

さらに看護師や臨床検査技師、薬剤師らの業務範囲にもメスを入れた。
当初は医師が担当していた超音波検査業務を臨床検査技師にカバーさせたり、
病棟での与薬・点滴業務を看護師から薬剤師に振り分けたりと、職種間の
相互支援の幅を広げた。

一連の見直しに伴い、各職種では本来業務の割合が格段に高まった。
これがスタッフの満足につながっていると、石原さんはみている。

燃え尽きた勤務医が病院から去る「医療崩壊」が叫ばれる時代。
石原さんは、今後も当面は勤務医不足の解消は望めないとみている。
しかし、希望は失っていない。
「『助け合い、教え合い』で専門性のすき間を埋めていけば、かなりのこと
ができるはずだ」

邑智病院では、消化器内視鏡や心エコー、気管支鏡など内科全般の業務を
1人の内科医がこなす。石原さんは
「この病院を総合医養成の拠点にして、何でもできるジェネラリストを
育てたい」
と話す。

より深刻な医師不足に悩まされているからこそ、地方の病院が都市部の
モデルケースになりうると考えている。

■ 「助け合い、教え合い」の精神、地域全体に
石原さんは就任以来、地域連携室を立ち上げ、急性期病院としての
自院の機能を積極的にアピールし始めた。地域内の連携体制を築くため、
邑智郡内のすべての病院や診療所、介護・福祉施設が参加する
「邑智郡地域連携会議」
も設置。さらに、地区医師会に呼び掛けて施設ごとの得意分野を整理した。

互いの施設担当者の顔すら知らずにいた地域に、
「助け合い、教え合い」
の精神が広がり始めた。すると、当初は4割台に低迷していた邑智病院の
病床利用率も、7割以上に跳ね上がった。

地域の重症患者はかつて、遠方の出雲地方や県外の医療機関を受診せざるを
得なかった。
「だけど、重症患者に対応できるだけの機能はもともと地域の中にあった。
それならば、連携を充実させて各施設の機能を十分に引き出せばいい」

地域内の医療ニーズの8割程度に対応できるようになることが、石原さん
たちの目標だ。



更新:2008/12/01 19:09   キャリアブレイン
自殺者全国最多の増加 上半期28人 電話相談呼びかけ(読売新聞/長野) [2008年12月01日(Mon)]
2008(平成20)年12月01日(月)
読売新聞
ホーム>地域>長野

自殺者全国最多の増加
上半期28人 電話相談呼びかけ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20081130-OYT8T00594.htm?from=nwlb

昨年まで減少傾向にあった県内の自殺者が、今年上半期(1〜6月)
は前年同期を28人上回り、全国で最も増えていたことが、
厚生労働省の統計でわかった。

県精神保健福祉センターは、
「『死にたい』という気持ちになっても、ほかの可能性が
ないか、電話1本をかけてほしい」
と呼びかけている。

厚労省の統計によると、今年上半期の自殺者は、
全国では1万5111人で
前年同期より845人減少した一方、県内は278人で
逆に28人増加した。

過去5年の県内自殺者は、2003年に576人で過去最多となったが、
04年は512人、05年は548人、06、07年はともに492人
だった。しかし、今年は05年と同程度になるペースだ。

増加の理由について、同センターの小泉典章所長は、
「今年に入り、硫化水素自殺が相次いだことや、経済的な厳しさから、
失業者や多重債務者が増えていることが関係しているのではないか」
と分析している。



12月1日は「いのちの日」。同センターは
「こころの健康相談統一ダイヤル」
((電)0570・064・556、平日の午前9時半〜午後4時)
を開設し、自殺に関する電話相談を受け付けている。

また、社会福祉法人「長野いのちの電話」
(長野(電)026・223・4343、
松本(電)0263・29・1414)
も、年中無休で午前11時〜午後10時に電話相談を受けている。

(2008年12月1日 読売新聞)
〔特集〕 医学生のための自殺予防教育 (週刊医学界新聞) [2008年12月01日(Mon)]
2008(平成20)年12月01日(月)
医学書院ホームページ
HOME>週刊医学界新聞>第2808号(2008年12月01日)

週刊医学界新聞 第2808号 

〔特集〕 医学生のための自殺予防教育
〔寄稿〕 精神科医が見た救急の現場から(山田朋樹)
横浜市立大学医学部「自殺予防学」講義・2008 ほか

( 中 略 )

【特集】
すべての医療者は自殺防止のゲートキーパーである
医学生のための自殺予防教育
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02808_01



須田 顕 氏
横浜市立大学医学部
精神医学教室

河西 千秋 氏
横浜市立大学医学部准教授
精神医学教室

“多くの自殺者が医師の前を通り過ぎている”――
ショッキングな言葉で始まった横市大医学部の
「自殺予防学」講義。年間3万人の自殺者が発生している
わが国において,自殺者の4割が自殺前の3か月のあいだに,
何らかの理由で精神科以外の診療科を受診しているとされ,
医師に対する自殺予防教育が急務だ。

このようななか,同大では
「すべての医療者は自殺防止のゲートキーパーである」
という意識を早期から涵養することを目的に,3年生を対象に
医療面接のロールプレイを含む「自殺予防学」講義を
2006年度から開始している。

本紙では,この講義の企画者で,わが国の自殺研究の推進役でも
ある河西千秋氏と,ロールプレイの構成を行った須田顕氏に
お話を伺うとともに,実際の講義を取材した。

――わが国において自殺問題が深刻化しています。
2006年から医学生に対する自殺予防教育を開始された
背景をご紹介ください。

河西 日本人の自殺の動機は健康問題が常に第1位を占めています。
一方,自殺企図者のほとんどが直前にうつ病など何らかの精神疾患を
抱えていると言われていますが,その多くがまず身体症状を訴えて
プライマリ・ケア医をはじめとする精神科以外の診療科にかかっている
という実情があります。

このように,医療者と自殺問題は密接なかかわりがあり,
精神科専門医であろうとなかろうと,すべての医師が,
ある程度,うつ病や自殺の危険性の徴候をキャッチして対応できれば
相当数の自殺を減らせる可能性があります。

ただ,私自身も医学生のときにまったくそのような教育を受ける
機会はありませんでしたし,現在も教育は同じ状況にあります。
そこで本学でこのような取り組みを始めることにしました。

――現在,3年生を対象に「医療コミュニケーション論」の体系のなかで
2コマ(90分×2)行われている「自殺予防学」講義全体の構成に
ついて,ねらいも含めてお話しください。

河西 初年度は講義だけでスタートしましたが,座学だけだと
講義を受動的に聞いておしまい,ということになりかねないので,
2年目の昨年から医療面接のロールプレイも組み込みました。

「死にたい」という気持ちに対応することはとても難しいものですから,
事前知識を身につけるための導入として,ロールプレイの前に
自殺全般に関する社会的,医療的な見地からの概論的な講義を行うとともに,
ロールプレイの際の医師役にとってヒントになるような情報
(自殺の危険因子や自殺企図者の心理)を提示しています。

その後,患者・家族と医師という役割を配したシナリオに基づき,
グループごとにロールプレイを行います。
ロールプレイ中は,精神科医・臨床心理士などのスタッフが
ファシリテーターとしてアドバイスをするほか,
終了後にはグループごとに振り返りを行います。

また,実際に本学では,さまざまな領域で自殺予防活動に従事しているので,
その現場の様子を知ってもらおうと,横市大附属市民総合医療センター・
高度救命救急センターに常勤する精神科医の山田朋樹先生(寄稿)が,
救急現場における実際の自殺未遂者への介入について講義を行います。

――続いて,ロールプレイについてシナリオ作成上の工夫なども含めて,
お教えください。

河西 ロールプレイは前半と後半の2部構成になっています(参照)。
須田先生が実際の経験をベースに作成しました。
役割は,7年目の消化器内科医という設定の医師役,
健康不安から自殺未遂をした患者役(母親),
家族役(長男)です。
「ロールプレイ自体が初めて」という学生がほとんどなので,
前半のシナリオはあまり作りこみすぎず,感じをつかんでもらって,
後半のシナリオをいわば本番として,患者心理を考えながら
ロールプレイが展開できるように配慮して構成しています。

須田 シナリオは昨年とほぼ同じ内容ですが,授業内容に対する学生
からの感想,評価は非常によく,来年以降も継続したいと考えています。

3年次に講義を行う意義
――現在,3年生を対象としていますが,この時期に行う
意義についてお聞かせください。

河西 実施時期の妥当性の判断は難しいですね。
3年生では少し早いのかもしれません。
まだ臨床実習に出ていないので,患者さんとのやりとりの経験が
ないのと,疾患に対する知識が不十分で,実感を持って
ロールプレイに取り組めなかったり,戸惑いを感じたり,
という部分があると思うのですね。

ただ,学年が上がって専門の勉強が始まり,知識が臓器別に
各論化,細分化してくると,気持ちの面ではだんだん“医者然”
としてきます。ですから,専門に入る前の素朴なところで,
自分にも関係のある問題として患者さんのことを考えられる
フレッシュな段階での教育――3年次に教育する意義は
そこにあると考えています。

――ロールプレイでは,「元気を出しましょう!」などと,
希死念慮のある患者役を安易に励ましてしまう医師役も
いるそうですね。

河西 医学生というのは優等生の多い集団ですから,
「気持ちが弱いから自殺してしまうんだ」
などといった捉え方をしている学生も少なくありません。
ロールプレイでよくみられるパターンとしては
安易な励ましのほか,
「とにかく,すぐに精神科を受診してください!」
という「精神科への丸投げ」がみられます。
慌ててしまって,肝心の患者さんへの気遣いも
なかなかできません。

須田 ただ,まだ3年生なので具体的な患者さんへの
面接技術を教えることは目的としていません。
自由にロールプレイを展開してもらって,
「困ったな」
とか,
「どうしたらいいんだろう」
という場面を体験してもらうことを大切にしています。
失敗例とされるようなオーバーリアクションや,
つい口から率直に出てしまったけれども実際の臨床現場では
禁忌とされるような言葉などについて,ファシリテーターや
他の学生と一緒に振り返ることが一つのよい学びになり,
より深く印象づけられると考えています。

――ファシリテートで他に留意されている点はありますか?

須田 まずは自由に,でも困ってしまったときには,
方向性は変えないようにアドバイスを行う,ということですね。
例えば同じ学年の友達同士によるロールプレイということで,
照れてしまう学生もいますので,そこで戸惑って,
ロールプレイが進まなくなってしまった場合は,
少し早めにヒントを出して,医師という役柄になりきって
考えられるよう,多少の軌道修正を行います。

河西 なかには自分自身が抑うつ傾向にある学生や,
親族や友人が自殺に関係したという学生がいるかもしれませんから,
注意が必要です。ファシリテーターはそういったメンタルサポート
も含めて目配りをしていますね。

須田 今後の課題ですが,現状では時間の都合上,ロールプレイを
経験して講義を受けておしまいになってしまい,そこで得た学びを
生かす2度目のロールプレイが用意できていませんので,
「自殺企図者の対応って難しいね」
という部分だけが印象に残り,かえって敬遠してしまう学生が
出ることを危惧しています。

学生からは授業時間をもう少し増やしてほしいというリクエストも
あるので,可能であれば学年が上がってから,医療的な設定を
より具体的にして,実際の危機介入に近いかたちでロールプレイが
できれば理想的だと思っています。

救急現場における自殺未遂者への対応の実情

――現在のわが国の救急現場における,自殺未遂者に対する対応,
あるいは精神的なフォローアップ体制をどのようにご覧になられて
いますか。

河西 救命救急センターに搬送される患者の1−2割を自殺企図者が
占め,かなりの割合なのですが,救急現場における自殺未遂者への知識,
対応スキルはかなり不足していると思います。
自殺未遂で搬送されたという事実がわかっていても,翌日意識が
回復したら,
「では,退院ですね」
と言われて,そこで医療が途切れてしまうということが,
今日でも日常的に起きています。
これが結果的に自殺の再企図につながってしまうことも少なくないのです。
自殺者の4割以上に未遂歴があることが報告されています。

ただ,それは責められることではなく,冒頭にも申し上げましたが,
これまで誰も自殺予防教育を受けていないことが大きな原因と考えています。
また,医師が疲弊するほど働かないと現場が回らなくなっているという
医療環境のなか,システムに起因する課題も大きいと考えています。

本学の高度救命救急センターでは救命医,看護師に加え,
複数の常勤精神科医やソーシャルワーカーも参加して,
多職種連携の枠組みのなかで自殺未遂者に介入するシステムが
できています。

ただ,システムづくりは容易ではありません。ですから,精神科医が
必ずしも救急の現場に常勤しなければいけないというものでもないと
思います。
例えば精神科医が頻回に救命救急センターに行けるような状況を
つくることや,この役割を担えるのは精神科医だけではないのですから,
看護師やコメディカルなど他職種との協働も重要だと考えています。

つまり,もっとも大事なことは教育で,知識を皆が共有し,
ボトムアップを図ることと,自殺未遂者に対する精神科医療の継続,
社会的支援につなげることが重要なのです。

――講義のなかで,救急搬送された自殺未遂者に対し,
「初対面から核心に触れる技術」
というお話がありましたが,この視点は非常に重要だと感じました。
自殺を企てた直後の患者に対して,単刀直入に質問ができるもの
でしょうか。かなりの経験を要するのではありませんか。

河西 本学の高度救命救急センターでは,搬送当日でも,
意識が回復したらすぐに精神科医による介入が始まります。

常勤の精神科医は他の救急医と同様にローテーションに入っています
から,身体的な治療を担いながらコミュニケーションを始めます。
そのなかで関係性ができて,
「今回はこういうことになっちゃって,いったいどうしたの?」
という流れで精神的な介入が始まります。
こういったプロセスなしに,ぶしつけに歩み寄って,
「あなた,死ぬつもりだったの?」
これは絶対なしですよね。

少なくとも自殺未遂をして救急搬送されているということは,
精神も身体も非常に危機的な状況にあるわけです。
それに関して受傷起点や事実関係を明らかにすることは,
医療者として絶対に必要なことで,ここを確認しなければ
次の段階には進めないはずなのです。

患者側も,自分が
“つらくてつらくて,やってしまった”
ことは理解しているので,本心では
「聞いてもらいたい」
という気持ちがあるのです。

最初ははぐらかしたり,押し黙ってしまったりします。
ですから
「死のうと思ったの?」
「はい」
というように,一足飛びに話が展開するわけではありません。
お互いに関係性をつくりつつ,押したり引いたりしながら,
事実が明らかになって,また次の展開に進んでいくというのが
実際ですよね。
続きを読む...
犯罪被害者 刑事裁判に参加(NHK) [2008年12月01日(Mon)]
2008(平成20)年12月01日(月)
NHKホームページ
トップ>ニューストップ

犯罪被害者 刑事裁判に参加
http://www3.nhk.or.jp/news/t10015701811000.html



犯罪の被害者や遺族が刑事裁判に参加できる
新しい制度が1日から始まり、法廷で被告に
質問などができるようになります。

新しい制度では殺人事件などの裁判で被害者や遺族が
「被害者参加人」
として検察官の隣などに座り、被告に質問したり
刑の重さについて意見を述べたりできるようになります。

裁判所は被害者や遺族の参加を想定した模擬裁判を
全国でおよそ30回開いていますが、飲酒運転で
危険運転致死の罪に問われた男に遺族が検察の求刑の3倍を
超す懲役20年を求めたこともありました。

被害者や遺族の中には、自分たちの意見を審理に反映させる
機会が増えると期待する向きがある一方、被告の発言によっては
被害者や遺族がさらに傷つくと心配する声も聞かれます。

さらに、半年後に始まる裁判員制度で裁判員が被害者や
遺族の激しい言葉や感情に接すれば冷静な判断ができなく
なるのではといった指摘もあります。

被害者や遺族の意見を取り入れながら証拠に基づく冷静で
客観的な審理をどう実現するかが今後の課題です。

新しい制度に合わせて、被告に有罪を言い渡した裁判官が
判決のあと賠償額を決めて支払いを命じる制度も始まります。

いずれも1日以降に起訴された事件が対象で実際に裁判が
開かれるのは年明けになる見通しです。

12月01日 05時35分



2008(平成20)年11月30日(日)
NHKホームページ
トップ>ニューストップ

被害者参加制度前に討論会
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015698061000.html



犯罪の被害者や遺族が刑事裁判に参加できる新しい制度が
12月1日から始まるのを前に東京でシンポジウムが開かれ、
被害者や遺族の代表が
「被告にどうしても聞きたいことを直接聞ける環境を作ってほしい」
と訴えました。

全国犯罪被害者の会が東京・有楽町で開いたシンポジウムには、
犯罪の被害者や遺族などおよそ350人が参加しました。

12月1日から始まる新しい制度では、殺人事件などの裁判で、
被害者や遺族が「被害者参加人」として検察官の隣などに座り、
被告に質問したり刑の重さについて意見を述べたりできるようになります。

シンポジウムでは、法廷をイメージした劇が披露され、
傷害致死事件で亡くなった男性の妻が、上司だった被告に
「夫の命を奪ったことをどう思いますか」
と質問したり、裁判官に極刑を求めたりする様子が演じられました。

続いて行われたパネルディスカッションで、被害者の会代表幹事の
岡村勲弁護士は、検察官が代わりに質問した方がよいときもあると
されていることについて、
「被告にどうしても聞きたいことは被害者や遺族が直接聞ける
環境を作ってほしい」
と訴えました。

また、日本弁護士連合会で被害者の支援に当たる弁護士は
「被害者や遺族が言いたいことを言い、聞きたいことを
聞くためにも、弁護士に相談してほしい」
と呼びかけました。

岡村弁護士は
「検察官や弁護士の負担は大きいが、被害者や遺族の尊厳を
守るために乗り越えていってほしい」
と話していました。

11月30日 19時22分
支え合う「いのち」 県内・広がる自殺予防の輪 1 多重債務との闘い(秋田魁新報) [2008年12月01日(Mon)]
2008(平成20)年12月01日(月)
秋田魁新報社
トップ>企画・特集

特 集

支え合う「いのち」 県内・広がる自殺予防の輪
http://www.sakigake.jp/p/special/08/inochi_wa/inochi_wa_01.jsp

昨年1年間の自殺者の減少数が62人
(人口動態統計)と全国最多だった本県。
県警のまとめでは、ことしも10月末まで
前年比15人減と、さらに減少傾向が続いている。
行政、大学、民間が連携し活動してきた成果だが、
特に本県の場合、民間団体の活発な取り組みが
自殺予防活動を浸透させている。
悩み相談や居場所づくりなど、広がる自殺予防
の輪を紹介する。

■ 1 多重債務との戦い
http://www.sakigake.jp/p/special/08/inochi_wa/inochi_wa_01.jsp
解決は時間との勝負
法律家への橋渡し役も

「必ず解決できるから安心してください。
もう大丈夫」。
多重債務者の相談に当たる県司法書士会
(鈴木敏夫会長)の司法書士たちが、
力を込めて相談者に伝えるメッセージだ。
同会は、秋田市山王の県司法書士会館など
県内7カ所で電話や面談による無料相談を
受け付けている。
相談件数は年間約700件に上り、
昨年度はそのうち6割近くが多重債務に
関する相談だった。

同会館では毎週水曜日が面談の日。
パーティションで仕切られた会議室で、
当番の2人の司法書士がテーブル越しに
相談者と向き合う。

「返済が滞って借入先から督促を受け、
かなりプレッシャーを感じて訪れる人が多い。
その気持ちをまず和らげてあげることが大切」
と同会副会長の菊地喜久雄さん(50)。

追い込まれた相談者の中に、自殺を考える人
がいかに多いかを肌身で感じる。
相談者の債務整理を受任したことを借入先
に知らせるなどして、どれだけ早く督促を
止めることができるか。
問題解決は時間との勝負でもある。

自責の念に苦しんだり、無気力に陥って
しまったり、逆に平静さを装っていたりと、
相談者はすべて異なり、抱える事情も
さまざまだ。
「揺れ動く心をどこまで理解してあげられるか。
法律だけでなく、カウンセリングの知識も
求められている」
と菊地さん。

他方、債務問題に一定の見通しがつけば、
悩みはかなり軽減されるのでは、とも思う。
「(問題を抱える人が)何とか法律家の
ところにたどり着いてほしい」
と願った。

こうした法律家への橋渡し役に徹し、
多重債務者の相談に当たる人もいる。
秋田市の「NPO秋田新生活相談所」代表の
齊藤信行さん(68)。
3年前にボランティアで相談を始め、
事務ブースを借りる秋田市上北手の遊学舎を
拠点に、これまで200人以上と面談してきた。

「一般の人にはやや敷居が高いようで、
相談するにしても真っすぐ法律家に、
とはいかないようだ」
と齊藤さん。背景にあるのは「自責の念」。
「法律家に相談して、(借金について)
自分の非を責められたらどうしようと、
心配してしまう人も多い」。
そうした誤解を解いてあげるには、
自分のような「前座」が必要と考えている。

齊藤さんは
「多重債務は幽霊と同じ。知識がなく
分からないから怖く感じる」
と言う。
解決に向けて取り得る手段や将来への影響
などを具体的に考え、先が見通せるように
なったときに、初めて行動を起こすことが
できるという。

家々にちらしを配り、活動をPRする。
何カ月も迷ったのか、折り畳んでぼろぼろに
なったちらしを持って相談に来た人がいる。
死に場所を求めて車で山間部をさまよったと
いうお年寄りが、ポストに入ったちらしを
見てわらにもすがる思いで相談に来たこともあった。
橋渡し役は自殺予防の「最前線」でもある。

▽ 県司法書士会総合相談センター秋田
  TEL018・824・0055
  (月―金曜日の午後1―3時)
▽ NPO秋田新生活相談所
  TEL018・839・3967
  (午前9時―午後6時)



写真:
多重債務者の相談に当たる司法書士。
「必ず解決できます」
とメッセージ を伝える=県司法書士館

(秋田魁新報社 2008.12.1付)
横浜市立大学医学部  「自殺予防学」講義・2008(週刊医学界新聞) [2008年12月01日(Mon)]
2008(平成20)年12月01日(月)
医学書院ホームページ
HOME>週刊医学界新聞>第2808号(2008年12月01日)

週刊医学界新聞 第2808号

横浜市立大学医学部
 「自殺予防学」講義・2008
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02808_03



3年目を迎えた横市大医学部の「自殺予防学」講義。
精神医学と医学教育学の連携のもと,
「医療コミュニケーション論」
の体系のなかで3年生を対象に2コマの講義が行われている。
2008年10月6日に行われた本年度の授業を取材した。
(本紙編集室)

講義はオリエンテーションの後,河西千秋氏による
わが国の自殺に関する概説的レクチャーからスタート。
健康問題が第1位となっている自殺動機の内訳,
約3割の一般病院が経験しているといわれる院内で発生した
自殺事故における診療科と疾患別の調査データ,
自殺のリスクファクターであるうつ病などの精神疾患について,
一般市民の有病率と有病者の精神科受診率などが
具体的な数字をもって示された。
このレクチャーを通じて医師にとって自殺は非常に身近な問題
であることを学生は強く認識したものと思われる。



続いて,自殺企図者を前にしたときの医療者の気持ちを体験し,
自殺企図者の気持ちをくみとりながら丁寧に連携する必要性を学ぶ――
という目的で企画された医療面接のロールプレイが始まる。
60名の学生は各6名ずつ10班にグルーピングされ,
グループごとに医師役1名,患者役(母親)1名,
家族役(長男)1名を選び,残ったメンバーは記録を取りながら,
ロールプレイを観察する観察者と決まった。

この後,各グループのファシリテーター(精神科医または
臨床心理士)から,医師役と患者役だけで展開される
前半のシナリオ(表)
が渡された。

共通シナリオはグループ全員に示されたが,
演技のポイントなどが記載された個別シナリオ(同)は
各役割の演技者のみに渡され,個別の記載内容は,
他のメンバーには隠された状態で10分間のロールプレイが
開始された。

表 ロールプレイ前半部分のシナリオ(要旨)
◆ 全員共通シナリオ
あなたは7年目の消化器内科医。勤務先の地方の中核を
担う市立病院には内科医は3人だけ。
専門外の疾患も診なければならない。

患者は初診の79歳女性Aさん。問診票には
「胸が苦しくなる」
との記載。目立った病歴はない。労働負荷で症状誘発。
心不全の疑いで,心電図とX線撮影を行った。

◆ 個別シナリオ(医師)
患者に以下の内容を説明する。
(1) 心電図上は陳旧性心筋梗塞,
  X線上は軽度の心肥大を認めるも急を要しない
(2) 不整脈の検査のため,ホルター心電図を取りたい
(3) 今後2週間ごとに来院を。
患者が納得しない場合はアドリブで説得する。

◆ 個別シナリオ(患者)
今でも元気に雑貨屋をひとりで経営。
夫は5年前に死去,ひとり息子は遠方で会社員をしており,独居。
本当は寂しいが,夫が残した店を続けることが生きがい。
1か月前から頑張ると急に胸が苦しくなるので,
不安になって来院したものの,何か恐ろしい病気だったら……
と結果を聞くのが不安。

本格的なロールプレイはほとんどの学生が初めてで,
しかも医師役の設定は「7年目の消化器内科医」。
何から話し始めればよいかイメージがわかなかったり,
友達同士であることの気恥ずかしさから,
なかなかスムーズに始まらないグループが多かったが,
「役になりきって!」
というファシリテーターのアドバイスを得ながら,
次第に迫真の演技に。医師役は,何を言っても嫌がる
患者役に持てる限りの知識を駆使して検査を受けるよう
説得するが,平行線のまま前半の制限時間に。

休憩を挟み後半では,強く検査を勧められた
1週間前の外来受診後,生きる望みを失って自殺を図った
という患者役と遠方に暮らす長男役,医師役による
ロールプレイを展開。
前半同様,配布された個別シナリオには,患者役には
「落ち込んでふさぎこむ」,
長男役には
「とにかく医師に食い下がる」,
医師役には
「すべてアドリブで精いっぱい対応する」
との指示が。編集室が同席したグループでは,
「とにかく心配で家にひとりでは置いておけないので
入院させてほしい」
の一点張りの長男役に対し,患者と家族それぞれの
意思や生活環境を確認しながら,悩みながらも誠実に
最善の策を見出そうとする医師役が印象的だった。

医師と患者の目的がずれている?

ロールプレイに対する振り返りでは,医師役からは
「診察の進め方がわからない」
「患者が何を考えているのかわからず不安」
「検査を受けたくないのになぜ患者は病院に来たのだろう」,

患者役からは
「先生が話を聞いてくれない」
「検査の強制がすごかった」,

観察者からは
「医師と患者の目的がずれている」
「検査をすればよいという言葉だけでは不十分で,
患者の不安をあおる」
などの声が。これは教員側がシナリオにこめたねらいどおりの
意見・感想と言え,効果的な授業が展開された表れと感じられた。

学生たちは,医療者と患者がすれ違うように設定された
ロールプレイを通じ,身体的症状の陰に潜む患者心理や,
本音を聞き出す難しさ,言語化されない患者・家族の
心理的葛藤をも読み取る重要性を,身をもって学ぶことが
できたのではないだろうか。

自殺企図者への介入・対応の具体的なポイント

この日は,高度救命救急センターに常勤する精神科医の
山田朋樹氏も
「救命救急センターにおける自殺予防活動」
として,現場で行われている危機介入について,
症例を挙げながら講義を行った。

このなかで山田氏は,救急現場での自殺企図者への
介入のポイントとして,危機介入に使える時間は
短いことを自覚し,できる限り初対面から核心部分に
触れ,介入につなげることが重要などと述べた。

最後にまとめとして河西氏が再度登壇。
自殺に傾く人への対応のポイントとして,
患者を支えるキーパーソンの存在や医療の継続,
活用できる社会資源との連携など「柱」をできるだけ
増やし,「つながり感」「伝え合い」の構築と,
そのプロセスが大事であると強調し,
3時間にわたる講義は終了した。

医学生の声―――「自殺予防学」講義を受けて

授業の感想を,横市大医学部3年生の
大島聡人さんと川村優希さんに伺った。

――本日,講義を受ける前は,自殺に対して
どのようなイメージをお持ちでしたか。

大島 報道などで,自殺が増加傾向にあり,
長く3万人を超えているという事実は知っていましたが,
身近には自殺を考えている人はいなかったので,
正面から自殺問題に向き合ったことはあまりありません
でした。正直に言うと,ひとごとだと思っていました。

川村 私もこれまであまり深く考えたことがありませんでした。
今日,
「自殺は止められる」
という視点の授業を受けて,恥ずかしながら初めて
「あ,なるほどな」
と思いました。また自殺する人が,医師の前を通り過ぎている
という話を聞き,精神科以外の診療科の医師にとっても
身近な問題であることを認識しました。

――本日,大島さんは医師役,川村さんは患者役を担当されました。
ロールプレイを経験されて,いかがでしたか。

大島 2年生のときに少しだけロールプレイを行ったことが
あるのですが,本格的には今日がほとんど初めてでした。

川村 初めはロールプレイ自体に意味があるのかなと
思っていました。設定もつくられた内容ですし……。
ただ,実際にはやってみなければわからない視点が
見えてきて,おもしろかったです。

――川村さんはロールプレイの前半部分で
患者役に感情移入するのは難しいと言われていましたが,
後半まで経験して印象が変わった部分はありますか。

川村 そうですね。慣れてきたこともありますが,
途中からは自分でも患者さんになりきろう,
という気持ちが出てきました。

――大島さんは医師役として,患者と家族の気持ちを
両方確認しながら進めようという姿勢で取り組んで
いましたね。

大島 シナリオに書かれていた通りに,受けてほしい
検査内容を伝えようと思ったのですが,なかなか患者役は
そのまま従ってくれなくて,医療者側の気持ちとは
食い違う部分があることがわかりました。
どのように患者さんが納得するように説明するか
ということも,実際に経験してみないとわからない
難しさだと気づかされました。

川村 医師は,患者の立場を考慮しながら,
別な立場がある家族の意向も聞き,その進路をまとめて
いく役割を担っているんだなと感じました。
全員の気持ちを考慮しながら医師自身の立場を
明確にしていくのは難しいことだと授業を通じて
強く実感しました。
【寄稿】精神科医が見た救急の現場から−自殺を防ぐために(週刊医学界新聞) [2008年12月01日(Mon)]
2008(平成20)年12月01日(月)
医学書院ホームページ
HOME>週刊医学界新聞>第2808号(2008年12月01日)

週刊医学界新聞 第2808号

【寄稿】
精神科医が見た救急の現場から−自殺を防ぐために
山田朋樹(横浜市立大学附属市民総合医療センター
高度救命救急センター・総合診療科)
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02808_02



自殺未遂者と医療者
臨床医学に従事する医療者であれば,特殊なケースを除けば,
自傷行為や自殺企図を行う患者に生涯一度は遭遇すると思います。
筆者の勤務する救命センターは,三次救急の最重症患者を中心に
受け入れる施設ですが,実は全入院患者のうち自傷や自殺に
何らかの形で関連している患者が,なんと20%近くに及びます。
これが,一次,二次救急施設であれば,その割合はもっと
高くなるかもしれません。
それくらい,医療者にとって自殺未遂者は身近な存在なのです。

死を希求する患者に対する不安とよくない反応
一般的に,「死」は多くの医療者にとって敗北を意味することが
多いようですが,「自ら死に向かう」存在である自殺未遂者は,
医療者が内包する潜在的な不安感をあおりたてます。
すると,湧き上がる不安感を打ち消そうと医療者は無意識に
さまざまな解消方法をとります。それが,医療者・患者双方にとって
有益なものならよいのですがたいていはそうではありません。

救急の現場では,医療者が自殺未遂者に対して
怒りをぶつけている場面によく遭遇します。
「死にたいなら,何で救急車なんか呼ぶのか!」
などとつい患者に言ってしまいます。
これは,「ガッデム・シンドローム」などと呼ばれ,
医療者がとる好ましくない不安解消法で,慎むべき行為です。

対応のポイント

それでは,どのようにすればよいのか?
短い紙面では書ききれませんが,1つだけ挙げるとすれば
医療者は自殺企図という行為そのものだけではなく,
そこに至った理由と過程に思いをめぐらせ,自殺未遂者の声に
まず耳を傾けることが大切です。
説得したり自分の価値観を押しつけぬよう,
まずは傾聴に専念すべきです。

教育の必要性
以上のようなことは,医学部のカリキュラムでは
まったく教えられてこなかったと思います。

わが国で自殺が社会問題化している現状や,
医療者として避けては通れない自殺未遂者の対応に
ついて指針がないことは非常に憂慮すべき現状です。
教習なしに車を運転するようなものなのですから。
今後,医学生,医療者を対象とした自殺予防対策に
関する教育の場が一層充実することを望んでいます。

------------------------------
山田 朋樹 氏
1993年横市大医学部卒後,同大附属病院,鷹岡病院を経て,
2000年横市大附属市民総合医療センター(精神医療センター)。
05年より同センター・高度救命救急センター
(本年より総合診療科を兼任)。専門分野は自殺予防学,
緩和医療を含むコンサルテーション・リエゾン精神医学,
臨床精神薬理学,老年精神医学。
「生きる」支援、必要な人に=検索データベース緊急稼働−自殺対策でNPO(時事通信社ほか) [2008年12月01日(Mon)]
NPO法人自殺対策支援センター ライフリンクが
また1つ、すばらしい仕事をやり遂げた。感謝  \(^_^)/

このたびの相談機関の検索データベースの立ち上げは、
情報が捜しやすく、何よりも検索項目の組み立て方が
ユーザ側に立っていて、とても親切だと思う。

同法人のイメージカラーのオレンジ色を使って、
めざす情報にアクセスしやすい心配りがなされている。

今後、同データベースの充実により、少しでも多くの方々が
死にたいほどつらい状況を脱して、問題解決やこころの安定
につながっていただきたいと切に願う。



みやざきこころ青Tねっと(宮崎県内の相談機関情報検索サイト)
http://www.m-aot.net/
は、こうしたデータベースシステムとしては同じである。

宮崎県精神保健福祉連絡協議会/宮崎県精神保健福祉センターが
作成したもので、いまのところ、宮崎県内の220か所ほどの
相談機関や医療機関などが登録されている。

宮崎県内の方々がご自分の困りごとに応じて、ニーズに合った
相談機関や医療機関を自分で探し出すことができる。

宮崎県内の方々は、ぜひともご活用いただきたい (^_^)

以下、引用

*******

2008(平成20)年12月01日(月)
NHK
トップ>ニューストップ>暮らし

自殺防ぐ相談窓口 検索サイト
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015701371000.html



10年連続で3万人を超えている自殺を防ごうと、
相談窓口を簡単に検索できるインターネットのサイト
の運用が1日から始まりました。
このサイトのアドレスは
http://lifelink−db.org
で、1日午前6時から運用が始まります。

運用が始まったのは
「生きる支援の総合検索サイト」
です。
ことし硫化水素による自殺がインターネットを通じて
広がったことから、自殺の方法ではなく思いとどまる
きっかけをつかんでもらおうと、自殺対策に取り組む
NPOが初めて作りました。

サイトには東京都内の相談窓口の情報およそ1000件が
収録されており、仕事や生活の悩みなどの問題ごとに
相談窓口を選べるようになっているほか、受付時間などの
条件からも検索が可能になっています。

また支援を行っている人が情報を登録することもでき、
今後全国の相談窓口の情報を集めてサイトを更新していくと
いうことです。

サイトをつくったNPO「自殺対策支援センターライフリンク」
代表の清水康之さんは「景気の悪化で失業者や倒産する企業が
増え始めている今の状況は、自殺者が初めて3万人を超えた
10年前に非常に似ている。死に追いつめられる人を減らすために
情報を提供していきたい」
と話しています。

このサイトのアドレスは
http://lifelink−db.org
で、1日午前6時から運用が始まります。

12月01日05時00分



2008(平成20)年12月01日(月)
時事通信社
ホーム>社会

「生きる」支援、必要な人に=検索データベース緊急稼働
−自殺対策でNPO
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008120100004



自殺対策に取り組む特定非営利活動法人(NPO法人)ライフリンク
(東京都千代田区)は、さまざまな悩みや生活の困難を抱える人が
自分に合った相談窓口を検索できるよう、データベースを構築した。
来春スタートの予定だったが、経済状況の深刻さを考慮、
急きょ前倒しして1日から稼働させた。

日本の自殺者は10年連続で年間3万人を突破。
特に、山一証券などの破綻(はたん)があった1997年度末の
98年3月に急増している。急激な景気の悪化に、
「年末、年度末にまた危機的な状況が起きないよう
見切り発車的に始めた」
と、ライフリンクの清水康之代表。

相談窓口は多数あるが、必要な人に情報が届いていない現状がある。
データベースには、行政によるものを中心に約1000件を掲載。
最初は都内の情報だけだが、今年度中に全国約1万件を目指す。
(2008/12/01-00:09)

ライフリンクDB
http://lifelink-db.org/#content



2008(平成20)年12月01日(月)
共同通信社
47NEWS >共同ニュース

自殺前に相談相手探して NPO法人が検索サイト
http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008113001000481.html

死を選ぶ前に相談相手を見つけて−。
警察庁統計で自殺者が10年連続で3万人を超える中、
特定非営利活動法人(NPO法人)
「自殺対策支援センター ライフリンク」(東京)が、
抱える悩みの解決に適した相談窓口を探すことができる
「生きる支援の総合検索サイト」
を開設した。運用開始は1日午前6時。

ライフリンクが282人の自殺の経緯を調べたところ、
約72%は事前に誰かに相談していた。
ただ「病気」「借金」など平均4つの要因が重なっており
「1機関だけでは解決できず、それぞれに適した相談先を
見つけることが重要」(清水康之代表)
と考えた。

検索サイトは悩みを
「死にたい」
「家族を亡くした」
など10項目に分け、さらに
「眠れない」
「同じ体験をした人と話がしたい」
など148項目に細分化。マウスで選択を重ねると、
問題解決につながる行政の窓口やNPO法人などの
連絡先、活動内容を調べることができる仕組みだ。

サイトのアドレスはhttp://lifelink‐db.org/

2008/12/01 00:03 【共同通信】



初めての方に
ライフリンクDBとは
http://lifelink-db.org/about_first.html

【ライフリンクDBとは】

ライフリンクDBは、NPO法人 自殺対策支援センター
ライフリンクが運営する「生きる支援の総合検索サイト」です。
多重債務や過労、いじめや生活苦など、様々な問題を
抱えている人たちが、日本中にある多種多様な
「生きるための支援策」
の中から、それぞれのニーズに合ったものを迅速かつ的確に
探し出せるようになればと開設しました。

自殺を考えている人の多くは、「死にたい」と「生きたい」
の狭間でもがき苦しんでいます。
しかし、「生きる手段」よりも「死ぬ手段」の方が
簡単に見つけられてしまうのが日本社会の実情です。
特にネットの世界では、硫化水素の作り方のような
「死ぬ手段」に関する情報があふれています。

その一方で、実際には数多あるにも関わらず
「生きるための支援策」に関する情報は見つけるのが困難です。
そもそも存在すら知られていない“支援策”が少なくありません。

こうした状況を変えていきたい。
支援策に関する情報が得られないがために苦しみ続けている人、
生きる道を断念せざるを得ない人たちを、ひとりでも減らしていきたい。
「生きる支援の総合検索サイト〜ライフリンクDB」は、
自殺を考えている人が「生きること」を選択できるように
支援していきたいと考えています。

【本サイトの3つの特徴】

@ 徹底した当事者本位
利用者は、「自分が抱えている問題」と
「希望する相談の形態(面談か電話か/無料か有料か)」、
「希望する相談地域」
を選択していくだけで、様々な分野の支援策・相談窓口を
簡単に検索することができます。

これまでは行政の縦割りや専門分野の壁によって
散り散りになってしまっていた多種多様な
「生きるための支援策」を、不動産物件の検索サイトのように、
簡単に検索できるように工夫してあります。


A 支援策のパッケージ化
これまで自殺対策の取り組みを通して培ってきた経験を活かして、
特に緊急的に支援を必要とされるような方たちに対しては、
情報をパッケージ化して提供しています。
「家族を亡くした時」
「犯罪被害にあった時」
「死にたいと思っている時」
「家族や友人が死にたいと言っている時」
など、シチュエーションごとに抱え込みやすい問題を想定し、
それぞれに対する支援策を一体化させて提供できるように
努めています。


B みんなで育てるサイト
相談窓口や支援策のサイトへの登録方法(フォーマット)を
標準化させることで、できるだけ多くの方に参加していただける
サイトを目指しています。


【緊急始動の理由】

なお、「生きる支援の総合検索サイト〜ライフリンクDB」は、
当初は来春運用開始の予定でしたが、昨今の経済・社会状況を鑑みて、
急きょ12月1日(いのちの日)に緊急始動させることに決めました。
失業や借金などの問題を抱えた人たちが、支援策にたどりつけなかった
がために自殺へと追い込まれるような事態を少しでも減らしたいとの
思いからです。

ただそのため、まだまだデータが万全とは言えません。
まずは東京都の情報に限った形で運用を始めて、
今後関係者みんなでサイトを育てていきながら、
少しずつ地域を広げ、内容を充実させ、問題を抱えた当事者にとって
より使い勝手の良いサイトにしていきたいと考えていますので、
今後ともよろしくお願いいたします。

NPO法人 ライフリンク 
代表 清水康之 

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以上、引用終わり
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