僕が『明日の記憶』を書いたわけ(荻原 浩さん)
[2008年09月07日(Sun)]
『明日の記憶』は、なんとも切なく、良い映画だった。
「記憶は自分だけのものじゃない」
「だから、生も自分だけのものじゃない」
これらのことばに共感する。
ひとは、そのひと1人だけで生きる存在では決してない。
世の中はたしかに不条理に充ち満ちているが、
苦難の中にこそ生きる意味が見出せることがある。
以下、引用
**********
2008(平成20)年09月07日(日)
東京新聞
トップ>群馬>9月7日の記事一覧
【群馬】
「自殺を防ごう」荻原浩さん講演 前橋でイベント
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20080907/CK2008090702000132.html
「僕が『明日の記憶』を書いたわけ」
というテーマで講演する荻原さん=前橋市で
映画化されたベストセラー小説「明日の記憶」
の著者・荻原浩さんが6日、前橋市の群馬会館で講演した。
自殺予防月間のイベントの一環。
「生は自分だけのものじゃない」
などと訴えた。
県などの主催。県内では毎年、約500人の自殺者が出ており、
今年新たに、9月を自殺予防月間に定め、集中的に
自殺予防対策に乗り出した。
「明日の記憶」は、働き盛りの男性が若年性アルツハイマー病と
診断され、次第に記憶を失ってしまうというストーリー。
時に自殺も考える中、妻に支えられて病気と向かい合っていく。
荻原さんはこの作品で山本周五郎賞を受賞。
映画では男性を渡辺謙さんが、妻を樋口可南子さんが演じた。
約300人が参加した講演で、荻原さんは
「(作品を書く前は)記憶は人間のすべて。
記憶がなくなったら自分はからっぽと思っていた」
とした上で、
「作品を書き終え、気持ちが変わった」
と明かした。
「たとえ自分の記憶がなくなっても、誰かの頭には残っている。
記憶は自分だけのものじゃない。
だから生も自分だけのものじゃない」
と述べ、苦難の中で生きる意味を訴えかけた。
(石井友恵)
2008年09月07日
●
2008(平成20)年08月27日
毎日新聞 地方版
トップ>地域ニュース>群馬
県:自殺者減らそう 9月「予防月間」に、
運動強化 荻原浩さん講演など/群馬
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20080827ddlk10040121000c.html
◇ 荻原さん講演、電話相談など
県内で毎年約500人いる自殺者を少しでも減らそうと、
県は今年から9月を「自殺予防月間」と定め、
講演会などを通じて予防運動を強化する。
自殺予防月間は、全国の都道府県でも珍しいという。
担当する「県こころの健康センター」は
「自殺者は死にたくて死んでいるわけではない
ということを理解してほしい」
と話している。
9月6日には前橋市の群馬会館で、
山本周五郎賞受賞作家の荻原浩さんが
「僕が『明日の記憶』を書いたわけ」
と題して講演する。
「明日の記憶」は働き盛りのサラリーマンが突然
アルツハイマーを宣告され、次第に記憶を失い
最後には妻の顔もわからなくなるというストーリー。
妻はそれを時に苦しみ、時に励ましながら見守る。
映画では主人公を渡辺謙が、妻を樋口可南子が演じた。
同センターは
「死なないように、ではなく、生きるということを
テーマに語ってもらう」
という。定員400人で9月2日締め切り。
同11日には群馬会館で(午後4時15分〜同5時15分)、
21日にはこころの健康センターが電話(027・290・2920)
で(午前10時〜午後3時)、それぞれ相談を受ける。
いずれも予約不要で、家族や同僚でも可。
厚生労働省の統計では、06年の県内の自殺者は
503人(うち男性367人)。
98年以降の自殺者は毎年500人前後、
人口10万人あたりの自殺者数を示す自殺率は、25前後で
推移している。06年の県内の自殺率は25・3で、
全国の23・7を上回っている。
同センターは
「日本では自殺は個人の選択、という認識が強いが、
実際は身近な人や自分自身がいつ追い込まれるかわからない」
と話す。
申し込みや問い合わせはいずれも同センター
(027・263・1166)へ。
【塩崎 崇】
毎日新聞 2008年08月27日 地方版
「記憶は自分だけのものじゃない」
「だから、生も自分だけのものじゃない」
これらのことばに共感する。
ひとは、そのひと1人だけで生きる存在では決してない。
世の中はたしかに不条理に充ち満ちているが、
苦難の中にこそ生きる意味が見出せることがある。
以下、引用
**********
2008(平成20)年09月07日(日)
東京新聞
トップ>群馬>9月7日の記事一覧
【群馬】
「自殺を防ごう」荻原浩さん講演 前橋でイベント
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20080907/CK2008090702000132.html
「僕が『明日の記憶』を書いたわけ」
というテーマで講演する荻原さん=前橋市で
映画化されたベストセラー小説「明日の記憶」
の著者・荻原浩さんが6日、前橋市の群馬会館で講演した。
自殺予防月間のイベントの一環。
「生は自分だけのものじゃない」
などと訴えた。
県などの主催。県内では毎年、約500人の自殺者が出ており、
今年新たに、9月を自殺予防月間に定め、集中的に
自殺予防対策に乗り出した。
「明日の記憶」は、働き盛りの男性が若年性アルツハイマー病と
診断され、次第に記憶を失ってしまうというストーリー。
時に自殺も考える中、妻に支えられて病気と向かい合っていく。
荻原さんはこの作品で山本周五郎賞を受賞。
映画では男性を渡辺謙さんが、妻を樋口可南子さんが演じた。
約300人が参加した講演で、荻原さんは
「(作品を書く前は)記憶は人間のすべて。
記憶がなくなったら自分はからっぽと思っていた」
とした上で、
「作品を書き終え、気持ちが変わった」
と明かした。
「たとえ自分の記憶がなくなっても、誰かの頭には残っている。
記憶は自分だけのものじゃない。
だから生も自分だけのものじゃない」
と述べ、苦難の中で生きる意味を訴えかけた。
(石井友恵)
2008年09月07日
●
2008(平成20)年08月27日
毎日新聞 地方版
トップ>地域ニュース>群馬
県:自殺者減らそう 9月「予防月間」に、
運動強化 荻原浩さん講演など/群馬
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20080827ddlk10040121000c.html
◇ 荻原さん講演、電話相談など
県内で毎年約500人いる自殺者を少しでも減らそうと、
県は今年から9月を「自殺予防月間」と定め、
講演会などを通じて予防運動を強化する。
自殺予防月間は、全国の都道府県でも珍しいという。
担当する「県こころの健康センター」は
「自殺者は死にたくて死んでいるわけではない
ということを理解してほしい」
と話している。
9月6日には前橋市の群馬会館で、
山本周五郎賞受賞作家の荻原浩さんが
「僕が『明日の記憶』を書いたわけ」
と題して講演する。
「明日の記憶」は働き盛りのサラリーマンが突然
アルツハイマーを宣告され、次第に記憶を失い
最後には妻の顔もわからなくなるというストーリー。
妻はそれを時に苦しみ、時に励ましながら見守る。
映画では主人公を渡辺謙が、妻を樋口可南子が演じた。
同センターは
「死なないように、ではなく、生きるということを
テーマに語ってもらう」
という。定員400人で9月2日締め切り。
同11日には群馬会館で(午後4時15分〜同5時15分)、
21日にはこころの健康センターが電話(027・290・2920)
で(午前10時〜午後3時)、それぞれ相談を受ける。
いずれも予約不要で、家族や同僚でも可。
厚生労働省の統計では、06年の県内の自殺者は
503人(うち男性367人)。
98年以降の自殺者は毎年500人前後、
人口10万人あたりの自殺者数を示す自殺率は、25前後で
推移している。06年の県内の自殺率は25・3で、
全国の23・7を上回っている。
同センターは
「日本では自殺は個人の選択、という認識が強いが、
実際は身近な人や自分自身がいつ追い込まれるかわからない」
と話す。
申し込みや問い合わせはいずれも同センター
(027・263・1166)へ。
【塩崎 崇】
毎日新聞 2008年08月27日 地方版