自殺者3万人超 本県390人(宮崎日日新聞)
[2008年05月29日(Thu)]
2008(平成20)年05月27日(水)
宮崎日日新聞 社会面
自殺3万人超
07年 10年連続、本県390人
都道府県警概数
全国で昨年1年間に自殺した人の数は3万人を超える
見通しであることが27日、分かった。
各都道府県警が調べた概数を共同通信が集計した。
毎年6月ごろにまとまる警察庁の自殺者数統計は
1998年以来3万人を上回っており、
これで10年連続となることが確実になった。
本県は2006年の387人から3人増えて、390人だった。
景気の回復にもかかわらず、自殺が一向に減らない深刻な
事態を示しており、昨年6月に自殺対策大綱を策定した
国や自治体は、一層の対策強化を迫られそうだ。
集計によると、昨年の自殺者数は約3万2000人。
東京(約3000人)、大阪(約2000人)など、
詳細な数字を明らかにしない都府県があるが、
3万人を超えるのは確実とみられる。
自殺率(人口10万人当たりの自殺者数)が全国最悪で、
早くから対策に取り組んできた秋田県は417人。
2006年の493人から約15%の減少に成功した。
しかし、前年に比べ、ほぼ横ばいか、増加の県が多いようだ。
警察庁の統計では、自殺が急増し、年間3万人を突破したのは
1998年。企業の破たんが続発した時期で、
前年の2万4000人から約3万2000人へ一気に増加した。
その後、景気は回復したが、自殺は年間3万人台が続いてきた。
世界保健機関(WHO)の統計では、
日本の自殺率(04年)は24・0で世界9位。
G8ではロシア(34・3)に次いで高い。
他の主要国はフランスが18・0、
ドイツ13・0、カナダ11・6、米国11・0。
国の自殺総合対策大綱は、2016年までに
自殺死亡率を20%減少させる目標を掲げ
@失業、多重債務など社会的要因への対策強化
Aうつ病の早期発見
B自殺・精神疾患への偏見防止 −
などを打ち出している。
●
本県自殺率 全国暫定2位
センター設置で対策
本県の自殺者概数が390人と微増していることを受け、
自殺対策に取り組む県障害福祉課の黒木健司主幹は
「自殺対策に即効性はない。地道に自殺防止の
活動を浸透させ、自殺者数を減らしたい」
と話した。
本県は、厚生労働省の統計で2006年の自殺率が
全国5位だった。07年は同年11月末の時点で
暫定的ながら全国2位となり、同課は昨年11月段階で
自殺者数はすでに前年11月より40人多く、
年間自殺者数が前年を上回るのは確実とみていた。
県は今年4月、宮崎市の県精神保健福祉センターに
「県自殺対策センター」を設置するなど、自殺対策に
本格的に乗り出した。週に1回、精神科医が対応する
「ストレス専門診療相談」を開設したほか、
専用の情報サイト「こころ安心・相談ネット」も開設し、
きめ細かなサポート体制づくりを目指している。
●
2008(平成20)年05月27日(水)
共同通信社
トップ>47NEWS >共同ニュース>記事詳細
ニュース詳細
自殺3万人超、07年も確実 10年連続の深刻事態に
http://www.47news.jp/CN/200805/CN2008052701000473.html
全国で昨年1年間に自殺した人の数は3万人を超える
見通しであることが27日、分かった。
各都道府県警が調べた概数を共同通信が集計した。
毎年6月ごろにまとまる警察庁の自殺者数統計は
1998年以来3万人を上回っており、
これで10年連続となることが確実になった。
集計によると、昨年の自殺者数は約3万2000人。
東京(約3000人)、大阪(約2000人)など、
詳細な数字を明らかにしない都府県があるが、
3万人を超えるのは確実とみられる。
自殺率(人口10万人当たりの自殺者数)が全国最悪で、
早くから対策に取り組んできた秋田県は417人。
2006年の493人から約15%の減少に成功した。
しかし、前年に比べ、ほぼ横ばいか、増加の県が多いようだ。
世界保健機関(WHO)の統計では、
日本の自殺率(04年)は24・0で世界9位。
G8ではロシア(34・3)に次いで高い。
他の主要国はフランスが18・0、
ドイツ13・0、カナダ11・6、米国11・0。
2008/05/27 17:31 【共同通信】
宮崎日日新聞 社会面
自殺3万人超
07年 10年連続、本県390人
都道府県警概数
全国で昨年1年間に自殺した人の数は3万人を超える
見通しであることが27日、分かった。
各都道府県警が調べた概数を共同通信が集計した。
毎年6月ごろにまとまる警察庁の自殺者数統計は
1998年以来3万人を上回っており、
これで10年連続となることが確実になった。
本県は2006年の387人から3人増えて、390人だった。
景気の回復にもかかわらず、自殺が一向に減らない深刻な
事態を示しており、昨年6月に自殺対策大綱を策定した
国や自治体は、一層の対策強化を迫られそうだ。
集計によると、昨年の自殺者数は約3万2000人。
東京(約3000人)、大阪(約2000人)など、
詳細な数字を明らかにしない都府県があるが、
3万人を超えるのは確実とみられる。
自殺率(人口10万人当たりの自殺者数)が全国最悪で、
早くから対策に取り組んできた秋田県は417人。
2006年の493人から約15%の減少に成功した。
しかし、前年に比べ、ほぼ横ばいか、増加の県が多いようだ。
警察庁の統計では、自殺が急増し、年間3万人を突破したのは
1998年。企業の破たんが続発した時期で、
前年の2万4000人から約3万2000人へ一気に増加した。
その後、景気は回復したが、自殺は年間3万人台が続いてきた。
世界保健機関(WHO)の統計では、
日本の自殺率(04年)は24・0で世界9位。
G8ではロシア(34・3)に次いで高い。
他の主要国はフランスが18・0、
ドイツ13・0、カナダ11・6、米国11・0。
国の自殺総合対策大綱は、2016年までに
自殺死亡率を20%減少させる目標を掲げ
@失業、多重債務など社会的要因への対策強化
Aうつ病の早期発見
B自殺・精神疾患への偏見防止 −
などを打ち出している。
●
本県自殺率 全国暫定2位
センター設置で対策
本県の自殺者概数が390人と微増していることを受け、
自殺対策に取り組む県障害福祉課の黒木健司主幹は
「自殺対策に即効性はない。地道に自殺防止の
活動を浸透させ、自殺者数を減らしたい」
と話した。
本県は、厚生労働省の統計で2006年の自殺率が
全国5位だった。07年は同年11月末の時点で
暫定的ながら全国2位となり、同課は昨年11月段階で
自殺者数はすでに前年11月より40人多く、
年間自殺者数が前年を上回るのは確実とみていた。
県は今年4月、宮崎市の県精神保健福祉センターに
「県自殺対策センター」を設置するなど、自殺対策に
本格的に乗り出した。週に1回、精神科医が対応する
「ストレス専門診療相談」を開設したほか、
専用の情報サイト「こころ安心・相談ネット」も開設し、
きめ細かなサポート体制づくりを目指している。
●
2008(平成20)年05月27日(水)
共同通信社
トップ>47NEWS >共同ニュース>記事詳細
ニュース詳細
自殺3万人超、07年も確実 10年連続の深刻事態に
http://www.47news.jp/CN/200805/CN2008052701000473.html
全国で昨年1年間に自殺した人の数は3万人を超える
見通しであることが27日、分かった。
各都道府県警が調べた概数を共同通信が集計した。
毎年6月ごろにまとまる警察庁の自殺者数統計は
1998年以来3万人を上回っており、
これで10年連続となることが確実になった。
集計によると、昨年の自殺者数は約3万2000人。
東京(約3000人)、大阪(約2000人)など、
詳細な数字を明らかにしない都府県があるが、
3万人を超えるのは確実とみられる。
自殺率(人口10万人当たりの自殺者数)が全国最悪で、
早くから対策に取り組んできた秋田県は417人。
2006年の493人から約15%の減少に成功した。
しかし、前年に比べ、ほぼ横ばいか、増加の県が多いようだ。
世界保健機関(WHO)の統計では、
日本の自殺率(04年)は24・0で世界9位。
G8ではロシア(34・3)に次いで高い。
他の主要国はフランスが18・0、
ドイツ13・0、カナダ11・6、米国11・0。
2008/05/27 17:31 【共同通信】