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NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
■ TEL 0985(77)9090
■ 毎週 日・水・金曜日
   午後8時から午後11時まで(3時間)


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【社説】大晦日に考える 危機を転機にしたい(東京新聞) [2008年12月31日(Wed)]
2008(平成20)年12月31日(水)
東京新聞
トップ>社説・コラム>社説一覧

【社説】
大晦日に考える 危機を転機にしたい
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2008123102000058.html

大変な1年でした。無差別殺傷事件の多発、食品不安の連鎖に
世界経済危機が続きました。でも危機の時こそ新たな社会づくり
の好機ではありませんか。

高校や大学の奨学金を希望する生徒が増加する一方です。
病気や災害、事故、自殺などで親を失った遺児を支援する
あしなが育英会(東京)によると、10年前に1500人足らず
だった新規出願者は今年になって2倍に達しました。

これに伴って、奨学金の貸与額も増えるばかりです。
この10年間の増加額は約10億円にもなっています。
育英会の職員は言います。

「奨学金の原資となる皆さんからの寄付金は減っていないが、
希望者の急増に追いつけません」

◆ 社会的弱者にしわ寄せ
背景には親の収入の減少があります。10年前の遺児の母親の
年間勤労所得は約200万円で、一般サラリーマン家庭のそれの
43%だったのが、一昨年では137万円(32%)にまで
激減しています。

この結果、遺児母子家庭の4世帯に1世帯の遺児が進学を
あきらめるなどの進路変更を余儀なくされています。

一方で、米国発の金融危機に始まる世界同時不況で派遣労働者
や期間従業員の解雇が相次ぎ、社会問題化しています。
「派遣切り」です。教育費に困窮する遺児に限らず、社会的弱者
が経済危機の直撃を受けているのです。

そんな中で、〓然(あぜん)とした2つの新聞記事があります。

1つは、米国で公的資金による資本注入を受ける金融機関の
経営陣が昨年、1人当たり平均して約260万ドル
(約2億3千万円)の報酬を受け取ったと報じられたものです。
最高額は証券大手メリルリンチの最高経営責任者の74億円です。
あしなが育英会なら彼1人の報酬で2万人近い生徒の1年間の
奨学金がまかなえます。

◆ 「不義にして富まず」
もう1つは、トヨタ自動車やキヤノンなど日本を代表する
大手製造業16社が計4万人の人員削減を進める一方で、
利益から税金や配当金などを引いた内部留保の合計額が
33兆6千億円にも積み上がったとの記事です。

そんなに余裕があるなら、なぜ従業員の雇用確保に使えない
のでしょうか。従業員の生活安定を図るのは企業市民の責務です。
人間は機械でもなければコストでもありません。切れば赤い血が
噴き出ます。企業も人間の集まりです。

人間を尊敬する経営、人間の集団としてのモラール(士気)を
高め、経営の効率性を上昇させていくことこそが、企業人の使命
ではありませんか。「不義にして富まず」。ある老舗の社訓です。

ところが、市場原理による新自由主義の舞台は不義と欲望が支配
したようです。米国の低所得者向けのサブプライムローン問題は、
証券化と格付けにより、あくなき利益追求の巨大マネーゲームと
化し、金融と消費の世界的な大混乱を引き起こしてしまいました。

日本も例外ではありません。小泉政権時代に始まる市場競争原理
が新貧困層を生み、勝ち組と負け組の格差をつくり出し、
現代社会に大きな歪(ゆが)みをもたらしたのです。
振り返れば、今年の大ニュースにも通底するものがあります。

大分県教委では教員採用や昇進を売買する汚職事件が起き、
金もうけのための食品偽装事件も相変わらず多発しました。
東京・秋葉原の無差別殺傷事件も、人間をコストとみる風潮が
影を落としているとの指摘があります。妊婦死亡など医療崩壊
も顕在化しました。これも医療費の削減や、産科、小児科医師
の不足をもたらした規制緩和が背景にありそうです。

こうした危機の出現は、経済功利主義にもう終止符を打ち、
人間中心主義にかじを切る転機だと教えているのでは
ありませんか。

国の針路を考えるのは政治の役割です。でも、麻生太郎首相が
支持率の低迷にあえいでいるのは、日本の将来像を明確に提示
し得ないことへの批判の表れです。

1つ提案があります。評判の悪い総額2兆円の定額給付金に
ついて、個人が自由に使える仕組みの構築です。

自分のために使ってもよし、あしなが育英会など教育や医療、
福祉の団体や施設に寄付してもよし。地域の清掃やイベントの
費用にしてもかまいません。多様な使途メニューを示すのです。

◆ 命に付く名前を「心」
ばらまきのお金を生かしたいのです。昔の「講」のような相互
扶助組織や、ボランティア団体の創設に役立ててもいいでしょう。

中島みゆきさんに「命の別名」という曲があります。
「命に付く名前を『心』と呼ぶ/名もなき君にも/名もなき僕にも」

人の命や「心」が随分と粗末にされた1年でした。
来年こそ大切にされるよう変化を望みます。

※〓は唖の旧字体

2008年12月31日
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