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NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
■ TEL 0985(77)9090
■ 毎週 日・水・金曜日
   午後8時から午後11時まで(3時間)


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支え合う「いのち」 県内・広がる自殺予防の輪 1 多重債務との戦い(秋田魁新報) [2008年12月01日(Mon)]
2008(平成20)年12月01日(月)
秋田魁新報社
トップ>企画・特集>
支え合う「いのち」 県内・広がる自殺予防の輪
http://www.sakigake.jp/p/special/08/inochi_wa/inochi_wa_01.jsp

昨年1年間の自殺者の減少数が62人
(人口動態統計)と全国最多だった本県。
県警のまとめでは、ことしも10月末まで
前年比15人減と、さらに減少傾向が続いている。
行政、大学、民間が連携し活動してきた成果だが、
特に本県の場合、民間団体の活発な取り組みが
自殺予防活動を浸透させている。
悩み相談や居場所づくりなど、広がる自殺予防
の輪を紹介する。

■ 1 多重債務との戦い
http://www.sakigake.jp/p/special/08/inochi_wa/inochi_wa_01.jsp
解決は時間との勝負
法律家への橋渡し役も

「必ず解決できるから安心してください。
もう大丈夫」。
多重債務者の相談に当たる県司法書士会
(鈴木敏夫会長)の司法書士たちが、
力を込めて相談者に伝えるメッセージだ。
同会は、秋田市山王の県司法書士会館など
県内7カ所で電話や面談による無料相談を
受け付けている。
相談件数は年間約700件に上り、
昨年度はそのうち6割近くが多重債務に
関する相談だった。

同会館では毎週水曜日が面談の日。
パーティションで仕切られた会議室で、
当番の2人の司法書士がテーブル越しに
相談者と向き合う。

「返済が滞って借入先から督促を受け、
かなりプレッシャーを感じて訪れる人が多い。
その気持ちをまず和らげてあげることが大切」
と同会副会長の菊地喜久雄さん(50)。

追い込まれた相談者の中に、自殺を考える人
がいかに多いかを肌身で感じる。
相談者の債務整理を受任したことを借入先
に知らせるなどして、どれだけ早く督促を
止めることができるか。
問題解決は時間との勝負でもある。

自責の念に苦しんだり、無気力に陥って
しまったり、逆に平静さを装っていたりと、
相談者はすべて異なり、抱える事情も
さまざまだ。
「揺れ動く心をどこまで理解してあげられるか。
法律だけでなく、カウンセリングの知識も
求められている」
と菊地さん。

他方、債務問題に一定の見通しがつけば、
悩みはかなり軽減されるのでは、とも思う。
「(問題を抱える人が)何とか法律家の
ところにたどり着いてほしい」
と願った。

こうした法律家への橋渡し役に徹し、
多重債務者の相談に当たる人もいる。
秋田市の「NPO秋田新生活相談所」代表の
齊藤信行さん(68)。
3年前にボランティアで相談を始め、
事務ブースを借りる秋田市上北手の遊学舎を
拠点に、これまで200人以上と面談してきた。

「一般の人にはやや敷居が高いようで、
相談するにしても真っすぐ法律家に、
とはいかないようだ」
と齊藤さん。背景にあるのは「自責の念」。
「法律家に相談して、(借金について)
自分の非を責められたらどうしようと、
心配してしまう人も多い」。
そうした誤解を解いてあげるには、
自分のような「前座」が必要と考えている。

齊藤さんは
「多重債務は幽霊と同じ。知識がなく
分からないから怖く感じる」
と言う。
解決に向けて取り得る手段や将来への影響
などを具体的に考え、先が見通せるように
なったときに、初めて行動を起こすことが
できるという。

家々にちらしを配り、活動をPRする。
何カ月も迷ったのか、折り畳んでぼろぼろに
なったちらしを持って相談に来た人がいる。
死に場所を求めて車で山間部をさまよったと
いうお年寄りが、ポストに入ったちらしを
見てわらにもすがる思いで相談に来たこともあった。
橋渡し役は自殺予防の「最前線」でもある。

▽ 県司法書士会総合相談センター秋田
  TEL018・824・0055
  (月―金曜日の午後1―3時)
▽ NPO秋田新生活相談所
  TEL018・839・3967
  (午前9時―午後6時)



写真:
多重債務者の相談に当たる司法書士。
「必ず解決できます」
とメッセージ を伝える=県司法書士館

(秋田魁新報社 2008.12.1付)
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