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PTSDの治療 心の傷眼球運動で緩和(読売新聞) [2008年12月05日(Fri)]
2008(平成20)年12月05日(金)
読売新聞
ホーム>医療と介護>医療>最新医療

PTSDの治療 心の傷眼球運動で緩和
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/saisin/20081205-OYT8T00500.htm

九州の20歳代の女性会社員は大学生の時、
自宅に押し入った男に刃物を突きつけられ、性的被害を受けた。
心的外傷後ストレス障害(PTSD)に陥り、
暴行場面を鮮明に思い出すフラッシュバックなどに悩まされた。

心療内科でカウンセリングを受けたが、周囲の男性への恐怖が消えず、
2年前、兵庫教育大教授(臨床心理士)の市井雅哉さんに相談。
体験を思い出しながら目を左右に動かす
「眼球運動による脱感作と再処理治療」(EMDR)
を受けると、恐怖心が急速に薄らぎ、心の傷を克服できた。
(佐藤光展)



PTSDは、自分や他人が危うく死ぬ、あるいは重傷を負うような
出来事を体験、目撃したことが心の傷となって起こる。
悪夢やフラッシュバック、意欲の低下、不眠などが1か月以上続き、
社会生活に支障が出ると診断される。

特効薬はなく、抗うつ薬などで症状を軽くしたり、
カウンセリングを受けたりして癒えるのを待つ。
だが、フラッシュバックの苦痛などに耐えきれず、
自殺するケースもある。

近年、治療法として注目されているのが、1989年に
米国で生まれた眼球運動を利用した治療法。
欧米では、すでにPTSDの有効な治療と認められ、
広く行われている。

医師や臨床心理士らは、患者の心理状態を見極めながら、
外傷の原因となった事件や事故を振り返ってもらう。
交通事故や暴行、地震などの場面を生々しく思い出した患者は、
恐怖に身を硬くしたり、呼吸が速くなったりする。

医師らは、そのタイミングで1秒に2往復程度の速さで
腕を左右に振り、患者に指先を目で追ってもらう。
1セット25〜30往復続ける。
「どんなイメージが浮かびますか」
などと尋ねながら連想を促し、60〜90分の治療中に
数セット〜数十セット繰り返すと、恐怖が薄らいでいく。

米国などの複数の報告では、治療を数回受けたPTSD患者の
84〜90%で症状が治まった。
市井さんは
「治療開始が遅れると難航しますが、一度きりの恐怖体験なら
数回の治療で克服できることが多い」
と話す。

交通事故で重傷を負った男性は、最初、猛スピードで近づく車が
浮かんだが、眼球運動を繰り返すうちに速度が遅くなり、
小さくなって消えた。
猛犬に襲われた女性は、イメージが鎖につながれた犬に変わり、
最後はぬいぐるみになった。

なぜ効果があるのか、まだ解明されていないが、市井さんは
「脳がレム睡眠時のような状態になるためではないか」
と話す。

眼球が小刻みに動き、夢を見るレム睡眠中は、
記憶の整理や取捨選択が行われる。
だが、強い恐怖体験はすぐに処理できず、頭の片隅に生々しい
イメージとして残ってしまう。
治療は、眼球運動で脳にレム睡眠中と似た活動を起こさせ、
記憶の整理を促すと考えられている。
訓練を受けた医師、臨床心理士の名前や勤務先、技術レベルなどは、
「日本EMDR学会」のホームページで確認できる。
保険がきかないため、1回1万円前後かかることもある。

(2008年12月05日 読売新聞)

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