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NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
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孤立死どう防ぐ 兆候は 対策は(NHKオンライン) [2012年03月08日(Thu)]
2012(平成24)年03月08日(木)
NHKオンライン
トップ>ニュース/報道>ニューストップ>特集

孤立死どう防ぐ 兆候は 対策は
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/0308.html

東京・立川市をはじめ、全国各地で親子などが
人知れず亡くなっていく「孤立死」が相次いでいます。

現場を取材すると、悲劇に至るまでに異変を示す
兆候があったことが分かりました。

孤立死はどうしたら防げるのか。
取材班の1人首都圏放送センターの
小田島拓也記者が解説します。

■相次いだ孤立死
3月7日(水)遅く、東京・立川市の都営アパートで
90代と60代の親子が死亡しているのが見つかった
という連絡が入りました。

事件に巻き込まれたという痕跡はないらしい、
「また、孤立死か。」
そう思いながら現場に着いた取材班から、
「驚いたことがある。」
と報告が入りました。

実は1か月近く前に、このアパートから
200メートルほど離れたマンションに
同じようなケースで取材に来ていたというのです。

それは先月2月13日(月)でした。
マンションの1室で45歳の母親と4歳の息子が
遺体で見つかったのです。

取材を進めると、親子は1年半余り前、
大阪市から移り住んできて、母親は仕事を探す傍ら
障害のある息子を育てていたものの、
近所付き合いはほとんどなかったことが分かりました。

さらに警視庁によると、遺体で発見される
1か月ほど前までに、母親がくも膜下出血で急死し、
残された障害がある男の子が、その後衰弱死した
とみられることも明らかになりました。

男の子は、4歳の平均体重の半分の9キロほどしか
なかったということです。



■見逃された異変
しかし、立川市が3月8日(木)に公表した
これまでの経緯に加え、取材班が独自に確認した事実を
まとめると、立川市の関係者などがもっと早く
親子の異変に気付く機会があったことが分かりました。

親子は、東京・武蔵村山市にある病院に
月2回通っていました。
息子のリハビリのためでした。

ところが、去年12月16日には、
無断でこのリハビリを休んでいました。

不審に思った病院の担当者は
母親の携帯電話に連絡しましたが、
つながりませんでした。

この母親は、立川市の福祉サービスの一環として
紙おむつを家に配達してもらっていました。

今年1月3日には、宅配業者が紙おむつを
届けに来ましたが、インターホンに応答はありませんでした。

120308_03_outounashi.jpg


連絡を受けた立川市の担当者も
1週間後(1月10日)にマンションを訪問しました。
ポストには郵便物がたまっていたものの応答がなかったため、
その場を立ち去りました。

立川市の担当者は、2週間後(1月24日)にも
マンションを訪れていました。

しかし、2人が発見されたのは先月2月13日(月)、
ガス会社から長期間使用がないと連絡を受けた
親族が心配して部屋に入った時のことでした。

最近ではさいたま市や札幌市でも
同じように家族が死亡しているケースが報告されています。

■「見つける つなげる 見守る」
孤立している人や家族を見つけ見守っていく
手だてはあるのか。
私が取材に向かったのは北九州市でした。

北九州市は平成20年に
「いのちをつなぐネットワーク推進課」
という孤立死を防ぐための部署を設置しています。

実は、北九州市では平成17年から19年に
3件の孤立死が明らかになりました。

中には、男性が
「おにぎりを食べたい。」
というメモを残して亡くなった痛ましいケースもありました。

この教訓から北九州市は、困っている人を
「見つける つなげる 見守る」
というキャッチフレーズを掲げ対策に乗り出したのです。

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▼「見つける」
まず、「見つける」です。
北九州市は7つある区役所に専門の係長を配置しました。

係長は、生活保護や育児相談など北九州市の窓口に
断片的に寄せられる様々な情報をつなぎ合わせ、
地域で孤立している人がいないか見つける役割を
担っているのです。

さらに北九州市では、地域にも「見つける」ための
協力を呼びかけました。
民生委員やボランティアなどです。

ところが地域社会のつながりが弱まっていくなかで、
プライバシーにも関わるそれぞれの世帯の情報は
把握しにくいという実情も分かってきました。

そこで北九州市は、料金収集などで
個別の世帯を訪れる機会の多い水道や電気、ガスなどの
事業者に協力を呼びかけました。

去年12月には水道料金を滞納している世帯を担当する
職員が、訪問先で異変をキャッチして孤立していた世帯を
見つけることができました。

滞納していた世帯を訪れ、そこに住んでいた高齢の女性と
話をしていくと、ほとんど現金を持っておらず、
その日の夕食も食べられない状況だったことが
分かったのです。

▼「つなげる」
この女性は1歳になる赤ちゃんと暮らしていました。
対応の必要性を感じた職員は上司に報告。
さらに北九州市役所の「いのちをつなぐネットワーク推進課」
に情報が「つなげられ」、協議の結果、
生活保護の受給が決まりました。

120308_05_taberumono.jpg


北九州市の水道局では、孤立している人を見つけ出すための
指導も行っていました。

料金を滞納し、水を停める対象となる世帯の数は
1か月でおよそ8,000件、膨大な数です。
職員や民生委員がこの世帯すべてを回ることは
極めて困難です。

水道局では滞納者との会話やたまった郵便物、
急に支払いが止まった、日中に電気が付きっぱなし
になっているなど周囲の状況をよく見て、
判断するよう指導していたのです。

120308_06_mimamoritai.jpg


▼「見守る」
また孤立している世帯を「見つけた」後の
「見守り」でも企業が重要な役割を担っています。

北九州市のある新聞配達店では「地域見守隊」と書かれた、
ベストを着た配達員が毎日、各家庭に新聞を届けています。

新聞がたまっている場合は、近所の人や大家などに
状況を確認するなど、日々の生活に異変が起きていないか
見守っています。

北九州市でこうした活動を行っている事業者や団体は
26に上ります。

北九州市の取り組みを取材して
行政、地域、そして企業が協力すれば
孤立死を防ぐ情報はつかむことはできると感じました。

■あと一歩の積極性を
ただ、あと一歩の積極性がないと
孤立死は防げないとも感じました。

孤立死が相次いだ東京・立川市の清水庄平市長は、
行政が家庭の中に踏み込むにはプライバシーの保護などの
課題があると指摘したうえで

「行政が少しおせっかいだと言われるくらいの気持ちで
 あえて踏み込んで行かざるをえない。」

と話しています。

120308_07_shicho.jpg


地域社会のつながりが薄れつつあるなか、
孤立死はどこの自治体でも起きるおそれがあるということを
前提にした細やかな目配りと、異変を感じた場合には
警察などと協力して踏み込んだ対応を素早く行う決断が
求められていると思います。

ニュースウオッチ9(3月8日(木)放送)

NHKオンライン 2012年03月08日(木)23時30分
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