• もっと見る

NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
■ TEL 0985(77)9090
■ 毎週 日・水・金曜日
   午後8時から午後11時まで(3時間)


<< 2014年07月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新記事
最終回 関東平均視聴率40% み〜んなが家政婦のミタ 等(中日スポーツ、東京新聞) [2011年12月23日(Fri)]
2011(平成23)年12月23日(金・祝)
中日スポーツ
トップ>中日スポーツ>芸能・社会>紙面から一覧>記事

【芸能・社会】
最終回 関東平均視聴率40%
み〜んなが家政婦のミタ
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2011122302000085.html

松嶋菜々子が無表情な家政婦役を演じ、話題となった
ドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で、
12月21日(水)に放送された最終回の平均視聴率が
関東地区で40.0%だったことがビデオリサーチの
調査で12月22日(木)分かった。
ドラマで40%以上を記録したのは11年9カ月ぶり。



瞬間最高視聴率(42.8%)を記録した、
希衣をミタが抱きしめるシーン



関西地区では36・4%、名古屋地区は34・6%。
近年、テレビ離れが指摘される中で、異例の大ヒットとなった。

ビデオリサーチによると、2000年以降のドラマでは、
TBS系で00年3月に放送された
『ビューティフルライフ』の最終回(関東地区、41.3%)
に次ぐ高い数字。

現在の調査方法になった1977年以降、
NHKの大河ドラマと朝の連続テレビ小説を除いたドラマでは
歴代5位タイとなった。



瞬間最高視聴率は
関東地区が 42・8%、
関西地区が 39・0%、
名古屋地区が36・7%。

いずれも番組の終盤で、松嶋演じる家政婦の三田 灯と、
派遣先の家族が別れを惜しむ場面などだった。

夫の浮気を理由に妻が自殺し、家族の気持ちが
ばらばらになったサラリーマン家庭を三田が再生させる物語。
ミステリアスな三田の存在が話題を呼んだ。

◆主題歌もトップ やさしくなりたい

シンガー・ソングライター斉藤和義(45)が歌う
『家政婦のミタ』の主題歌『やさしくなりたい』が、
音楽配信サービス「レコチョク」の「レコチョクランキング」
で、自身初のデイリーチャート(12月21日(水)付)
1位を配信開始から2カ月で獲得した。

ドラマ最終回のエンディングで同曲が流れたときの
視聴率は42%以上をマーク。
同曲は11月2日にリリース。携帯電話やパソコンなどの
すべての配信サービスの合算は100万ダウンロードを
突破した。

ドラマの高視聴率に合わせ、オリコンシングルウイークリー
ランキングは12月5日付の34位が、
最新の12月26日付は13位に上昇した。



驚異的な視聴率で幕を閉じた『家政婦のミタ』。
脚本家の遊川和彦氏(56)が、
12月上旬に一部メディアに対し

「1人の女性の再生を描き切りたかったので、
 あとは三田がこれからどう生きていくかを
 視聴者の皆さんに想像してもらいたい。」

と明言しており、日本テレビでは
続編・映画化などの予定はないとしている。
今後、緊急再放送も予定はないという。

なお、DVDとブルーレイのボックスが
来年4月18日に発売される。

◆テレビドラマに詳しい宇佐美 毅・中央大教授の話◆

最近10年間はドラマの視聴率が低下傾向で、
15%でも成功という中、40%は驚き。

松嶋菜々子さんが演じる家政婦は
過去に事件で家族を亡くしたという設定で、作品の根底には、
災害や事件で生き残った人が死者に罪悪感を覚えてしまう
「サバイバーズギルト」がある。

東日本大震災だけでなく、
自殺者が年間約3万人という日本で、
身近な人の死をどう乗り越えていくかは現代の大きな課題。

そこを捉えたからこそ、このドラマは面白さだけでなく、
重さ、深みがあったのだろう。

中日スポーツ 2011年12月23日(金・祝)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2011(平成23)年12月23日(金・祝)
東京新聞 朝刊
トップ>暮らし・健康>暮らし一覧

【放送芸能】
日テレ「家政婦のミタ」最終回40% 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2011122302000039.html

ドラマとしては11年9カ月ぶりに視聴率が40%に達した、
日本テレビの『家政婦のミタ』
(12月21日(水)最終回)。

ドラマ冬の時代といわれて久しい中で、主人公が使う
「承知しました。」
などの言葉が流行語となるなど、社会現象ともいえる
人気の理由を探った。

(早川由紀美、宮崎美紀子)



「家政婦のミタ」は松嶋菜々子演じる、ロボットのように
無表情な家政婦の三田 灯(あかり)が主人公。

雇い主からの命令には絶対服従で、
「殺してくれ。」
と言われれば刃物を振り上げ、
「家を燃やしてくれ。」
と言われれば灯油をばらまく。

破天荒な行動の数々がやがて、
母を自殺で亡くし、ばらばらとなった
サラリーマン家庭の一家5人を再生させていく。





視聴率は、10月12日の初回が19.5%。
現在の視聴率の“相場”では、20%近い数字が出ていれば
大健闘の部類に入る。

ドラマは初回が一番高く、その後落ちる傾向にあるが、
『ミタ』は中盤にかけてじりじり上昇。
三田が自分の過去を明かす第8回(11月30日)は
29・6%を記録した。

このことがニュースで取り上げられたことなどで
さらに関心が強まり、最終回の40%到達につながった
とみられる。



子どもたちに支持を広げたことが、大ヒットの1つの要因だ。
中学1年の長女、小学4年の長男の2人の子どもをもつ
東京都内の母親は

「風呂に入浴剤を入れてと頼んでも、(三田が使う)
 『それは業務命令でしょうか。』
 と聞き返してくる。」

と苦笑する。

「承知しました。」
も含め、“ミタ語”が会話の1/3程度を占めているという。



メディアと教育に詳しい藤川大祐・千葉大学教授は

「大人の複雑な感情は子どもには理解できない部分もある。
 無表情で感情がまったく分からないというのは、
 逆にとっつきやすかったのではないか。」

と推測する。

そのうえで

「震災後の空気の中では、
 ほのぼのとしたドラマだとウソっぽい。
 簡単には解決しない状況の中で、
 それでも希望を見いだしたいという視聴者の
 気持ちに沿う筋立てだったのでは。」

主人公の名前が「灯」なのも象徴的だ。





稲増龍夫・法政大学教授(メディア文化論)は

「登場人物は、三田が
 『承知しました。』
 とロボットのように返すことで、
 結局は自らの愚かさに気付かされる。」

という人間関係のありように注目する。

「震災後、ある意味『絆』が求められたが、
 それは昔に戻ることなのか、と疑問に思う人もいる。
 昔の親子関係や絆が崩壊したといわれる今、
 心の中に踏み込んでくる昭和のコミュニケーションとは
 違う、優しくない三田のオウム返しは極めて現代的。」

と指摘している。

(視聴率はいずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)

◆通販も好調

日本テレビ宣伝部によると、番組の放送を受けて始めた
インターネットによる通信販売も
「数字は公表しないが好調。」
だという。

第4回が放送された週末の金曜(11月4日)、
松嶋がドラマで持っていた「ドクターズバッグ」を
受注生産で売り出すと同社ホームページに告知した。

視聴者から「どうすれば手に入るか。」という声があったこと
などによるビジネス展開で、価格は、そのまま再現した
バッグが6万5,000円、ミニは3万8,000円。
続いて売り出した7,500円のエプロンは
品切れで追加生産に。
「番組は終わったが注文があれば販売を続ける。」
と宣伝部。

東京新聞 朝刊 2011年12月23日(金・祝)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2011(平成23)年12月22日(木)
スポニチアネックス
ホーム >芸能>ニュース&デイリーフォト一覧(芸能)
>2011年12月22日(木)

理想像 癒し それとも毒…
『家政婦のミタ』大ヒットのウラにあるもの
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2011/12/22/kiji/K20111222002292570.html

寡黙で無表情、不気味な雰囲気。でも仕事は完璧なプロ―。
風変わりなヒロイン像を打ち出した
ドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)が
最終回で平均視聴率40%に達した。
大ヒットした背景には何があるのか?



「承知しました。」
「それは業務命令ですか。」

ドラマの舞台は、夫の浮気を理由に妻が自殺し、
家族の気持ちがばらばらになったサラリーマン家庭。

松嶋菜々子が演じる家政婦の三田灯は家事だけでなく、
「家を燃やして。」
という無理難題を命じられても淡々とこなそうとする。



三田には独自の行動基準がある。

大平 太プロデューサーは
「日本全体が軟弱化する中、誰に対しても信念を貫く
 三田は1つの理想像になっている。」
と胸を張る。

放送評論家の藤久ミネ氏は、他人との深い関わりを
敬遠するムードがヒットの背景にあるとみる。

「親切な人と付き合うのはとかく面倒だったりするが、
 三田にはそういうところがない。
 細かい配慮が不要な彼女のような人こそが
 都合がいい存在なのではないか。」

ドラマの分析が専門の日大芸術学部の中町綾子教授は

「感情を殺して生きている理由も視聴者に伝わった。
 でも、そもそも情感たっぷりの演技というのは
 リアルではないんです。
 現実を生きる人間は、そんなに感情を表に出さない。」

と指摘する。

「三田は日常の中に入り込んだエイリアン。
 家族の病根を客観的に映し出す鏡の役割と、
 黙って話を聞くという癒やしの役割の両方を担っている。」

と分析するのは、家族の崩壊と再生を描いた
名作『岸辺のアルバム』を演出した大山勝美氏。

大山さんがヒットの理由に挙げたのは「毒」。
いじめやいやがらせ、親の身勝手さなど、
人間の中に潜む悪意や弱さを容赦なく描く。

「優等生的なドラマが求められた
 東日本大震災から半年以上たち、
 毒がある作品も支持されるようになった。

 日常の持っている病巣を映しつつ、
 救いの方向を示唆しているから、
 受けているのだと思います。」

スポニチアネックス 2011年12月22日(木)10時28分
コメント
プロフィール

黒水 宣行さんの画像
黒水 宣行
プロフィール
ブログ
リンク集
最新コメント
最新トラックバック