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紙ふうせん:非行の理由見つけて(毎日新聞) [2011年12月08日(Thu)]
2011(平成23)年12月08日(木)
毎日新聞 西部朝刊
トップ>オッショイ! 九州>社会

紙ふうせん:非行の理由見つけて
http://mainichi.jp/seibu/shakai/news/20111208ddp012070009000c.html

薬物乱用や家庭内暴力などの非行に走る
少年少女と15年間にわたって向き合ってきた
福岡県警少年課の少年育成指導官、
安永智美さん(48)が、実体験を紹介する
著書『言葉ひとつで子どもは変わる!』
(PHP研究所、1,260円)を出版した。

問題行動を起こした子供たちが立ち直っていく様子を
つづっており、安永さんは
「子育てのヒントにしてほしい。」
と話している。



安永さんは84年から福岡県警警察官として12年間勤務後、
96年に福岡県警の専門職である少年育成指導官に転身。
更生を手助けする北九州少年サポートセンター
(北九州市戸畑区)などでこれまで約800人と接してきた。

著書では、
▽父親から性的虐待を受けてシンナーを乱用する
 中学2年の少女
▽父親の家庭内暴力を苦にした母親の自殺を目撃し、
 暴力を繰り返すようになった小学生の少年
▽教育熱心な母親の言葉に反発して、
 ひそかにペットのハムスターを毎晩殺していた男子中学生

−−などの例を紹介した。

「また殺しちゃった」。ハムスターを殺したことを
泣いて告白した少年を、安永さんはしかるのではなく
「苦しいね。
 そのすごく怒っている気持ちを全部出していいんだよ。」
と声をかけ、心を解きほぐしていった。



問題行動の裏にある寂しさや悲しみを見つめ、
寄り添うことで、立ち直りを支えてきた。

各地の学校などで年間約200回の講演活動をする中、
様子を伝える新聞記事を読んだ出版社から
「本にしませんか。」
と依頼された。

安永さんは

「親の愛情が足りないと子供たちの心は枯れ、
 間違った愛情の与え方をすると根腐れを起こす。
 問題行動には必ず理由があることを知ってほしい。」

と話している。 【遠藤孝康】

毎日新聞 西部朝刊 2011年12月08日(木)
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