GWは東北の観光地を訪れ「復興支援」だ(ZAKZAK)
[2011年04月28日(Thu)]
2011(平成23)年04月28日(木)
ZAKZAK(産経新聞社)
ホーム>芸能
GWは東北の観光地を訪れ「復興支援」だ
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20110428/enn1104281133000-n1.htm
連載:石井館長の魁! 人生塾
今年のゴールデンウイーク(GW)は約10日間の人も
多いと思いますが、今年はぜひ、東北の観光地を訪れてみては
いかがですか。
4−5月は最も緑が輝き、美しい自然が山々に蘇る季節です。
大好きな文庫本でもリュックに忍ばせて、
新緑美しい東北地方に行きましょう。
東北地方の多くの観光地は完全に復旧し、
県外の観光客が訪れることを心から願っています。
原発事故に見舞われた福島県にしても、
中通りと呼ばれる郡山や福島、会津地方は
放射能の影響が心配ないにもかかわらず客足はパッタリ。
山と海に囲まれた東北の玄関ともいわれている
あの南相馬市へも、立ち入りは可能なのです。
○
南相馬市といえば、1600年も続いている
「相馬野馬追」があり、市民の年に1度の最高の楽しみ
でありました。
しかし、地震と津波のために、相馬地方の財産であった
多くの馬が死に、祭りに使う甲冑も流失。
平 将門の軍事訓練から始まった神事は、
本来は7月に催されますが、開催は困難な状況にあります。
震災当時から南相馬に入り、今もボランティアを続けている
友人たちは、いま、この祭事の実行を真剣に開催しよう
と考えています。
なぜ、それしか、避難を余儀なくされている
南相馬市民や周辺自治体も方々に
生きる勇気と笑顔を与える術がないからであります。
○
先日、彼らが、立谷秀清・相馬市長と会談を行いました。
市長もおっしゃるには、相馬市や周辺の町村役場が抱える
大きな課題の1つが、「市民の自殺防止」とか。
実は、地震直後から1カ月以上現地でボランティアを
続けている彼らも、全く同じ懸念を抱いていました。
食料や物資の困窮は時間とともに落ち着き、
壊滅した街並みも、少しずつ回復していきます。
しかし、それから先も被災地で暮らす住民の皆様にとって
最も大切なことは、「心の復興」に他なりません。
すでに、被災された方々は、各避難所で
たくさんの問題を心のうちにため込んでいます。
電気や水道などのライフラインが復活すれば家に帰れる人、
家族が全員無事で仕事がある一方、
目の前で大切な家族が流されて、海水に沈んでいくのを
見てしまった人など、それぞれの被災には
目に見えない大きな“格差”があるのです。
○
大地震から1カ月以上が過ぎたいま、こうした
深刻なストレスが、被災者の心に暗い影を落としています。
人は疲労や、栄養失調で病気になったり、死ぬことは、
実はほとんどありません。
その原因の大半は、度重なるストレスであり、
私たちは絶望の中で暮らさなければならない人たちに、
何ができるのかを本気で考えるときを迎えています。
こうした方々を勇気づけるには、市民参加型のボランティアで
年に1度の村祭の開催を今年の秋に行うとか、
夏の盆踊りを開催、広場で盆踊りの練習を行い、
住民同士の交流をお手伝いするのが最も効果的。
とはいえ、一般の方が思い立ってすぐに行動できるような
話ではありません。
ならば、「観光も立派な復興支援」の考えの下、
このGWはぜひ、東北各地を旅してみてください。
そして、東北に以前のにぎわいを取り戻す手助けをしましょう。
押忍
■石井和義(いしい・かずよし)
空手団体「正道会館」宗師で、
格闘技イベント「K−1」創始者。
著書に『空手超バカ一代』(文藝春秋刊)がある。
ZAKZAK 2011年04月28日(木)
ZAKZAK(産経新聞社)
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GWは東北の観光地を訪れ「復興支援」だ
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20110428/enn1104281133000-n1.htm
連載:石井館長の魁! 人生塾
今年のゴールデンウイーク(GW)は約10日間の人も
多いと思いますが、今年はぜひ、東北の観光地を訪れてみては
いかがですか。
4−5月は最も緑が輝き、美しい自然が山々に蘇る季節です。
大好きな文庫本でもリュックに忍ばせて、
新緑美しい東北地方に行きましょう。
東北地方の多くの観光地は完全に復旧し、
県外の観光客が訪れることを心から願っています。
原発事故に見舞われた福島県にしても、
中通りと呼ばれる郡山や福島、会津地方は
放射能の影響が心配ないにもかかわらず客足はパッタリ。
山と海に囲まれた東北の玄関ともいわれている
あの南相馬市へも、立ち入りは可能なのです。
○
南相馬市といえば、1600年も続いている
「相馬野馬追」があり、市民の年に1度の最高の楽しみ
でありました。
しかし、地震と津波のために、相馬地方の財産であった
多くの馬が死に、祭りに使う甲冑も流失。
平 将門の軍事訓練から始まった神事は、
本来は7月に催されますが、開催は困難な状況にあります。
震災当時から南相馬に入り、今もボランティアを続けている
友人たちは、いま、この祭事の実行を真剣に開催しよう
と考えています。
なぜ、それしか、避難を余儀なくされている
南相馬市民や周辺自治体も方々に
生きる勇気と笑顔を与える術がないからであります。
○
先日、彼らが、立谷秀清・相馬市長と会談を行いました。
市長もおっしゃるには、相馬市や周辺の町村役場が抱える
大きな課題の1つが、「市民の自殺防止」とか。
実は、地震直後から1カ月以上現地でボランティアを
続けている彼らも、全く同じ懸念を抱いていました。
食料や物資の困窮は時間とともに落ち着き、
壊滅した街並みも、少しずつ回復していきます。
しかし、それから先も被災地で暮らす住民の皆様にとって
最も大切なことは、「心の復興」に他なりません。
すでに、被災された方々は、各避難所で
たくさんの問題を心のうちにため込んでいます。
電気や水道などのライフラインが復活すれば家に帰れる人、
家族が全員無事で仕事がある一方、
目の前で大切な家族が流されて、海水に沈んでいくのを
見てしまった人など、それぞれの被災には
目に見えない大きな“格差”があるのです。
○
大地震から1カ月以上が過ぎたいま、こうした
深刻なストレスが、被災者の心に暗い影を落としています。
人は疲労や、栄養失調で病気になったり、死ぬことは、
実はほとんどありません。
その原因の大半は、度重なるストレスであり、
私たちは絶望の中で暮らさなければならない人たちに、
何ができるのかを本気で考えるときを迎えています。
こうした方々を勇気づけるには、市民参加型のボランティアで
年に1度の村祭の開催を今年の秋に行うとか、
夏の盆踊りを開催、広場で盆踊りの練習を行い、
住民同士の交流をお手伝いするのが最も効果的。
とはいえ、一般の方が思い立ってすぐに行動できるような
話ではありません。
ならば、「観光も立派な復興支援」の考えの下、
このGWはぜひ、東北各地を旅してみてください。
そして、東北に以前のにぎわいを取り戻す手助けをしましょう。
押忍
■石井和義(いしい・かずよし)
空手団体「正道会館」宗師で、
格闘技イベント「K−1」創始者。
著書に『空手超バカ一代』(文藝春秋刊)がある。
ZAKZAK 2011年04月28日(木)



