乳がん検診してますか 普及目指し映画上映と講演(東京新聞)
[2008年11月14日(Fri)]
2008(平成20)年11月14日(金)
東京新聞
トップ>東京>11月14日の記事一覧
【東京】
乳がん検診してますか 普及目指し映画上映と講演
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20081114/CK2008111402000082.html
人工乳房で乳がんのしこりや形を触る来場者
=立川市の「CINEMATWO」で
乳がんの正しい知識の普及や検診率の向上を目指している
立川市の特定非営利活動法人(NPO法人)「マザーシップ」
(井上裕子代表)が13日、同市曙町の映画館「CINEMA TWO」
で、乳がんをテーマにした映画上映と井上さんの講演会を開催した。
井上さんは同市で産婦人科医院を経営しており、
「触診だけでは早期発見は難しい。年に1回は検診を受けてほしい」
と話し、来場者らに検診の大切さを訴えた。
(西川正志)
イベントには100人以上の女性が参加。
上映作品は昨秋公開された平山あやさん主演の
「Mayu−ココロの星−」。
21歳で乳がんを患った女性の実話を元に、
闘病生活での葛藤(かっとう)を描いた。
映画館の1階ロビーには乳がんを再現した人工乳房などを展示。
触ることもでき、乳がん特有のしこりの形や大きさを
体験できるようにした。
井上さんが啓発活動を始めたきっかけは、
担当した乳がん患者が自殺した8年前。
つらい闘病生活に何度もくじけそうになる患者を励まし続けた。
「病気も治ったし、今度職場復帰するの」。
患者は笑顔で報告に来たが、2カ月後に自ら命を絶った。
井上さんは
「がんが自殺の原因かはわからないが、早期発見していれば
つらい闘病生活を送らずに、別の人生を歩めたかもしれない」
との思いが募り、活動を始めるようになった。
来院した妊婦には必ず乳がん検診を勧めている。
地域のかかりつけ医として、出産後の母子の健康にまで
気を配るのが責任だと感じるからだ。
「いくら治療しても心も体も傷つき、医療の限界を感じる」
と井上さん。
「だからこそ予防検診を大切にしてほしい」
と訴えた。
2008年11月14日
東京新聞
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【東京】
乳がん検診してますか 普及目指し映画上映と講演
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20081114/CK2008111402000082.html
人工乳房で乳がんのしこりや形を触る来場者
=立川市の「CINEMATWO」で
乳がんの正しい知識の普及や検診率の向上を目指している
立川市の特定非営利活動法人(NPO法人)「マザーシップ」
(井上裕子代表)が13日、同市曙町の映画館「CINEMA TWO」
で、乳がんをテーマにした映画上映と井上さんの講演会を開催した。
井上さんは同市で産婦人科医院を経営しており、
「触診だけでは早期発見は難しい。年に1回は検診を受けてほしい」
と話し、来場者らに検診の大切さを訴えた。
(西川正志)
イベントには100人以上の女性が参加。
上映作品は昨秋公開された平山あやさん主演の
「Mayu−ココロの星−」。
21歳で乳がんを患った女性の実話を元に、
闘病生活での葛藤(かっとう)を描いた。
映画館の1階ロビーには乳がんを再現した人工乳房などを展示。
触ることもでき、乳がん特有のしこりの形や大きさを
体験できるようにした。
井上さんが啓発活動を始めたきっかけは、
担当した乳がん患者が自殺した8年前。
つらい闘病生活に何度もくじけそうになる患者を励まし続けた。
「病気も治ったし、今度職場復帰するの」。
患者は笑顔で報告に来たが、2カ月後に自ら命を絶った。
井上さんは
「がんが自殺の原因かはわからないが、早期発見していれば
つらい闘病生活を送らずに、別の人生を歩めたかもしれない」
との思いが募り、活動を始めるようになった。
来院した妊婦には必ず乳がん検診を勧めている。
地域のかかりつけ医として、出産後の母子の健康にまで
気を配るのが責任だと感じるからだ。
「いくら治療しても心も体も傷つき、医療の限界を感じる」
と井上さん。
「だからこそ予防検診を大切にしてほしい」
と訴えた。
2008年11月14日