CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
■ TEL 0985(77)9090
■ 毎週 日・水・金曜日
   午後8時から午後11時まで(3時間)


<< 2014年07月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新記事
玉名・80代夫婦無理心中 背景は(朝日新聞/熊本) [2010年09月29日(Wed)]
2010(平成22)年09月29日(火)
朝日新聞
asahi.com>マイタウン>熊本

玉名・80代夫婦無理心中 背景は
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000001009290003

玉名市のマンションで今月に起きた80代夫婦の無理心中事件。
妻の病気を苦にした夫が妻を手にかけ、
自ら命を絶ったとみられている。

独り暮らしや65歳以上の夫婦だけで暮らす世帯が増える中、
高齢者の自殺も少なくない。
孤立化する高齢者をどう社会で守っていくのか。
事件の背景を取材した。 (塩入 彩)



夫婦が住んでいた高齢者専用マンションの中庭には、
住民が植えた花が咲いていた=玉名市

事件の現場は玉名市の中心街に近い、
温泉施設が集まる一角の高齢者専用マンション。

玉名署などによると、8階に住んでいた男性(83)が
7日夜、ベッドに寝ていた妻(84)の首を絞めた直後に
共用廊下の窓から飛び降りた。

室内からは男性が残した遺書が見つかり、
「病気の妻を見ているのがつらかった」
と書かれていた。



男性の親類の女性(54)の話では、夫婦は約20年前に
埼玉県から妻の故郷の玉名市のマンションに転居。
子供はいなかった。
夫婦仲は良く、2人で頻繁に旅行にも出かけていたという。

しかし今年4月、妻が脳梗塞(こうそく)で倒れた。
8月末に退院するまでの間、男性はほぼ毎日
病院に見舞いに行ったという。

「病気したのは自分のせいだ」。
倒れる数日前からはしをよく落とすようになった
妻の兆候に気づけなかったと、男性は自分を責めた。

猛暑のなかを自転車で看病に向かう男性。
周囲は
「そんなに通い詰めてはバテてしまう」
と心配したが、

「行くと妻が喜ぶから」
と言う男性を止めることはできなかった。



8月30日に妻は退院。昼間はデイサービスに通い、
帰宅後は数時間おきにマンションの職員が様子を見ていた。
なるべく男性に負担をかけないようにするためだった。

だが退院からわずか9日後、事件は起きた。

「(男性は)心と体のバランスが取れなかったのかもしれない。
 周りでサポートしていこうとしていた矢先だっただけに
 悔しい」

とマンションの職員は漏らす。

□ ■ □

今回事件があった高齢者専用マンションには、
自立しながら老後を過ごしたい人たちが住む。
入居条件は60歳以上で身元引受人がいること。
24時間職員が常駐し、いざという時には病院に連絡して
救急対応をするなど受け入れ態勢は万全だ。

一方で年齢を重ねて体が不自由になったり、
伴侶を亡くしたりするケースも出てくる。

そのため、このマンション側は介護職員を増やし、
入居者全員が集う会を開くなどして
住民の「孤立」を防ぐように努めてきたという。



行政も高齢者を守ろうと取り組んでいる。
熊本県では「地域の結(ゆ)いづくり」事業として、
気軽に高齢者の相談に乗れるようなネットワークを
それぞれの地域ごとに構築することを目指す。

事件があった玉名市では、地域の公民館に高齢者を呼ぶ
「いきいきふれあい活動」を推進中。
今後は音楽会やDVDの鑑賞会など、
より利用者の要望に沿った形で企画していきたいという。

ただ、全国で相次いだ高齢者の行方不明事案のように、
最近では相手と接触することも難しくなっているという。

ある民生委員の男性(67)は

「悪徳商法などにだまされるのではと警戒され、
 初めは会えないことも多いが、
 何度も顔を出し、覚えてもらうことで
 相手が声をかけてくることもある」。



高齢者の自殺問題などに詳しい
熊本大病院神経精神科の藤瀬 昇講師は

「病気やケガ、大切な人の死など
 高齢の人は様々な喪失を経験し、自殺率も高くなる。

 防止のためには、周囲が気長に声を掛けることや
 行政側が声なき声をどれだけ拾っていけるかが重要」

と話す。

□ ■ □

事件から20日余り。無理心中を図った男性の親族の女性は、
事件の直前に男性から聞いた言葉が忘れられない。

2人のなれそめを聞いたら、

「(妻が)映画館の受付で切符を切っていてねえ」
と照れくさそうに話したという。

「こんなに早く2人と別れることになるなんて」。
女性は声を詰まらせた。

朝日新聞 2010年09月29日(火)
コメント
プロフィール

黒水 宣行さんの画像
黒水 宣行
プロフィール
ブログ
リンク集
最新コメント
最新トラックバック