ベルギー 聖職者虐待で自殺者 等(NHK、共同通信)
[2010年09月11日(Sat)]
2010(平成22)年09月11日(土)
NHKオンライン
トップ>ニュース/報道>ニューストップ>国際
ベルギー 聖職者虐待で自殺者
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100911/k10013924271000.html
ヨーロッパやアメリカでカトリック教会の一部の聖職者が
子どもに性的な虐待をしていたとされる問題で、
ベルギーでは、過去に性的な虐待を受けたことが原因で、
少なくとも13人が自殺していたことがわかりました。
●
この問題は、ヨーロッパやアメリカの修道院や全寮制の学校で、
神父ら聖職者から、子どものころ性的な虐待を受けていた
という告発がことし初めから相次いでいるもので、
カトリック教会最大のスキャンダルと言われています。
ベルギーでは、こうした状況を受けて、地元のカトリック教会
が精神科医などに要請し、被害状況について調査を行いました。
それによりますと、1950年代から1980年代にかけて、
聖職者から性的な虐待を受けたといった訴えが
500件近く寄せられたということです。
なかには、2歳の男の子が被害者になったという
ケースも報告されており、性的な虐待が原因で
少なくとも13人が自殺したとしています。
ベルギーでは、ことし4月に北西部のブルージュの司祭が
過去に性的な虐待にかかわったことを認めて辞職していますが、
性的な虐待が被害者を自殺にまで追い詰めていたとする
今回の調査結果に衝撃が広がっています。
NHKオンライン 2010年09月11日(土)06時58分
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
2010(平成22)年09月11日(土)
47NEWS(共同通信社)
トップ>共同ニュース
475件の申告、自殺者も ベルギー教会の性的虐待
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091001001188.html
【ブリュッセル共同】
ベルギーのカトリック教会で神父らが長年にわたり
児童らに性的虐待を行っていた問題を調査している
同教会系の調査委員会は10日、これまでに被害の申告が
475件に達したことを明らかにした。
虐待の被害者13人の自殺、6人の自殺未遂も確認されたという。
被害者らの度重なる訴えにもかかわらず、
教会が虐待の事実を隠ぺいしていた疑いが出ており、
ベルギー司法当局は6月、教会を家宅捜索するなど
異例の強制捜査に踏み切り解明を進めている。
●
ベルギーのメディアが伝えた調査委の報告によると、
神父らの性的虐待は1950〜80年代に集中。
被害者の当時の年齢は主に10代だが、
2歳、4歳の幼児もいた。
今年4月、北西部ブリュージュの司教が長年、
少年と性的関係を持っていたことを認めて辞任して以降、
性的虐待被害の申告が急増したという。
ベルギー司法当局は6月、
「重要な情報がもたらされた」
として、ブリュッセルの北方メヘレンで
大聖堂、前大司教宅などを一斉捜索。
強引な捜査方法にローマ法王庁が抗議声明を出す事態に
発展した。
●
もっと知りたい ニュースの「言葉」
ベルギー(2007年09月20日)
オランダ、フランス、ドイツなどに囲まれた立憲君主国。
人口約1,040万人。
北部のオランダ語圏(フラマン地域)、
南部のフランス語圏(ワロン地域)、
両語圏の首都ブリュッセルなどからなる連邦制を採用。
紀元前1世紀のローマ侵攻以来、
繰り返し周辺大国の戦乱にさらされ、支配下に置かれた。
1830年独立。当初はフランス語を公用語としたが、
フラマン地域の自治権が順次拡大、近年は国民の6割が
主にオランダ語、4割が主にフランス語を話す。
(ブリュッセル共同)
共同通信社 2010年09月11日(土)
NHKオンライン
トップ>ニュース/報道>ニューストップ>国際
ベルギー 聖職者虐待で自殺者
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100911/k10013924271000.html
ヨーロッパやアメリカでカトリック教会の一部の聖職者が
子どもに性的な虐待をしていたとされる問題で、
ベルギーでは、過去に性的な虐待を受けたことが原因で、
少なくとも13人が自殺していたことがわかりました。
●
この問題は、ヨーロッパやアメリカの修道院や全寮制の学校で、
神父ら聖職者から、子どものころ性的な虐待を受けていた
という告発がことし初めから相次いでいるもので、
カトリック教会最大のスキャンダルと言われています。
ベルギーでは、こうした状況を受けて、地元のカトリック教会
が精神科医などに要請し、被害状況について調査を行いました。
それによりますと、1950年代から1980年代にかけて、
聖職者から性的な虐待を受けたといった訴えが
500件近く寄せられたということです。
なかには、2歳の男の子が被害者になったという
ケースも報告されており、性的な虐待が原因で
少なくとも13人が自殺したとしています。
ベルギーでは、ことし4月に北西部のブルージュの司祭が
過去に性的な虐待にかかわったことを認めて辞職していますが、
性的な虐待が被害者を自殺にまで追い詰めていたとする
今回の調査結果に衝撃が広がっています。
NHKオンライン 2010年09月11日(土)06時58分
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
2010(平成22)年09月11日(土)
47NEWS(共同通信社)
トップ>共同ニュース
475件の申告、自殺者も ベルギー教会の性的虐待
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091001001188.html
【ブリュッセル共同】
ベルギーのカトリック教会で神父らが長年にわたり
児童らに性的虐待を行っていた問題を調査している
同教会系の調査委員会は10日、これまでに被害の申告が
475件に達したことを明らかにした。
虐待の被害者13人の自殺、6人の自殺未遂も確認されたという。
被害者らの度重なる訴えにもかかわらず、
教会が虐待の事実を隠ぺいしていた疑いが出ており、
ベルギー司法当局は6月、教会を家宅捜索するなど
異例の強制捜査に踏み切り解明を進めている。
●
ベルギーのメディアが伝えた調査委の報告によると、
神父らの性的虐待は1950〜80年代に集中。
被害者の当時の年齢は主に10代だが、
2歳、4歳の幼児もいた。
今年4月、北西部ブリュージュの司教が長年、
少年と性的関係を持っていたことを認めて辞任して以降、
性的虐待被害の申告が急増したという。
ベルギー司法当局は6月、
「重要な情報がもたらされた」
として、ブリュッセルの北方メヘレンで
大聖堂、前大司教宅などを一斉捜索。
強引な捜査方法にローマ法王庁が抗議声明を出す事態に
発展した。
●
もっと知りたい ニュースの「言葉」
ベルギー(2007年09月20日)
オランダ、フランス、ドイツなどに囲まれた立憲君主国。
人口約1,040万人。
北部のオランダ語圏(フラマン地域)、
南部のフランス語圏(ワロン地域)、
両語圏の首都ブリュッセルなどからなる連邦制を採用。
紀元前1世紀のローマ侵攻以来、
繰り返し周辺大国の戦乱にさらされ、支配下に置かれた。
1830年独立。当初はフランス語を公用語としたが、
フラマン地域の自治権が順次拡大、近年は国民の6割が
主にオランダ語、4割が主にフランス語を話す。
(ブリュッセル共同)
共同通信社 2010年09月11日(土)