自殺未遂者ケアに力点/県対策連絡協、訪問支援も(四国新聞/香川)
[2010年09月03日(Fri)]
2010(平成22)年09月03日(金)
四国新聞
トップ>香川ニュース>地方一覧
自殺未遂者ケアに力点/県対策連絡協、訪問支援も
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/article.aspx?id=20100903000110
官民連携で自殺予防策を考える「県自殺対策連絡協議会」
の会合が2日、香川県庁であり、本年度の事業計画を協議。
従来からの相談事業の拡充などに加え、
新たに自殺未遂者を対象とした訪問支援、
メンタルヘルスに関する研究などを行うことを確認した。
会合には、臨床心理や精神看護などの各種団体や
県の関係部局から約30人が出席した。
●
訪問支援事業は、県精神保健福祉センターが実施する。
対象は、救命救急病院を退院した自殺未遂者のうち、
継続して精神面のケアが必要と判断された人。
同センターへの来所を呼び掛け、相談に応じたり治療を施すか、
必要に応じてセンター職員や精神保健福祉士が自宅訪問。
再び自殺に走らないよう支援する。
●
メンタルヘルスに関する研究は、香川大と県が連携して実施。
県民アンケートで「心の健康状態」を調査した上で、
県独自のメンタルヘルス向上に向けた取り組みを研究する。
また、自殺予防セミナーなどで使用する教材の開発も行う。
県によると、2009年の県内の自殺者は
前年比4人増の205人で、
人口10万人当たりの自殺者は20.7人。
(全国平均24.4人)。
過去10年のデータでは、男性が女性の3倍近くを占め、
男女とも50代が最も多くなっている。
●
もっと知りたい ニュースの「言葉」
メンタルヘルス(2004年08月18日)
労働者の「心の健康」問題。
厚生労働省の統計で職場で強い不安やストレスを感じる人は
近年、恒常的に6割を超える。
労災認定された精神障害も2000年度36件だったのが、
昨年度は108件と急増。
特に100時間を超える残業時間で、
うつ病などによる過労自殺が増えている。
厚労省は2000年に指針を公表し
(1)上司らによる職場環境改善
(2)産業医による相談、支援
―の対策を推奨。
四国新聞 2010年09月03日(金)09時51分
四国新聞
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自殺未遂者ケアに力点/県対策連絡協、訪問支援も
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/article.aspx?id=20100903000110
官民連携で自殺予防策を考える「県自殺対策連絡協議会」
の会合が2日、香川県庁であり、本年度の事業計画を協議。
従来からの相談事業の拡充などに加え、
新たに自殺未遂者を対象とした訪問支援、
メンタルヘルスに関する研究などを行うことを確認した。
会合には、臨床心理や精神看護などの各種団体や
県の関係部局から約30人が出席した。
●
訪問支援事業は、県精神保健福祉センターが実施する。
対象は、救命救急病院を退院した自殺未遂者のうち、
継続して精神面のケアが必要と判断された人。
同センターへの来所を呼び掛け、相談に応じたり治療を施すか、
必要に応じてセンター職員や精神保健福祉士が自宅訪問。
再び自殺に走らないよう支援する。
●
メンタルヘルスに関する研究は、香川大と県が連携して実施。
県民アンケートで「心の健康状態」を調査した上で、
県独自のメンタルヘルス向上に向けた取り組みを研究する。
また、自殺予防セミナーなどで使用する教材の開発も行う。
県によると、2009年の県内の自殺者は
前年比4人増の205人で、
人口10万人当たりの自殺者は20.7人。
(全国平均24.4人)。
過去10年のデータでは、男性が女性の3倍近くを占め、
男女とも50代が最も多くなっている。
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もっと知りたい ニュースの「言葉」
メンタルヘルス(2004年08月18日)
労働者の「心の健康」問題。
厚生労働省の統計で職場で強い不安やストレスを感じる人は
近年、恒常的に6割を超える。
労災認定された精神障害も2000年度36件だったのが、
昨年度は108件と急増。
特に100時間を超える残業時間で、
うつ病などによる過労自殺が増えている。
厚労省は2000年に指針を公表し
(1)上司らによる職場環境改善
(2)産業医による相談、支援
―の対策を推奨。
四国新聞 2010年09月03日(金)09時51分