「自殺防止に挑む秋田」記録映画に 岩手の双子が撮影中 等(河北新報、朝日新聞、日本経済新聞/秋田)
[2010年07月31日(Sat)]
2010(平成22)年07月27日(火)
河北新報
トップ>東北のニュース
北上市の双子の兄弟が、秋田県内の自殺対策映画に取り組む
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100727t75011.htm

秋田ふきのとう県民運動実行委員会の設立総会の様子を撮影する
拓也さん(手前)と伸也さん
岩手県を舞台にしたドキュメンタリー映画で
プロデューサーを務めてきた岩手県北上市の双子の兄弟、
都鳥拓也、伸也さん=ともに27歳=が、
秋田県内の自殺防止の取り組みをテーマにした映画制作に
励んでいる。
2人は
「自殺対策の最前線に立つ秋田を通して、
人とのつながりの大切さを感じてほしい」
と話している。
●
ドキュメンタリー映画のタイトルは「希望のシグナル」。
闇の中を手探りで奮闘する自殺防止の活動を光にたとえた。
2人は、乳児や高齢者医療の無料化など、
旧沢内村(現西和賀町)の「生命尊重」の行政を扱った
「いのちの作法」(2008年)、
盛岡市の児童養護施設を追った「葦牙―あしかび―」(09年)
の2作をプロデュースしたが、
今回初めて、企画から監督、撮影までを担当する。
撮影は今年6月に始まり、来年夏までの予定。
12年の完成を目指す。
きっかけは今年1月、「葦牙」の上映会で秋田市を訪れた際、
自殺防止に努力する民間団体の関係者と出会ったこと。
特に、自殺の原因となる孤立を防ぐために、
地域のつながりを創出する活動に感心したという。
「自殺は身近で起きている問題なのに、
岩手ではタブー視される」
と拓也さん。
伸也さんは
「秋田で起きている活動のうねりを、
映画を通して全国に広げたい」
と話す。
●
2人は車に撮影機材を積み、月に2、3度、秋田に通う。
これまでに、今月発足した官民連携の
「秋田ふきのとう県民運動実行委員会」
や、地域の人が集うサロンを開く八峰町の民間団体
「心といのちを考える会」
などを取材した。
自主制作のため予算が足りず、寄付を募っている。
制作費は約1,200万円掛かるが、
集まったのは100万円ほどだという。
寄付は個人が1口5,000円、企業が1万円で、
エンドタイトルやパンフレットに名前を掲載するほか、
完成したDVDも配布される。
連絡先は、サポーターズ・クラブ事務局
0197(67)0714。
河北新報 2010年07月27日(火)
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
2010(平成22)年07月29日(木)
朝日新聞
asahi.com>マイタウン>秋田
「自殺防止に挑む秋田」記録映画に 岩手の双子が撮影中
http://mytown.asahi.com/areanews/akita/TKY201007280552.html

「秋田ふきのとう県民運動」
の実行委員会の初会合の様子を撮影する
都鳥拓也さん(右端)、伸也さん(右から2人目)
=秋田市のアキタパークホテル
岩手県北上市在住の双子の映画製作者が
「自殺防止活動」をテーマに記録映画の撮影を進めている。
舞台は、自殺率が15年連続で全国ワーストの秋田県
(厚生労働省調査)。
映画タイトルは、闇をほのかに照らす光を表した
「希望のシグナル ―自殺防止最前線からの提言―」。
自殺対策に取り組む複数の民間団体の姿を通して
「地域の人間力」を浮かび上がらせたいという。
●
中小企業経営者、医師、産業カウンセラー、大学教授、
司法書士、保健師、僧侶――。
7月16日、秋田市のホテルの一室は、
100人超の熱気に満ちていた。
自殺防止活動に関心を持つ民間や行政の人たちが協力し、
自殺防止キャンペーンに取り組む
「秋田ふきのとう県民運動」の実行委員会の初会合のため、
県内各地から関係者が集まっていた。
彼らに静かにカメラを向ける2人の姿があった。
岩手県北上市から来た都鳥(とどり)拓也さん、伸也さん。
27歳の双子の映画製作者だ。
兄の拓也さんがカメラマンを務め、弟の伸也さんが監督だ。
「自殺防止活動」をテーマにした記録映画を
6月から撮影している。
2人は口をそろえる。
「多様な人々が手を携え、試行錯誤しながら
命を救おうとする姿を撮りたい」
●
都鳥兄弟は小学6年生のころ、お手製の怪獣の特撮映画を
作って以来、映画の世界にのめり込んだ。
地元の高校を経て、専門学校の日本映画学校(川崎市)で
記録映画を学んだ。
卒業後は、北上市に戻り、実家が経営する接骨院内を
間借りして活動拠点に。
撮影に使うカメラは地元のケーブルテレビや
映画学校の同級生に借りた。
これまで2つの映画をプロデュースしている。
1960年代に日本初の高齢者医療費無料の福祉政策に
取り組んだ岩手県沢内村(現西和賀町)の現在を追った
「いのちの作法」(2008年)、
虐待された子どもらが暮らす盛岡市の児童養護施設の
日々の生活を映し、虐待した母親にもカメラを向けた
「葦牙―あしかび― こどもが拓(ひら)く未来」(09年)。
どちらも現場に長期間住み込んで対象に密着した。
その過程で2人はこう感じたという。
「現在の社会問題の多くは
地域の人々のきずなが薄れた末に起きている。
そのひとつの到達点が『自殺』ではないか」
●
自殺を映像化することは長らくタブー視されてきた。
未遂者や遺族への撮影が難航することを懸念し、
仲間や先輩は反対した。
しかし、2人はこう考えた。
「当事者ではなく、必死に対策に取り組む人々に
焦点を当てることで、自殺を個人だけでなく、
社会問題として認識してもらえる。
そして、現代が失いつつある地域の人間力を
伝えられるのではないか」
●
秋田県に目をつけたのは、自殺率のみならず、
全国有数の自殺防止活動の先進県でもあるからだ。
県によると、全国約120ある自殺対策に取り組む
民間団体のうち、約40団体が県内にあるという。
都鳥兄弟は6月末、北秋田市の施設で、
民間団体が協力した相談会に密着した。
窓口を訪れるのは多重債務、経営難、病気、失業など
さまざまな問題に苦しむ相談者たち。
それぞれの専門家が素早く対応する。
「あなた企業の経営者?
今日はぴったりの人がいるよ。ゆっくり相談していって」。
こんな具合だ。
2人は相談窓口の充実に舌を巻いた。
「民間のネットワークが、命を救うために
網の目のように張り巡らされている。他県にはない仕組み。
21世紀型の新しい地域社会の可能性を感じた」
撮影は1年がかり。2012年春の完成を目指す。
問い合わせは
「『希望のシグナル』サポーターズ・クラブ事務局」
(0197・67・0714) まで。
●
ところで、双子で映画を撮る強みは何なのか。
「考えることがほぼ一緒。打ち合わせをしなくていい」
(伸也さん)。
「記録映画は資金繰りが厳しい。
悩むことも多いけど、2人だからあきらめずにやっていける」
(拓也さん)
こんな答えが返ってきた。 (矢島大輔)
朝日新聞 2010年07月29日(火)
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
2010(平成22)年07月31日(土)
日本経済新聞 電子版
トップ>ライフトップ>ライフニュース
自殺なくせ、映画で訴え 「ワースト県」秋田の活動追う
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100727t75011.htm
自殺率全国ワースト1位を続ける
秋田の自殺防止の取り組みをドキュメンタリー映画にしようと、
2人の若い映画人が自主制作を始めた。
県内に40以上ある自殺防止の民間団体や、
死を思いとどまった人を丹念に取材、・・・(以下、会員限定)
日本経済新聞 電子版 2010年07月31日(土)12時04分
河北新報
トップ>東北のニュース
北上市の双子の兄弟が、秋田県内の自殺対策映画に取り組む
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100727t75011.htm

秋田ふきのとう県民運動実行委員会の設立総会の様子を撮影する
拓也さん(手前)と伸也さん
岩手県を舞台にしたドキュメンタリー映画で
プロデューサーを務めてきた岩手県北上市の双子の兄弟、
都鳥拓也、伸也さん=ともに27歳=が、
秋田県内の自殺防止の取り組みをテーマにした映画制作に
励んでいる。
2人は
「自殺対策の最前線に立つ秋田を通して、
人とのつながりの大切さを感じてほしい」
と話している。
●
ドキュメンタリー映画のタイトルは「希望のシグナル」。
闇の中を手探りで奮闘する自殺防止の活動を光にたとえた。
2人は、乳児や高齢者医療の無料化など、
旧沢内村(現西和賀町)の「生命尊重」の行政を扱った
「いのちの作法」(2008年)、
盛岡市の児童養護施設を追った「葦牙―あしかび―」(09年)
の2作をプロデュースしたが、
今回初めて、企画から監督、撮影までを担当する。
撮影は今年6月に始まり、来年夏までの予定。
12年の完成を目指す。
きっかけは今年1月、「葦牙」の上映会で秋田市を訪れた際、
自殺防止に努力する民間団体の関係者と出会ったこと。
特に、自殺の原因となる孤立を防ぐために、
地域のつながりを創出する活動に感心したという。
「自殺は身近で起きている問題なのに、
岩手ではタブー視される」
と拓也さん。
伸也さんは
「秋田で起きている活動のうねりを、
映画を通して全国に広げたい」
と話す。
●
2人は車に撮影機材を積み、月に2、3度、秋田に通う。
これまでに、今月発足した官民連携の
「秋田ふきのとう県民運動実行委員会」
や、地域の人が集うサロンを開く八峰町の民間団体
「心といのちを考える会」
などを取材した。
自主制作のため予算が足りず、寄付を募っている。
制作費は約1,200万円掛かるが、
集まったのは100万円ほどだという。
寄付は個人が1口5,000円、企業が1万円で、
エンドタイトルやパンフレットに名前を掲載するほか、
完成したDVDも配布される。
連絡先は、サポーターズ・クラブ事務局
0197(67)0714。
河北新報 2010年07月27日(火)
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
2010(平成22)年07月29日(木)
朝日新聞
asahi.com>マイタウン>秋田
「自殺防止に挑む秋田」記録映画に 岩手の双子が撮影中
http://mytown.asahi.com/areanews/akita/TKY201007280552.html

「秋田ふきのとう県民運動」
の実行委員会の初会合の様子を撮影する
都鳥拓也さん(右端)、伸也さん(右から2人目)
=秋田市のアキタパークホテル
岩手県北上市在住の双子の映画製作者が
「自殺防止活動」をテーマに記録映画の撮影を進めている。
舞台は、自殺率が15年連続で全国ワーストの秋田県
(厚生労働省調査)。
映画タイトルは、闇をほのかに照らす光を表した
「希望のシグナル ―自殺防止最前線からの提言―」。
自殺対策に取り組む複数の民間団体の姿を通して
「地域の人間力」を浮かび上がらせたいという。
●
中小企業経営者、医師、産業カウンセラー、大学教授、
司法書士、保健師、僧侶――。
7月16日、秋田市のホテルの一室は、
100人超の熱気に満ちていた。
自殺防止活動に関心を持つ民間や行政の人たちが協力し、
自殺防止キャンペーンに取り組む
「秋田ふきのとう県民運動」の実行委員会の初会合のため、
県内各地から関係者が集まっていた。
彼らに静かにカメラを向ける2人の姿があった。
岩手県北上市から来た都鳥(とどり)拓也さん、伸也さん。
27歳の双子の映画製作者だ。
兄の拓也さんがカメラマンを務め、弟の伸也さんが監督だ。
「自殺防止活動」をテーマにした記録映画を
6月から撮影している。
2人は口をそろえる。
「多様な人々が手を携え、試行錯誤しながら
命を救おうとする姿を撮りたい」
●
都鳥兄弟は小学6年生のころ、お手製の怪獣の特撮映画を
作って以来、映画の世界にのめり込んだ。
地元の高校を経て、専門学校の日本映画学校(川崎市)で
記録映画を学んだ。
卒業後は、北上市に戻り、実家が経営する接骨院内を
間借りして活動拠点に。
撮影に使うカメラは地元のケーブルテレビや
映画学校の同級生に借りた。
これまで2つの映画をプロデュースしている。
1960年代に日本初の高齢者医療費無料の福祉政策に
取り組んだ岩手県沢内村(現西和賀町)の現在を追った
「いのちの作法」(2008年)、
虐待された子どもらが暮らす盛岡市の児童養護施設の
日々の生活を映し、虐待した母親にもカメラを向けた
「葦牙―あしかび― こどもが拓(ひら)く未来」(09年)。
どちらも現場に長期間住み込んで対象に密着した。
その過程で2人はこう感じたという。
「現在の社会問題の多くは
地域の人々のきずなが薄れた末に起きている。
そのひとつの到達点が『自殺』ではないか」
●
自殺を映像化することは長らくタブー視されてきた。
未遂者や遺族への撮影が難航することを懸念し、
仲間や先輩は反対した。
しかし、2人はこう考えた。
「当事者ではなく、必死に対策に取り組む人々に
焦点を当てることで、自殺を個人だけでなく、
社会問題として認識してもらえる。
そして、現代が失いつつある地域の人間力を
伝えられるのではないか」
●
秋田県に目をつけたのは、自殺率のみならず、
全国有数の自殺防止活動の先進県でもあるからだ。
県によると、全国約120ある自殺対策に取り組む
民間団体のうち、約40団体が県内にあるという。
都鳥兄弟は6月末、北秋田市の施設で、
民間団体が協力した相談会に密着した。
窓口を訪れるのは多重債務、経営難、病気、失業など
さまざまな問題に苦しむ相談者たち。
それぞれの専門家が素早く対応する。
「あなた企業の経営者?
今日はぴったりの人がいるよ。ゆっくり相談していって」。
こんな具合だ。
2人は相談窓口の充実に舌を巻いた。
「民間のネットワークが、命を救うために
網の目のように張り巡らされている。他県にはない仕組み。
21世紀型の新しい地域社会の可能性を感じた」
撮影は1年がかり。2012年春の完成を目指す。
問い合わせは
「『希望のシグナル』サポーターズ・クラブ事務局」
(0197・67・0714) まで。
●
ところで、双子で映画を撮る強みは何なのか。
「考えることがほぼ一緒。打ち合わせをしなくていい」
(伸也さん)。
「記録映画は資金繰りが厳しい。
悩むことも多いけど、2人だからあきらめずにやっていける」
(拓也さん)
こんな答えが返ってきた。 (矢島大輔)
朝日新聞 2010年07月29日(火)
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
2010(平成22)年07月31日(土)
日本経済新聞 電子版
トップ>ライフトップ>ライフニュース
自殺なくせ、映画で訴え 「ワースト県」秋田の活動追う
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100727t75011.htm
自殺率全国ワースト1位を続ける
秋田の自殺防止の取り組みをドキュメンタリー映画にしようと、
2人の若い映画人が自主制作を始めた。
県内に40以上ある自殺防止の民間団体や、
死を思いとどまった人を丹念に取材、・・・(以下、会員限定)
日本経済新聞 電子版 2010年07月31日(土)12時04分



