がん患者7割 費用負担大きい 等(NHKオンライン、毎日新聞)
[2010年03月01日(Mon)]
2010(平成22)年03月01日(月)
NHKオンライン
トップ>ニュース/報道>ニューストップ>暮らし
がん患者7割 費用負担大きい
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015898091000.html
がん患者とその家族のおよそ70%が治療にかかった費用の負担
が大きいと感じ、なかには経済的な理由で治療を断念している
患者もいることが、NPO法人の調査でわかりました。

この調査は、医療政策などを研究している
NPO法人「日本医療政策機構」が、去年11月から12月に
かけて、さまざまながんの患者団体に依頼して行ったもので、
患者とその家族など1,618人から回答がありました。
それによりますと、がんの治療にかかった費用の負担について、
「とても大きい」、「やや大きい」と回答した人は
あわせて71%に上りました。
さらに、全体の7%は、経済的な理由で治療そのものを
断念したり、受けたい治療をあきらめて別の治療を選んだり
していました。
また、治療の悩みで最も多かったのは
「不安や恐怖」など精神的な悩みで全体の64%、次いで
「副作用や後遺症」など肉体的な苦痛で60%となっている
一方で、痛みを和らげる「とう痛ケア」を受けたことがない
という回答が59%に上りました。
このほか、全体の5人に1人にあたる20%が治療には
「満足していない」
と回答しており、日本医療政策機構は
「がん患者と家族が抱えるさまざまな苦痛を和らげて
がん医療を充実させていくことが今後の課題だ」
と指摘しています。
NHKオンライン 2010年03月01日(月)04時35分
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
2010(平成22)年02月16日(火)
毎日新聞 地方版
トップ>地域ニュース>東京
香山リカのココロの万華鏡:「お金と闘う」がん患者/東京
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100216ddlk13070289000c.html
テレビのドキュメンタリー番組が基になって生まれた
1冊の本に衝撃を受けた。
「がん患者、お金との闘い」(札幌テレビ放送取材班)
がそれだ。
今や日本人のふたりにひとりががんになる時代、と言われるが、
患者さんや家族の経済的負担についてはあまり語られていない。
日本には健康保険もあれば高額療養費制度もあるし、
生命保険に入っている人も多いし、と思う人もいるかも
しれないが、これらの制度にはいろいろな問題もある。
もちろん、患者さん自身が治療のために仕事を減らしたり、
やめなくてはならなくなれば、それだけですぐに
家計は大きな痛手を受けることになる。
さらに最先端の抗がん剤などの治療を受けようと思うと、
その負担は莫大(ばくだい)なものになる。
●
実際に番組を作ったテレビ局が取ったアンケートでは、
9割以上の患者さんが
「経済的負担を感じる」
と答えている。
しかし、がん患者に対する公的支援はほとんどなく、
わずかに使える制度についてもよく知られていないのが実情だ。
たとえば、今はがんも障害年金受給の対象になっているのだが、
社会保険事務所の窓口さえ、そのことを知らないことがある
という。
本書に登場する、がん薬物療法専門医である結城医師は、
お金がないからと治療をやめていく患者さんを
多数見てきた経験を語りながら、こう言う。
「抗がん剤が高いことは開発費にお金がかかっているので
しようがない現状だが、僕ももっと勉強して
いろんな助成の制度をお伝えできればいいと思った」
●
そう、これからは
「医者は医学のことだけしか知らない」
では、患者さんを本当の意味で助けることはできない。
患者さんの心のこと、生活のこと、
そして経済的な問題や助成の制度まで目配りをできて、
はじめて“主治医”としての機能を果たしたことになる。
そこまではちょっと、という場合でも、せめて
「何か使える制度があるはずだから、
医療ソーシャルワーカーに尋ねてみて」
とつなぐくらいの気持ちは不可欠だろう。
●
とはいえ、日々の診療や書類書き、新しい治療法、
薬を覚えるので精いっぱいで、とかく
「治療費のこと? 私に言われてもわからないよ」
などと言ってしまいがちなのが医者というもの。
私も「お金との闘い」が病気以上に患者さんたちを苦しめている
場合がある、という現実を忘れないでおきたいと思った。
毎日新聞 地方版 2010年02月16日(火)
NHKオンライン
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がん患者7割 費用負担大きい
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015898091000.html
がん患者とその家族のおよそ70%が治療にかかった費用の負担
が大きいと感じ、なかには経済的な理由で治療を断念している
患者もいることが、NPO法人の調査でわかりました。

この調査は、医療政策などを研究している
NPO法人「日本医療政策機構」が、去年11月から12月に
かけて、さまざまながんの患者団体に依頼して行ったもので、
患者とその家族など1,618人から回答がありました。
それによりますと、がんの治療にかかった費用の負担について、
「とても大きい」、「やや大きい」と回答した人は
あわせて71%に上りました。
さらに、全体の7%は、経済的な理由で治療そのものを
断念したり、受けたい治療をあきらめて別の治療を選んだり
していました。
また、治療の悩みで最も多かったのは
「不安や恐怖」など精神的な悩みで全体の64%、次いで
「副作用や後遺症」など肉体的な苦痛で60%となっている
一方で、痛みを和らげる「とう痛ケア」を受けたことがない
という回答が59%に上りました。
このほか、全体の5人に1人にあたる20%が治療には
「満足していない」
と回答しており、日本医療政策機構は
「がん患者と家族が抱えるさまざまな苦痛を和らげて
がん医療を充実させていくことが今後の課題だ」
と指摘しています。
NHKオンライン 2010年03月01日(月)04時35分
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
2010(平成22)年02月16日(火)
毎日新聞 地方版
トップ>地域ニュース>東京
香山リカのココロの万華鏡:「お金と闘う」がん患者/東京
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100216ddlk13070289000c.html
テレビのドキュメンタリー番組が基になって生まれた
1冊の本に衝撃を受けた。
「がん患者、お金との闘い」(札幌テレビ放送取材班)
がそれだ。
今や日本人のふたりにひとりががんになる時代、と言われるが、
患者さんや家族の経済的負担についてはあまり語られていない。
日本には健康保険もあれば高額療養費制度もあるし、
生命保険に入っている人も多いし、と思う人もいるかも
しれないが、これらの制度にはいろいろな問題もある。
もちろん、患者さん自身が治療のために仕事を減らしたり、
やめなくてはならなくなれば、それだけですぐに
家計は大きな痛手を受けることになる。
さらに最先端の抗がん剤などの治療を受けようと思うと、
その負担は莫大(ばくだい)なものになる。
●
実際に番組を作ったテレビ局が取ったアンケートでは、
9割以上の患者さんが
「経済的負担を感じる」
と答えている。
しかし、がん患者に対する公的支援はほとんどなく、
わずかに使える制度についてもよく知られていないのが実情だ。
たとえば、今はがんも障害年金受給の対象になっているのだが、
社会保険事務所の窓口さえ、そのことを知らないことがある
という。
本書に登場する、がん薬物療法専門医である結城医師は、
お金がないからと治療をやめていく患者さんを
多数見てきた経験を語りながら、こう言う。
「抗がん剤が高いことは開発費にお金がかかっているので
しようがない現状だが、僕ももっと勉強して
いろんな助成の制度をお伝えできればいいと思った」
●
そう、これからは
「医者は医学のことだけしか知らない」
では、患者さんを本当の意味で助けることはできない。
患者さんの心のこと、生活のこと、
そして経済的な問題や助成の制度まで目配りをできて、
はじめて“主治医”としての機能を果たしたことになる。
そこまではちょっと、という場合でも、せめて
「何か使える制度があるはずだから、
医療ソーシャルワーカーに尋ねてみて」
とつなぐくらいの気持ちは不可欠だろう。
●
とはいえ、日々の診療や書類書き、新しい治療法、
薬を覚えるので精いっぱいで、とかく
「治療費のこと? 私に言われてもわからないよ」
などと言ってしまいがちなのが医者というもの。
私も「お金との闘い」が病気以上に患者さんたちを苦しめている
場合がある、という現実を忘れないでおきたいと思った。
毎日新聞 地方版 2010年02月16日(火)



