• もっと見る

NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
■ TEL 0985(77)9090
■ 毎週 日・水・金曜日
   午後8時から午後11時まで(3時間)


<< 2014年07月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新記事
石井仁平医師:関川村移住1年 本当の「治療」模索の日々/新潟(毎日新聞) [2010年02月26日(Fri)]
2010(平成22)年02月26日(金)
毎日新聞 地方版
トップ>地域ニュース>新潟

石井仁平医師:関川村移住1年
本当の「治療」模索の日々/新潟
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100226ddlk15040160000c.html

◇農業と両立、人に焦点を

農村から日本の医療を見つめ直したいと、
外科医の石井仁平さんが、
東京から関川村に移り住んで1年になる。

農業をしながら、近くの医療機関で診察したり、
健康相談に応じる日々を送る。

「やっと村の人に受け入れられてきたかな。
 これからが本当のスタート」
と石井さん。

ゆくゆくは、村に訪問診療センターを作りたいと夢みている。

◆「いい医者」って?

石井さんは宮城県出身。長崎大医学部を卒業後、
埼玉や千葉など主に首都圏の病院で勤務した。

研修医1年目だった01年の夏。
千葉の病院で担当していた末期がんの60代男性が亡くなった。
自分がみとった初めての患者だった。

亡くなる直前、男性は息も絶え絶えの状態で
「先生、いい医者になってください」
と何度も繰り返した。

周りに家族がいるのに、自分に向かって発した
男性の最後の言葉。

それ以来、
「『いい医者』って何だろう」
とずっと考え続けてきた。

◆体だけ助けても…

より高度な技術を学ぼうと、
大阪の千里救命救急センターへ移った。

1年間勤務し、患者の多くが
社会的な問題を抱えていることに気づいた。

精神疾患を抱えた人や野宿生活者、自殺未遂を繰り返す人……。
同じ人が何度も運ばれてくる。
助けた後に自殺した患者もいた。

「体だけ助けても、社会的背景が変わらなければ、
 本当に治すことはできない」。

病気への対応だけでは、医師も地域も疲弊するばかり。

「今、新しい病気がどんどん増えているのは、
 人ではなく病気に焦点をあてているから」
という。

◆大切なのは食と農

人が健康であるために欠かせないものの1つが「食」。
食を考えるうえで切り離せないのが「農」だ。
3〜4年前から、新しい医療を目指す拠点を探していた。

08年に東京の雑穀レストランが主催する
田舎暮らし体験会に参加し、山形県小国町を訪ねた。

その時、県境を挟んで隣接する関川村と出合い、
09年1月に移住した。

4月には、田畑を借りて35種類の野菜の種をまき、
秋には無農薬の米を3俵半収穫した。
初めての農業の傍ら、村上市の県立坂町病院や
山北徳洲会病院で主に夜勤で診療をしている。

◆大声出して元気に

09年12月、村の有志で
「関川村 男大楽(おとこだいがく)」
を始めた。

禁酒禁煙女人禁制で、エネルギーを高めることを学び合う場。
著名人のスピーチなどを学び、心に残ったことを大声で叫ぶ。

「声を出すことは大事なんです」
と石井さん。

大声を出した後、参加者は生き生きした表情になるという。

人が本当に元気になるための「治療」を模索する日々は、
始まったばかりだ。 【川畑さおり】

毎日新聞 地方版 2010年02月26日(金)
コメント
プロフィール

黒水 宣行さんの画像
黒水 宣行
プロフィール
ブログ
リンク集
最新コメント
最新トラックバック