日本経済の「失われた20年」(朝鮮日報)
[2009年12月30日(Wed)]
2009(平成21)年12月30日(水)
Chosun Online(朝鮮日報)
ホーム>国際>国際総合
日本経済の「失われた20年」
http://www.chosunonline.com/news/20091230000038
「成長の芽を見いだせないならば、
『失われた20年』からの脱却は難しい」
29日付日本経済新聞は
「『失われた20年』に終止符を打てるか」
と題する社説を掲載した。
これまで日本の長期不況を象徴する言葉は
「失われた10年」だった。同紙は
「新興国をも巻き込んだグローバルな大競争時代に、
日本は勝ち組になれず、経済の停滞が続いた」
と指摘した。
●
12月29日は東京株式市場で日経平均が過去最高値
を付けてからちょうど20年目に当たる。
1989年の同日、日経平均は3万8,915円まで上昇した。
1980年代後半に始まったバブル経済の終着点となり、
長期不況の出発点でもあった。
日経平均はこの日を最後に下落や浮沈を繰り返し、
20年後の同日には1万 638円で引けた。
株価は20年間で3分の1になったことになる。
●
かつてニューヨーク株式市場を上回る世界最大規模を誇った
時価総額(600兆円)は、今では約半分の308兆円に
目減りした。
東京株式市場の時価総額は、ニューヨーク株式市場だけでなく、
中国市場(上海と深センの合計)にも満たない規模にまで
縮小した。
株価崩壊とともに、翌年にはそれまで青天井だった
不動産価格のバブルも崩壊し、16年連続で下落が続いた。
●
今年初めに日本の内閣府が発表した07年の日本の国富
(土地や建物などの資産から負債を差し引いた国の正味資産)は
2,794兆円だった。
日本の国富はピーク時の90年代には
3,534兆円に達していた。
01年には、小泉政権の新自由主義改革で株価と地価が
上昇に転じたものの、昨年の米国発の金融危機で
日本経済は再び停滞局面に入った。
●
さらに、社会的にも大きな変化があった。
雇用、設備、負債という日本経済の「3大過剰」を解消する過程
で、日本社会を安定的に支えてきた終身雇用と年功序列の伝統が
崩壊した。
日本での自殺者数は、失業率が5.5%を記録した
02年には年間3万人を超えた。
それ以降、自殺者3万人以上という傾向は続いている。
そして今年も昨年に続き、解雇された派遣労働者を
一時的に収容する施設が東京に設置された。
●
こうした低成長のわなから逃れるため、
鳩山政権は首相を中心とする成長戦略策定会議を設置し、
30日に経済成長戦略を発表する予定だ。
日本の報道によれば、鳩山政権は2020年までに
環境、健康(介護、医療など)の分野で400万人分の雇用を
創出し、青年、女性、高齢者、障害者の就業率を引き上げる
ことを政策の最優先課題に掲げる方針だ。
また、成長の足かせとなる制度や慣行の見直し、
保育サービスなど就業環境の整備なども
課題として位置づける構えだ。
●
しかし、鳩山式の内需主導型による成長戦略で日本が
「失われた20年」から脱却できると考える専門家はいない。
日本経済新聞は社説の中で、
「いま鳩山政権は経済の内需主導への転換を唱えている。
だが、その政策が単に配分を見直すだけで
成長の芽を見いだせないならば、
『失われた20年』からの脱却は難しい」
「危難に遭遇したダチョウは頭を砂にうずめるというが、
それでは何の問題解決にもならない」
と政府を批判した。
東京=鮮于鉦(ソンウ・ジョン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2009年12月30日(水)11時32分
Chosun Online(朝鮮日報)
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日本経済の「失われた20年」
http://www.chosunonline.com/news/20091230000038
「成長の芽を見いだせないならば、
『失われた20年』からの脱却は難しい」
29日付日本経済新聞は
「『失われた20年』に終止符を打てるか」
と題する社説を掲載した。
これまで日本の長期不況を象徴する言葉は
「失われた10年」だった。同紙は
「新興国をも巻き込んだグローバルな大競争時代に、
日本は勝ち組になれず、経済の停滞が続いた」
と指摘した。
●
12月29日は東京株式市場で日経平均が過去最高値
を付けてからちょうど20年目に当たる。
1989年の同日、日経平均は3万8,915円まで上昇した。
1980年代後半に始まったバブル経済の終着点となり、
長期不況の出発点でもあった。
日経平均はこの日を最後に下落や浮沈を繰り返し、
20年後の同日には1万 638円で引けた。
株価は20年間で3分の1になったことになる。
●
かつてニューヨーク株式市場を上回る世界最大規模を誇った
時価総額(600兆円)は、今では約半分の308兆円に
目減りした。
東京株式市場の時価総額は、ニューヨーク株式市場だけでなく、
中国市場(上海と深センの合計)にも満たない規模にまで
縮小した。
株価崩壊とともに、翌年にはそれまで青天井だった
不動産価格のバブルも崩壊し、16年連続で下落が続いた。
●
今年初めに日本の内閣府が発表した07年の日本の国富
(土地や建物などの資産から負債を差し引いた国の正味資産)は
2,794兆円だった。
日本の国富はピーク時の90年代には
3,534兆円に達していた。
01年には、小泉政権の新自由主義改革で株価と地価が
上昇に転じたものの、昨年の米国発の金融危機で
日本経済は再び停滞局面に入った。
●
さらに、社会的にも大きな変化があった。
雇用、設備、負債という日本経済の「3大過剰」を解消する過程
で、日本社会を安定的に支えてきた終身雇用と年功序列の伝統が
崩壊した。
日本での自殺者数は、失業率が5.5%を記録した
02年には年間3万人を超えた。
それ以降、自殺者3万人以上という傾向は続いている。
そして今年も昨年に続き、解雇された派遣労働者を
一時的に収容する施設が東京に設置された。
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こうした低成長のわなから逃れるため、
鳩山政権は首相を中心とする成長戦略策定会議を設置し、
30日に経済成長戦略を発表する予定だ。
日本の報道によれば、鳩山政権は2020年までに
環境、健康(介護、医療など)の分野で400万人分の雇用を
創出し、青年、女性、高齢者、障害者の就業率を引き上げる
ことを政策の最優先課題に掲げる方針だ。
また、成長の足かせとなる制度や慣行の見直し、
保育サービスなど就業環境の整備なども
課題として位置づける構えだ。
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しかし、鳩山式の内需主導型による成長戦略で日本が
「失われた20年」から脱却できると考える専門家はいない。
日本経済新聞は社説の中で、
「いま鳩山政権は経済の内需主導への転換を唱えている。
だが、その政策が単に配分を見直すだけで
成長の芽を見いだせないならば、
『失われた20年』からの脱却は難しい」
「危難に遭遇したダチョウは頭を砂にうずめるというが、
それでは何の問題解決にもならない」
と政府を批判した。
東京=鮮于鉦(ソンウ・ジョン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2009年12月30日(水)11時32分



