CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
■ TEL 0985(77)9090
■ 毎週 日・水・金曜日
   午後8時から午後11時まで(3時間)


<< 2014年07月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新記事
【社説】研修・技能実習 制度の修正続けてきたが 等(西日本新聞、愛媛新聞) [2009年11月15日(Sun)]
2009(平成21)年11月15日(日)
西日本新聞
トップ>コラム>社説

社説
研修・技能実習 制度の修正続けてきたが
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/134614

熊本県植木町で農業を営む夫婦が殺され、自殺したとみられる
中国人研修生の遺体も現場で同時に見つかった。

研修生は今年7月下旬から、
ここに住み込みで農業研修を受けていたという。

なぜ、悲惨な事件は起きたのか。
避けることはできなかったのだろうか。

外国人の研修・技能実習制度ができて20年近くになるが、
トラブルは絶えず、むしろ深刻化しているようにも見える。

何のためにできた制度か。
外国人の不法就労を取り締まる代わりに、
1990年の出入国管理法改正で外国人の在留資格として
「研修」が設けられた。

技術移転による国際貢献がうたい文句だった。
大企業だけでなく、中小企業なども研修生を受け入れられる
ように翌91年、当時の労働、通商産業、外務、法務4省で
財団法人国際研修協力機構を設立して、
支援や指導を行うことになった。

だが、研修とは名ばかりで、実際には低賃金・長時間労働の
偽装研修がある、
研修中にけがをしても補償制度がないなど、
当時から問題点が指摘されていた。

しかし、制度は拡充されていった。
1年間の研修に2年間の技能実習期間が加えられた。
対象職種も拡大された。その結果、研修生などは増加していった。

2008年末現在で、研修生は約8万7,000人、
技能実習生が約10万5,000人を数える。
ここ10年間で研修生は3倍以上に、技能実習生は約7倍に
なった。その多くが中国からである。

研修生や技能実習生が増えれば
トラブルが増えることも予想はできる。
日本語がある程度できて、生活習慣の違いなどを理解していれば
摩擦も起きにくい。

だが、現実には、そこらがあいまいなまま来日する研修生も
いるだろう。

受け入れ側にも問題がある。
パスポートを取り上げる、時間外労働しても残業代を払わない
など、法務省入国管理局から法律違反や人権侵害などの
不正行為を指摘された件数は増加を続けてきた。

研修生や技能実習生の失(しっ)踪(そう)も多い。
07年度は失踪者が2,000人を超え、
08年度も1,600人以上が姿を消したという。

技術移転、人材育成で国際貢献は建前でしかない。
研修生は出稼ぎ感覚で、受け入れ側は労働力として期待する。

このため、研修期間を極力減らし、基本的に労働関係法令が
適用できるようにするなど、管理を強化する方向で
制度の修正が続けられてきた。

過疎地ほど若い労働力の確保が難しい現実がある。
研修生がいないと事業継続できない企業もあるのではないか。
九州の農業現場でも多くの研修・技能実習生が働いている。

あまり知られていない、その実態を明らかにする必要がある。
そのうえで制度のあり方を論じてもいい。

この制度には地方自治体を含め多くの役所がかかわっている。
連携強化が課題だが、半ば人任せにしている役所も
あるのではないか。それも問題である。

西日本新聞 朝刊 2009年11月15日(日)11時03分

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2009(平成21)年11月11日(水)
愛媛新聞
ホーム>コラム|特集|連載>地軸

不幸な事件
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/chijiku/ren018200911113304.html

途上国の人材育成がうたい文句の外国人研修・技能実習制度。
が、趣旨とは裏腹に違法な低賃金と過酷な労働環境など
さまざまな問題が指摘されている。



不幸な事件も起こっている。
熊本県で先日、農業を営む夫婦が自宅で殺害された事件も
その1つ。

夫婦方で働いていた中国人研修生が、納屋で首をつっていた。
警察は研修生が夫婦を殺害し、自殺した疑いがあるとみている。



研修生は今年6月来日、7月下旬から農作業を手伝うように
なった。研修生のためにテレビや自転車をそろえるなど、
夫婦は親身に面倒をみていた。

研修生もよく働き、
「家族のようだった」
との近所の証言もある。



青果店を営むなど、手広く農業に取り組んでいた夫婦は
一瞬にして人生を断たれた。

家族や友人と離れて日本にやってきた研修生にも
夢があったはずだ。
もし警察の疑い通りであれば、何ともショッキングで
複雑な気分だ。



夫婦と研修生が一緒に農作業をするようになって3カ月余り。
一般の工場などと違って研修生には仲間もいない。
言葉も十分には通じなかっただろう。
ちょっとした亀裂が、大事に発展したのかもしれない。



研修制度は地方の中小企業が中心だが、
農漁業の現場にも広がっている。

労働環境の改善はいうまでもない。
そのうえで受け入れ先、研修生双方への
こまめな精神的ケアが必要になってきているようだ。

愛媛新聞 2009年11月11日(水)
コメント
プロフィール

黒水 宣行さんの画像
黒水 宣行
プロフィール
ブログ
リンク集
最新コメント
最新トラックバック