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なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
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牧太郎の大きな声では言えないが…:私はウソを申しません(毎日新聞) [2008年08月05日(Tue)]
2008(平成20)年08月05日(火)
毎日新聞 大阪朝刊
トップ>ニュースセレクト>社説・解説・コラム>牧太郎の大きな声では言えないが…

牧太郎の大きな声では言えないが…:私はウソを申しません

世に迷文句は数々あるが、戦後の政治家・池田勇人の
「貧乏人は麦を食え!」
を超えるインパクトのある言葉はなかったように思う。

第3次吉田内閣で蔵相に抜てきされた池田さんは
1950年12月7日の参議院予算委で、高騰を続ける
生産者米価に関連して
「所得に応じて、所得の少ない人は麦を多く食う、
所得の多い人は米を食うというような、経済の原則に
そった方へ持って行きたいというのが、私の念願であります」
と答弁した。正確には
「貧乏人……」
というセリフは翌日の新聞がつけた“見出し”である。

2年後、通産相の時にも
「中小企業の5人や10人自殺してもやむを得ない」
という趣旨の答弁をして、物価高に苦しむ日本人を
あぜんとさせた。

貧乏人、自殺……狂乱インフレが国民を痛めつける昨今は、
半世紀前の、池田さんの時代によく似ている。貧乏人は
ガソリンが買えない。1日に90人が日本のどこかで自殺
している(07年の自殺者は3万3093人)。
でも、今の政治家は「狂乱インフレ」を認めようとはしない。

内閣府が今年度の成長率見通しを実質ベースで2・0%から
1・3%へ、名目ベースで2・1%を0・3%へ下方修正している
のに、大田弘子・前経済財政担当相が
「アメリカの経済が持ち直すにつれ、日本経済も速やかに回復する」
(7月14日)と発言したのには
「ウソも休み休みにしろ!」
と怒りまで感じた。(失礼だが)あんな可愛い顔をした女性大臣が
平気でウソをつく。即座に内閣改造してくれ!と思った。

剣が峰の改造を福田さんは自ら「安心実現内閣」と命名した。
名文句? 迷文句?

首相になった池田さんは寛容と忍耐。60年の総選挙では
テレビCMで
「私はウソを申しません」
と言い放った。「本音の池田」のイメージを逆手に取ったネーミング。
(浮気がばれ、夫人に水風呂に顔を突っ込まれた時
「私はウソを申しません」と言ったのが始まりという説もあるが)
名文句だった。池田さんの「所得倍増計画」は
(評価は分かれるとは思うが)分かりやすいビジョンだった。

福田さんに申し上げる。「安心実現」の大前提はウソをつかないことだ。
狂乱インフレを認め、処方せんを提示するのが、改造内閣の緊急にして
最大の使命だと思う。貧乏人をなくすのが、池田さんにつながる
保守本流の使命ではないのか。
(専門編集委員)

毎日新聞 2008年08月05日 東京夕刊
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