京都市民、悩み抱え込む傾向 市が初調査 「自殺考えた」3割(京都新聞)
[2009年11月03日(Tue)]
2009(平成21)年11月03日(火・祝)
京都新聞
ホーム>最新ニュース一覧>2009年11月03日(火)
京都市民、悩み抱え込む傾向
市が初調査 「自殺考えた」3割
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009110300047&genre=A2&area=K00
自殺者が年300人を超す京都市が、自殺予防のため
初めて実施したアンケートで、
「同居家族が悩みを聞いてくれる」
という市民が半数にとどまり、
国の調査より低率なことが2日までに分かった。
相談相手がいない人は1割、自殺を考えた人は3割に上り、
いずれも国調査より多かった。
■「家族に相談」半数 国平均下回る
3月に3,000人を対象に実施。
1,300人から回答を得て、昨年2月に内閣府が行った
同様の調査と比較した。
「不満や悩みに耳を傾けてくれる人は」
との問いでは、同居家族が53%とトップだったが、
国調査の69%より16ポイント低かった。
逆に「いない」は10%に上り、国の6%より多かった。
「自殺したい」と思ったことがある人は27%に達し、
国の19%を大きく上回った。
病気の予兆とされる、よく眠れない日が2週間以上続いた時の
受診の有無を尋ねたところ、
「受診しない」が50%で、国の44%を上回った。
一方、ストレス解消法は
「テレビ・映画・ラジオ」の43%が1位だった。
国の調査では「人と話す」(49%)がトップだったが、
41%にとどまる。
昨年の自殺者は全国約3万人で、京都府内は546人だった。
うち京都市内は316人に上る。
市こころの健康増進センターは
「アンケートによれば、京都市民は国平均より悩みを
相談できずにストレスを抱え、医療機関にも行かない
という危険な傾向がみられる」
と分析。家族や職場、地域など周囲の理解が深まるよう、
広報を充実させるとしている。
相談は同センターTEL 075(314)0874 へ。
京都新聞 2009年11月03日(火・祝)
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京都市民、悩み抱え込む傾向
市が初調査 「自殺考えた」3割
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009110300047&genre=A2&area=K00
自殺者が年300人を超す京都市が、自殺予防のため
初めて実施したアンケートで、
「同居家族が悩みを聞いてくれる」
という市民が半数にとどまり、
国の調査より低率なことが2日までに分かった。
相談相手がいない人は1割、自殺を考えた人は3割に上り、
いずれも国調査より多かった。
■「家族に相談」半数 国平均下回る
3月に3,000人を対象に実施。
1,300人から回答を得て、昨年2月に内閣府が行った
同様の調査と比較した。
「不満や悩みに耳を傾けてくれる人は」
との問いでは、同居家族が53%とトップだったが、
国調査の69%より16ポイント低かった。
逆に「いない」は10%に上り、国の6%より多かった。
「自殺したい」と思ったことがある人は27%に達し、
国の19%を大きく上回った。
病気の予兆とされる、よく眠れない日が2週間以上続いた時の
受診の有無を尋ねたところ、
「受診しない」が50%で、国の44%を上回った。
一方、ストレス解消法は
「テレビ・映画・ラジオ」の43%が1位だった。
国の調査では「人と話す」(49%)がトップだったが、
41%にとどまる。
昨年の自殺者は全国約3万人で、京都府内は546人だった。
うち京都市内は316人に上る。
市こころの健康増進センターは
「アンケートによれば、京都市民は国平均より悩みを
相談できずにストレスを抱え、医療機関にも行かない
という危険な傾向がみられる」
と分析。家族や職場、地域など周囲の理解が深まるよう、
広報を充実させるとしている。
相談は同センターTEL 075(314)0874 へ。
京都新聞 2009年11月03日(火・祝)