• もっと見る

NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
■ TEL 0985(77)9090
■ 毎週 日・水・金曜日
   午後8時から午後11時まで(3時間)


<< 2014年07月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新記事
社説:自殺予防緊急対策 試される首長の本気度(秋田魁新報) [2009年09月30日(Wed)]
2009(平成21)年09月30日(火)
秋田魁新報
トップ>秋田のニュース>社説

■ 秋田のニュース:社説

社説:自殺予防緊急対策 試される首長の本気度
http://www.sakigake.jp/p/editorial/news.jsp?kc=20090930az

昨年9月のリーマンショック以来の不況などにより
自殺者が増えている。

1〜8月の自殺者は全国で2万2,362人、昨年同期より
971人多い。本県も293人で13人増加している。

昨年まで2年連続減少してきた本県だが、
現行ペースでは昨年を上回る可能性もある。

14年連続の自殺率全国ワーストの汚名返上のためにも
12月末までの3カ月間、官民挙げての緊急的な取り組みが
求められる。

本県の自殺者は1998年以降、毎年400人を超えており、
2003年には519人と過去最多だった。
その後、自殺予防対策の充実もあって07年には前年比62人減
の420人、08年も11人減の409人と減少傾向にある。

しかし、県警によると今年は8月末現在で293人とハイペース。
このうち男性が209人で12人増、女性は84人で1人増。

全国的な傾向でもあるが、不況による失業などが要因となって
男性、しかも30〜50代の自殺者が増えている。

先日、秋田市で開かれた自殺問題を話し合う
「いのちを守り、いのちを支える全国フォーラム」
でも、今年の全国の自殺者は統計が始まった1978年以降で
最悪だった03年に迫るペースであることが報告された。

特に不況による自殺が急増していることを重視、
社会経済的な緊急策の必要性が確認された。

県はこうした動向も踏まえ、来月13日に開く
「県・市町村協働政策会議」
に緊急的に自殺対策を追加する。

当日は専門家の講演のほか、国の交付金を原資にした
「地域自殺対策緊急強化資金」
の活用策などで意見交換する。

自殺は個人的な問題とされがちだが、06年施行の
自殺対策基本法などで、その背景には何らかの社会的な要因が
あるとされ、「追い詰められた末の死」と定義付けられた。

数年前までの行政当局は自殺問題に対して「個人的な問題」
との意識が強く、行政にはなじまないとの認識でいた。

しかし、自殺の要因となる失業や貧困、心と体の健康などは
まさに行政のサポートが必要な問題。

市町村協働政策会議には知事と全県の25市町村長が出席する。
自殺問題への危機意識を共有する場にしたい。

本県の自殺者が2年連続で減少したのは行政と大学、民間団体が
一体となった活動の成果だろう。

全国的にもこの3者連携の取り組みは「秋田モデル」として
評価されている。

自殺者増という緊急事態の中、3者の連携を基本にすべきだ。

一方、各市町村をみると、活動の強弱は
市町村長の自殺問題への意識の持ち方の強弱とも重なる。

優れた予防活動の先例とされる八峰町では、加藤和夫町長が
自殺対策の先頭に立ち、予防のための講演もしている。

首長が本気になれば、自殺者は必ず減るはずだ。
住民の命を守るのは行政の最低限の責務。
危機意識を持って対策に取り組んでもらいたい。

秋田魁新報 2009年09月30日(火) 09時32分更新

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2009(平成21)年09月30日(火)
秋田魁新報
トップ>秋田のニュース>北斗星

■ 秋田のニュース:北斗星
北斗星(9月30日付)
http://www.sakigake.jp/p/column/hokuto.jsp?kc=20090930ax

「これから3カ月が正念場。まさに待ったなしの状況」。
県内で自殺予防対策にかかわる人たちが口をそろえる。



1998年以降、年間の自殺者が400人を超え、
自殺率が14年連続全国ワーストの本県。
来年までに330人に減らす目標を掲げる。

しかし、県警のまとめによると、8月末現在の自殺者は
減少するどころか、昨年同期を13人も上回っている。



昨秋、「リーマンショック」の荒波に襲われて以来、
全国で自殺者が増加。今年は過去最悪のペースで推移している。

自殺に至った1人1人に掛け替えのない人生や家族があったはず。
すべてを捨て去る道を選んだのはなぜだろう。



「生きづらい社会になっているのではないか」。
本県の自殺予防対策をリードする本橋豊秋田大医学部長の見方だ。

派遣切り、格差社会、過労死、医療崩壊など
今を表すキーワードには閉塞(へいそく)感が伴う。

日本は主要国で自殺率がトップ級。
その中で本県が最も高いという事実は重い。



一朝一夕に景気や社会を変えることはできない。
しかし、命を支える活動にいささかの遅滞も許されない。

本橋学部長は
「キャンペーンを張るたび、自殺者は間違いなく減ってきた」
と語る。打つ手はあるのだ。



県は9月補正予算案に、地域自殺対策緊急強化基金による
電話相談や普及啓発の支援を盛り込んだ。

市町村長や職員、民間団体、警察との会合開催や
委員会設置の方針も明らかにしている。

危機感を共有して、命の大切さを絶えず訴えることが大事だ。

秋田魁新報 2009年09月30日(火)09時29分更新
コメント
プロフィール

黒水 宣行さんの画像
黒水 宣行
プロフィール
ブログ
リンク集
最新コメント
最新トラックバック