社会福祉の専門職は自らの値打ちも認めて(医療介護CBニュース)
[2009年07月31日(Fri)]
2009(平成21)年07月31日(金)
医療介護CBニュース(キャリアブレイン)
トップ>ニューストップ>介護一般
社会福祉の専門職は自らの値打ちも認めて
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/23491.html
鉄道弘済会は7月30、31日の両日、
「漂流する社会福祉からの脱出」
と題して
「第46回社会福祉セミナー」
を開催した。30日には、社会福祉のあすに向けた行政、専門職、市民の役割についての講座が開かれた。

福祉専門職をテーマにした講座では、障害者福祉、高齢者福祉、
ソーシャルワーカーの立場から
「あすを築くための専門職の役割」
について話し合った。
障害者支援などを行う高水福祉会(長野県中野市)常務理事の
福岡 寿氏は、障害者の入所施設では人手が足りず、
利用者1人ひとりの要望を聞くよりも、うまく施設が回るように
「自分たちの手に乗せようと考えていた」
という。
障害者が在宅で暮らすための地域移行支援のコーディネーター
となってからは、利用者や家族からのさまざまな要望に対応する
ことになったが、その声に耳を傾けて
「支援してみようと自分を追い込んでいくのが
ある意味、専門性ではないか」
と述べた。
福岡氏は、利用者の声を聞いて支援を行うために、
行政や他の福祉事業所などの外部とネットワークを形成する力
が、相談支援に携わる人に求めている専門性だとした。
●
神奈川県海老名市を中心に特別養護老人ホームなど
を運営する中心会理事長の浦野正男氏は、
10年後を見通した戦略経営計画書を策定した。
20歳代から40歳代までの職員10人から成る
プロジェクトチームが1年余りにわたり議論し、
経営理念を明確にすることや組織にあるチャンスやリスク、
強みや弱みなどの分析に力を入れたほか、
目標値を設定し、その達成のための計画も定めたという。
●
また、業務の可視化を進めているほか、
教育・訓練システムの構築、中堅マネジャーの育成に取り組んで
おり、浦野氏は一連の取り組みで職員が
「法人のミッションやビジョン、バリューを多くの職員が
共有する。それが、組織に対する肯定的な認識や評価に
つながるのではないか」
と述べた。
●
ソーシャルワークのスーパービジョン(指導)を
専門とするルーテル学院大大学院研究科長の福山和女氏は、
ソーシャルワーカーに対し、
「利用者からこんなことまでしてもらい、本当に感謝している」
と言われた場合に、専門家としてどう答えるかと質問してきた
という。
「とんでもない。そんなこと言わなくていい」
という答えばかりだといい、福山氏が
「専門家としてやるべきことでした」
となぜ言わないのかと問うと、
「専門家であるという自信がない」
と言われるという。
●
福山氏は、専門職は他人の存在だけでなく、自らの値打ちも
認める必要があるとしたほか、雇用する側も
「あなたの質が高いので雇用したい」
と言ってほしいと述べた。
また、指導を行うときにも社会福祉の専門職に対し、
利用者との「ミクロ」の範囲のみでかかわっているのではなく、
社会といった「マクロ」の福利の増進に寄与する任務を負って
いるのが専門家であるという自覚を促していきたいと述べた。
●
質疑応答では福岡氏が、ソーシャルワーカーやコーディネーター
といった相談職が重要なのは、支援の必要な人がどれだけ困って
いるかを関係者に気付かせ、情報などの共有化や役割分担を
しながら仕事を進める仕組みを提供することだとした。
また、支援が必要な人に対し、各関係機関がスムーズに支援を
行える仕組みができれば、地域での課題が共有化され、
支援体制ができていくとした。
キャリアブレイン 2009年07月31日(金) 18時30分
医療介護CBニュース(キャリアブレイン)
トップ>ニューストップ>介護一般
社会福祉の専門職は自らの値打ちも認めて
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/23491.html
鉄道弘済会は7月30、31日の両日、
「漂流する社会福祉からの脱出」
と題して
「第46回社会福祉セミナー」
を開催した。30日には、社会福祉のあすに向けた行政、専門職、市民の役割についての講座が開かれた。

福祉専門職をテーマにした講座では、障害者福祉、高齢者福祉、
ソーシャルワーカーの立場から
「あすを築くための専門職の役割」
について話し合った。
障害者支援などを行う高水福祉会(長野県中野市)常務理事の
福岡 寿氏は、障害者の入所施設では人手が足りず、
利用者1人ひとりの要望を聞くよりも、うまく施設が回るように
「自分たちの手に乗せようと考えていた」
という。
障害者が在宅で暮らすための地域移行支援のコーディネーター
となってからは、利用者や家族からのさまざまな要望に対応する
ことになったが、その声に耳を傾けて
「支援してみようと自分を追い込んでいくのが
ある意味、専門性ではないか」
と述べた。
福岡氏は、利用者の声を聞いて支援を行うために、
行政や他の福祉事業所などの外部とネットワークを形成する力
が、相談支援に携わる人に求めている専門性だとした。
●
神奈川県海老名市を中心に特別養護老人ホームなど
を運営する中心会理事長の浦野正男氏は、
10年後を見通した戦略経営計画書を策定した。
20歳代から40歳代までの職員10人から成る
プロジェクトチームが1年余りにわたり議論し、
経営理念を明確にすることや組織にあるチャンスやリスク、
強みや弱みなどの分析に力を入れたほか、
目標値を設定し、その達成のための計画も定めたという。
●
また、業務の可視化を進めているほか、
教育・訓練システムの構築、中堅マネジャーの育成に取り組んで
おり、浦野氏は一連の取り組みで職員が
「法人のミッションやビジョン、バリューを多くの職員が
共有する。それが、組織に対する肯定的な認識や評価に
つながるのではないか」
と述べた。
●
ソーシャルワークのスーパービジョン(指導)を
専門とするルーテル学院大大学院研究科長の福山和女氏は、
ソーシャルワーカーに対し、
「利用者からこんなことまでしてもらい、本当に感謝している」
と言われた場合に、専門家としてどう答えるかと質問してきた
という。
「とんでもない。そんなこと言わなくていい」
という答えばかりだといい、福山氏が
「専門家としてやるべきことでした」
となぜ言わないのかと問うと、
「専門家であるという自信がない」
と言われるという。
●
福山氏は、専門職は他人の存在だけでなく、自らの値打ちも
認める必要があるとしたほか、雇用する側も
「あなたの質が高いので雇用したい」
と言ってほしいと述べた。
また、指導を行うときにも社会福祉の専門職に対し、
利用者との「ミクロ」の範囲のみでかかわっているのではなく、
社会といった「マクロ」の福利の増進に寄与する任務を負って
いるのが専門家であるという自覚を促していきたいと述べた。
●
質疑応答では福岡氏が、ソーシャルワーカーやコーディネーター
といった相談職が重要なのは、支援の必要な人がどれだけ困って
いるかを関係者に気付かせ、情報などの共有化や役割分担を
しながら仕事を進める仕組みを提供することだとした。
また、支援が必要な人に対し、各関係機関がスムーズに支援を
行える仕組みができれば、地域での課題が共有化され、
支援体制ができていくとした。
キャリアブレイン 2009年07月31日(金) 18時30分



