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なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


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宇都宮弁護士 多重債務者に「救われた」(読売新聞) [2008年04月28日(Mon)]
2008(平成20)年04月28日(月)
読売新聞
ホーム>ジョブサーチ>インタビュー

◇ 不屈のひみつ
多重債務者に「救われた」
http://job.yomiuri.co.jp/interview/jo_in_08042801.cfm

宇都宮 健児(うつのみや・けんじ)さん
弁護士
1946年、愛媛県生まれ。東京市民法律事務所。
日弁連多重債務対策本部本部長代行、
反貧困ネットワーク代表など。
「消費者金融 実態と救済」など著書多数。



◎ 田中成浩撮影

ベテラン弁護士の事務所に勤務する若手弁護士を、
通称「イソ弁」という。居候弁護士の略らしい。
多重債務問題の第一人者である宇都宮は、
普通なら数年で卒業するこの立場を脱するまでに、
12年も費やした。

「同僚たちはロータリークラブなどに顔を出して
人脈を作り、中小企業の顧問の口を得て独立して
いくのに、私は要領が悪かったんです」

自身の顧客をつかむことができず、
事務所から回される仕事をこなすだけ。
ついには“肩たたき”に遭い、別の事務所に
転職したが状況は変わらない。

弁護士会から
「多重債務者の相談を受けてほしい」
と頼まれたのは、そんな時期だった。

「被害が急増し、弁護士会への相談者も増えたけれど、
受け手がいない。『宇都宮なら暇だから』と
思われたのでしょう」

当時はまだ極端な高金利や暴力的な取り立てが横行し、
それらを取り締まる法律もなかった。
宇都宮は、債務者と一緒に金融業者を何十社も訪ねて
交渉しながら、解決のためのノウハウを積み上げていった。

「手を引いてほしい」
そんなある日、所属事務所のボス弁護士から通告を受ける。

「いずれ共同経営者になってもらうつもりだ。
が、そのためには多重債務から手を引いてほしい」

事務所の宇都宮の席には、貧しい身なりの相談者が
次々と訪れ、債権者から脅迫まがいの電話がひっきりなしに
かかる。ボスは、ほかの依頼者や顧問企業への影響を
懸念したのだった。

「でも、ほかの弁護士に協力を呼びかけた手前、
私が降りるわけにはいかない。何よりも、
今にも倒れそうに消耗した相談者たちが立ち直っていく姿に、
やりがいを感じていました」

仕方なく独立したが、収入のあてはない。
ダメなら郷里に帰って農家を継ごうか、とも考えた。
だが、借金地獄からの脱出法を解説した本が売れ、
訪れる依頼者も増えて、どうにか食べていけるようになった。

以来、四半世紀。個々の事件の解決に取り組むかたわらで、
グレーゾーン金利撤廃などの制度改正運動、
フリーターを含めた貧困問題の対策など、
活動の幅は広がる一方だ。たまたま頼まれて手がけた
多重債務という分野は、生涯の仕事になった。

「目の前の問題を片付けるうちに、やらなきゃいけない
ことが増えた。最初から『正義のため』とか建前で始めたら、
長続きしませんでしたね。
イソ弁時代の仕事のない寂しさを思えば、
救いを求める人の役に立つことで、私自身も救われている」

あの肩身の狭い日々があったから、
自分がやるべき仕事に出会えた、
そう思っている。

(敬称略)

片山一弘

(2008年4月28日 読売新聞)



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