• もっと見る

NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
■ TEL 0985(77)9090
■ 毎週 日・水・金曜日
   午後8時から午後11時まで(3時間)


<< 2014年07月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新記事
秋田に望む:「木曜の窓」筆者の思い/1 荒谷紀子さん(毎日新聞) [2009年03月31日(Tue)]
2009(平成21)年03月31日(火)
毎日新聞 地方版
トップ>地域ニュース>秋田

秋田に望む:「木曜の窓」筆者の思い/1 荒谷紀子さん/秋田
http://mainichi.jp/area/akita/news/20090331ddlk05040019000c.html

新人同士による知事選(4月12日投開票)がスタートし、
もうすぐ新しいリーダーが誕生する秋田県。今どんなところに
課題があり、どんな対応が求められているのか。
毎日新聞の「木曜の窓」を交代で執筆する5人から、
それぞれが深くかかわる分野を中心に話を聞いた。

◇弱い人、見捨てないで
一番言いたいのは、弱い人、底辺にいる人を見捨てないでほしい
ということ。

難病のALS(筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症)患者と
その家族を支援する活動にかかわってきた。
呼吸器をつければまだまだ生きられるのに、経済的な負担を
する余裕がないと家族が首を縦に振らず、あきらめて死んでいく
ケースを何度か見てきた。

これは一種の自殺行為。秋田は呼吸器貸し出しの制度はあるが
介護への助成が手薄で、家族は支えきれない。

県などに頼みごとをしても
「病気で苦しんでいるのはあなたたちだけではない」
「公平にしなくてはならない」
と言われ、結局何も進まなかった。
診療報酬の問題から、受け入れてくれる病院もほとんどない。

公平というが、一律にみんなにばらまくのではなく、本当に必要
で困っているところ、特に命にかかわるところを助けるのが
行政の仕事ではないのか。

家族のあきらめの背景には、秋田の所得水準の低さもある。
働く場がなく、働いても収入が少ない。親の年金に頼って何とか
生活している人は少なくない。2、3万円のお金に困っている人
がどれだけたくさんいるか、待遇の恵まれた公務員の人たちは
わかっているのだろうか。

そんな経済状態だからこそ、少なくても子供たちがやりたいことを
できるよう、学費の心配をせずに済む奨学制度を充実させてほしい。
学費を払えずに進学をあきらめ、そのために就職先も限られ、
安定した収入が得られない。そんな話をよく耳にする。

教育費の心配をせずに済むなら安心して子供を産め、少子化対策
にもつながる。これらのことでかかるお金は、知恵を出せば
何とでもなる。

県庁に限らず、さまざまなところで
「悪く変わるよりは、今のままの方がいい」
という意識が強く、
「前例に従う」
「前の年と同じように」
と言われる。

秋田をよくするにはどうするか、もっとみんなで議論し、
考え直さないといけない。これほど厳しいときだからこそ、
県民自身も思い切って変わらなければいけないと思う。
(聞き手・古川修司)=つづく

==============

■人物略歴

秋田市の千秋公園内で山菜など地元食材をふんだんに使った
田舎料理店「あやめだんご」を経営。同市在住、67歳。


毎日新聞 2009年03月31日 地方版
コメント
プロフィール

黒水 宣行さんの画像
黒水 宣行
プロフィール
ブログ
リンク集
最新コメント
最新トラックバック