• もっと見る

NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
■ TEL 0985(77)9090
■ 毎週 日・水・金曜日
   午後8時から午後11時まで(3時間)


<< 2014年07月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新記事
仏ベストセラー作家 京で構想次回作(読売新聞/京都) [2009年03月01日(Sun)]
2009(平成21)年03月01日(日)
読売新聞
ホーム>地域>京都

仏ベストセラー作家 京で構想次回作
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20090228-OYT8T01093.htm



「シンプルで自然な日本の庭が好き」
と話すミュリエル・バルベリさん(左京区の関西日仏学館で)

フランスでベストセラーになった
「優雅なハリネズミ」(邦訳・早川書房刊)
の作家ミュリエル・バルベリさん(39)が次回作準備のため
京都暮らしを始めた。テーマは日本の庭という。(森恭彦)

「優雅な――」は、並み外れた知性を隠して高級アパルトマンの
管理人を務める未亡人と、住人で自殺志願の12歳の少女が、
新しく入居した日本人紳士オヅさんと出会い、変わっていく物語
で、250万部というフランス小説では今世紀最高の売り上げを
記録。

関西日仏交流会館・ヴィラ九条山(山科区日ノ岡)に招かれて
昨夏来日し、今年から左京区吉田に購入した家に移った。
「思いがけず本が売れたおかげで、世界で一番好きな場所に
住むことができる」

とバルベリさん。

日本との出合いはマンガだった。
「特に谷口ジローが好き。恥ずかしいけれど小説はあまり読んで
いない」

と照れる。それでも谷口の「『坊っちゃん』の時代」に触発されて
最近、夏目漱石を読んでいるという。

「日本人はユーモアがないと言われるが、
漱石の『吾輩は猫である』は、ヨーロッパのどのユーモア小説
より笑わせてくれた」

前回2006年に来日した際、訪れた桂離宮庭園が
「最初の衝撃だった。これほど洗練された素晴らしい庭は
初めてだった」。

その後、京都や金沢の庭を見て回り、
「今ではよりシンプルで自然な庭が好き。大徳寺の高桐院は、
一面のこけをカエデが囲む。竹林の中、石畳がまっすぐ延びる
参道もいい。ここはきっと次回作に使う」

と話す。

「フランスの庭は幾何学的で、自然を支配、所有する気持ちの
表れ。日本の庭は調和を重視し、自然と人間の垣根がない。
夢の中のような気分になる」

庭以外にも
「いろいろ素晴らしいものに出合った」
という。

「能、琴や尺八の音楽。囲碁は日本に来る前から好きだった。
日本人の優しさも発見の1つ。
そうそう、イチゴ大福にもびっくりした」

と笑いながら教えてくれた。

次回作の刊行は未定。
「締め切りがあると書けないたちなので」。

(2009年03月01日 読売新聞)
コメント
プロフィール

黒水 宣行さんの画像
黒水 宣行
プロフィール
ブログ
リンク集
最新コメント
最新トラックバック