AIDとは夫以外の第三者から精子の提供を受ける生殖技術のことで、日本においては60年ほどの歴史があり、現在も年間百数十名の子どもがこの技術によって生まれています。
【新刊販売のお知らせ】 「AIDで生まれるということ –精子提供で生まれた子どもたちの声– 」 非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ・長沖暁子編著 出版社:萬書房 1,800円+税 208p H26年5月1日より販売されます(取次搬入4月30日) 書店、amazonにて予約できます。 目次 ・AIDで生まれた子どもの声 ・座談会 ・当事者とは誰なのか 当事者の視点から、AIDの問題点をまとめた冊子(A5 12p) 「子どもが語るAID −生殖技術について、今考えてほしいこと−」 販売終了しました。ありがとうございました。 |
出自に関しての話は、小さな頃は説明が難しいかもしれません。
親にとってはあまり話したくないことが含まれるかもしれません。
しかし、ある程度成長した時に事実を伝えられるベースを作っておくべきだと思います。
嘘をつくつもりではなかった、または知らない方がいい出自であるという意見があります。
しかし、自分の出自を肯定されないことこそが、生まれた人を苦しめているのです。
出自に関して嘘があるということは、親との信頼関係をダメにするだけでなく
生まれた人に怒りや悲しみをもたらす可能性が大きくなります。
その怒りや悲しみは、消化するのに大きなエネルギーと時間を必要とするでしょう。
親子が本音でぶつかり合うことなしに
本当の絆はうまれないと思います。