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2015年05月05日

子どもにとって

今日はこどもの日。
AIDは生まれる子どもにとってどうだろうかと
考えてみてほしい。

子どもに出自を秘密にすれば問題ないとされ、
60年も続けられてきた。
今も生まれ続けている。

ほんとうに問題がないと思ってきたのだろうか。

子どもにうそをつき続けて
平気でいられる親が
ほんとうにどれだけいるのだろうか。

子どもの立場からすれば、
自分がおかしくなるくらいの強い怒りで
いっぱいになる時もある。

生まれる子どもにとって
よいやり方だとは、
どうしても思えない。

問題があると思う人は
どういう立場であっても
勇気を持って
声をあげてほしい。
posted by ren at 17:56 | TrackBack(0) | AIDの問題点

2015年02月24日

親に言えない

自分がAIDで生まれたことを知って
大きなショックを受けて
悩んだり、苦しんだりしたことを
今でも親には言えません。

親もいろいろな思いをしてきただろうし
私に知られたらかわいそうだと思って
隠してきたのだからと、
親を気づかってしまいます。

私は事実を知ったことで
とても苦しかったけれど
知らないよりはずっとよかったのです。

でも、どれほど苦しいのか
ほんとうは親にわかってほしいのです。
一番わかってほしい人に
何も伝えられないのです。

伝えたところで
生まれ直すことなどできません。
親に後悔されるのもつらいのです。

また、嘘をつかれていたことで
親を信じられなくなったということもあり、
私のほんとうの気持ちは伝えたくない
という矛盾した思いもあります。

とても複雑な心境です。

posted by ren at 17:12 | TrackBack(0) | AIDの問題点

2015年01月12日

気持ちを話す


自分の生まれが人と違うことを
誰にでも話せるわけではありません。

できることなら、知らなかったことにしたい、忘れたい・・
そうしないと、
生活できないような時期もありました。

でも、自分の核になること、一番根っこの部分の揺らぎを
押し殺したままでは立ち行きません。
もやもやした気持ちが続き、
常にイライラし、
体調が悪くなりました。

たとえば、テレビで親子のドラマを見ると
突然涙があふれて止まらなくなるなど、
ほんのささいなことで
我を忘れるくらい動揺してしまう自分がいました。

いろんな人に自分の気持ちを話してみました。
「親は大きな愛情をもっていたんだね」と
言われたときは傷つきました。

でも、同じ立場の人たちや、心理の専門家の人、
生きづらさを抱えたマイノリティーの立場の人に
話してみたら、
まっすぐ受け止めてもらえました。

気持ちが少し軽くなりました。

それ以来、
安心できる場所で、安心できる人に
その時その時の自分の気持ちを話して聞いてもらうことが
支えとなっています。
posted by ren at 13:30 | TrackBack(0) | AIDの問題点

2014年12月04日

自分の気持ち

母から告知を受けて25年になります。

自分が父と血がつながっていないと言われて、大きなショックを受けても
そのこととどう向き合えばいいのか、

第3者の精子提供を受けて生まれたと聞かせれても
そのことをどう考えていけばいいのか、

自分の気持ちがどこにあって、どう感じているのか
よくわからないまま、
ずいぶん長い時間を過ごしてきました。

今思えば、自分の気持ちに向き合えないでいるというのは
何か不安で、自信がなくて、落ち着かなくて
いつもイライラして、決して幸せな時間ではありませんでした。

そういうもやもやした気持ちに気付いたのは
同じAIDで生まれた人たちの存在を知ったからでした。

たった一人では、自分の気持ちにも気づけない。
その気持ちをきちんと表現し、
自分で認めてあげることができてはじめて、
誰でもない自分として生きられるのだと思います。

人とつながれることで、自分を知ることができる。

もし、AIDで生まれた当事者の方がおられたら、
つながりたいと思っています。



posted by ren at 17:58 | TrackBack(0) | AIDの問題点

2013年02月11日

親類からの提供

昭和20年代後半から30年代の資料によると、ある医療機関では、AIDは、匿名からの提供だと問題があるとして、親類など提供者を連れて来た場合のみ行っていたとあります。また、親類などからの提供だと問題があるとして、匿名のみ実施していた医療機関もありました。

いずれにしても、問題があるという指摘があったにもかかわらず、AIDは行われ続けていたことになります。

AIDで生まれた子どもの自助グループには、匿名からと親類からの提供で生まれた人がいます。
提供者がわかっていても、アイデンティティーの喪失と、親、親類との関係の破たんを経験しています。

問題は、治療の成果として、命を作ってしまうということではないでしょうか。
作られた人の、人間としての尊厳は、どのように守られるのでしょうか。
posted by ren at 16:01 | TrackBack(0) | AIDの問題点

2008年12月04日

嘘の関係がいけない

出自に関しての話は、小さな頃は説明が難しいかもしれません。
親にとってはあまり話したくないことが含まれるかもしれません。
しかし、ある程度成長した時に事実を伝えられるベースを作っておくべきだと思います。
嘘をつくつもりではなかった、または知らない方がいい出自であるという意見があります。
しかし、自分の出自を肯定されないことこそが、生まれた人を苦しめているのです。
出自に関して嘘があるということは、親との信頼関係をダメにするだけでなく
生まれた人に怒りや悲しみをもたらす可能性が大きくなります。
その怒りや悲しみは、消化するのに大きなエネルギーと時間を必要とするでしょう。

親子が本音でぶつかり合うことなしに
本当の絆はうまれないと思います。
posted by aya at 08:42 | TrackBack(0) | AIDの問題点

2008年03月11日

当事者の感じ方

AIDで生まれた人にも様々な考え方、感じ方の人がいると思います。

私はAIDという生殖技術はどうなのだろうと感じます。
そもそも精子はあげたりもらったりしてもいいものか、という疑問があります。
そして、医療の手が入ることで夫以外の精子提供を受けることは医療だと言われることが、個人的には釈然としない気がするのです。


posted by aya at 23:24 | TrackBack(0) | AIDの問題点

2008年01月09日

嘘のない親子関係

いろいろな問題があるなか、大きなわだかまりを残すのが隠し事のある家族関係です。

親としては嘘をついたつもりも、騙すつもりもなかったのかもしれません。
成長した方が子どもも親の事情を理解しやすいだろういう考えがあったかもしれません。
しかし、成人してからの告知はたいへん残酷です。
理解へつなげることは大切ですが、感情は頭で理解すればすむ問題ではないことを知るべきです。
子どもにとっては親の事情を理解するよりも、育ててくれる親の愛情を感じるほうが大切です。
「おとうさんとは血の繋がりはないけれど、あなたを私たちの子どもとして大切に思っている」ということを伝えることが大切なのです。

また、知らない方がよいだろうと隠すのは「出自」を肯定していないからではないでしょうか。
知らない方がよいと思う人は、AIDが倫理的に許されないと心のどこかで思っているのかもしれません。
倫理的に許されないと感じてしまうままでAIDを選択していいのかなと、私は疑問に思います。
posted by aya at 09:28 | TrackBack(0) | AIDの問題点

2007年12月26日

告知を考える

私がAIDに関わりだしてからも変わらず話をする友人のなかで、発達障害をもつお子さんを育てているお友達がいます。
彼女曰く
「親になるということは腹をくくるっていうことね!」
大半の人は、子どもを持つ時それほど深くは考えないのではないでしょうか。
しかし実際に親になってみると…
思ってもみなかった問題が見えてきたり、理不尽な現実に戸惑ったりします。
親になるということはどんな子どもであろうと、どんなことが起ころうと受け入れて進まなければならなくなります。

AIDで子どもを持つのならば、
生まれてきた子どもに告知をするかどうかで悩むのではなく、どう伝えていくかを考えていくことが望ましいことです。
ごまかしのない親子関係が大切なのです。
それが「腹をくくる」ということになるのではと考えます。
posted by aya at 10:08 | TrackBack(0) | AIDの問題点

2007年12月08日

子どもにとっての必要な人生にするために

生まれを肯定するために、自分の存在を否定しないために、できるだけ早く告知をしてほしいと思います。嘘の時間が多いほど、自分を再構築する作業は難しくなります。進路を考える前に、結婚や子どもをもつことで多くの人を巻き込んでしまう前に、人生の大きな決断をする前に告知をしてほしいと思います。

 自分がどうして今ここにいるのかと自問する時、生まれる理由としての事実を知りたい(出自を知りたい)と思うものなのです。ここで大切なことは「血の繋がりはないけれど、私たちはまぎれもなく親子である」と両親、特に父親からの愛情が伝わるなかでの告知です。ぜひ親子が幸せな時に告知を行う準備をしてほしいと思います。
 
 そのことをこの生殖技術に関わる医療関係者と、希望する親(または既に親になっている人)生まれた人は知っていなければなりません。
共感できなくても、理解できなくても、このことを知っていなければなりません。

親の人生に子どもが必要で苦しい思いをしたのと同様に、生まれた子どもにもその人の必要な人生があるということを知ってほしいと思います。
posted by aya at 08:46 | TrackBack(0) | AIDの問題点