昭和20年代後半から30年代の資料によると、ある医療機関では、AIDは、匿名からの提供だと問題があるとして、親類など提供者を連れて来た場合のみ行っていたとあります。また、親類などからの提供だと問題があるとして、匿名のみ実施していた医療機関もありました。
いずれにしても、問題があるという指摘があったにもかかわらず、AIDは行われ続けていたことになります。
AIDで生まれた子どもの自助グループには、匿名からと親類からの提供で生まれた人がいます。
提供者がわかっていても、アイデンティティーの喪失と、親、親類との関係の破たんを経験しています。
問題は、治療の成果として、命を作ってしまうということではないでしょうか。
作られた人の、人間としての尊厳は、どのように守られるのでしょうか。
2013年02月11日
親類からの提供
posted by ren at 16:01
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