続きです)DNOW事務局からのお知らせNo.32 事務局長コメント [2017年05月14日(Sun)]
〈事務局長コメント 続きです。〉 岡山県瀬戸内市長船町に、「外国人技能実習生受入施設」があるのをご存知ですか? 施設の名前は、「日越交流センター」。 (※ 越=ベトナムのこと。(類)米=アメリカ)です。 http://nichietu.seesaa.net/ 3月から、この施設で「外国人向け歯科保健指導」を開始しています。 外国人技能実習生は〜…ざっくり言うと、 「働きながら技能・技術を学ぶため、来日している外国人」です。 長船町の「日越交流センター」では、 (※ 越=ベトナムのこと。(類)米=アメリカ) 企業実習開始前の実習生たちが、 日本語会話や日本の生活様式 …例えば、洗濯機の使い方(マニュアルが読めないので)や、 スーパーでの買い物の仕方など… を1か月にわたって学んでいます。 昨年末、この日越交流センターの事務局長Sさんと お話しする機会があり、 そこで聞いたSさんのお悩みは、 「実習開始後に歯の相談が寄せられることが多い」 というものでした。 「家族へ仕送りをするため、治療にお金がかけられない。」 というケースもあるとSさんは言います。 私は、私的な目的で日越交流センターを訪れましたが、 DNOWの活動についても(もちろん)お話していました。 「1か月の研修中に、歯みがき講習みたいなことができればいいなあ」 …と、そういう話になるまでに時間はかかりませんでした。 2か月間の準備を経て、3月30日に第1回目を実施、 その後4月27日に第2回目を実施しました。 今後も月に1回の頻度で実施していきます。 長時間労働、低賃金を苦に逃亡…、過労死…など、 現在、技能実習生というと、 「暗い」イメージが先行している印象が否めませんが、 センターの実習生たちは 「日本で働ける喜び」に満ちているように見えます。 2年間の実習の初めに予防を学ぶことにより、 お口のことで不快な思いをすることなく、 有意義な実習期間を過ごせればいいなあ、と思っています。 〈2回目の講習の様子〉 この事業は、むらき歯科医院の衛生士 Uさんに協力してもらって めちゃくちゃ楽しく行っています♪ (彼女の偉大な功績は次号お話しますね。) 2人だけで完結ではなく、色んな方にご参加いただきたいです。 そのあたりも、次号お話しますね。〈ここまで〉 |