DNOWの出番です! [2017年04月28日(Fri)]
こんにちは!事務局三木です。
突然ですが、あなたはインタビューを受けたことがありますか? 私は…自己紹介ですらままならないときがあります。 (セミナーの最初の自己紹介…あれ苦手です(^^;)) 前記事でお伝えした 技能実習生への歯科保健指導、第2回目を実施しました。 ありがたいことに取材が入ったんですね。 そこでの、 「で、何でこの事業を始めようと思ったんですか?」 との質問に…。 あたままっしろ カメラが…!カメラが…!こっちを見てる! (取材はそういうもんですが…) というのも大きかったですし、 理事長が来てくれていたので えっ理事長がインタビュー受けるんじゃなかったの? という 自分に来るとは思ってなかった。 ていうのも大きかったですね。 ふだん裏稼業ばっかりやっているので、 表の世界は眩しいです…。 …というわけで、とっても後悔が残るし、 取材して下さったNさんにも大変申し訳ないので ブログにまとめました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‐ Q:なぜ始めたのか A:DNOWの出番だと思ったから。 前記事でも述べたように、 技能実習生の歯科治療にかかる費用は 保険でカバーされないんです。 ※ここで言う「保険」とは、 外国人技能実習生総合保険(JITCO) http://www.jitco.or.jp/introduction/hogo_hoken.html 等の技能実習生を保険対象とした保険のことで、 健康保険のことではありません。 歯科疾病にかかる費用は 実習生も3割負担。 私たちとおんなじ。 このことは結構な衝撃でした。 「当然、タダでしょ」 って思ってたので。 それから、技能実習生制度について調べはじめて 彼らの実情を想像したり さまざまなニュースに接したりするうちに 「これ、何とかできないかな?」 …と思ったんです。 経験したことのある方ならわかると思いますが、 歯が痛かったら仕事どころじゃないですよね。 でも、 「歯医者に行くとお金がかかるから…」 とか 「言葉が通じないから怖い」 とか、そういう理由で来院が遅れれば遅れるほど むし歯は進行してしまう。 痛みが我慢できなくて買う薬にしたって 実習生にとって安くはないだろうし、 歯が痛くて眠れなくて 仕事の精度が落ちて怒られて 「歯が痛くて…」 と苦し紛れに言ったところで 「歯医者へ行ったら?」 と言われるだけ。 こんなふうに想像するだけでも悲しくなります。 お金をあげるわけにもいかないし、 私が仮に歯科医師であっても 全ての実習生のお口の中から痛みを取り除くのは難しい。 ちょうどその時に 日越交流センターの担当者さんから 「企業派遣前研修で歯みがき講習するって…可能でしょうか?」 という話があって。 私は即答しました。 「できます!」 誰にも相談しないで…。 社会人としてはダメダメですね(笑) でも、理事の先生たちは、 絶対イイ!やろう!って言ってくれると信じてました。 NPOは「社会的課題の解決のために存在する」 と言いますね。 「社会的課題」っていうと ものものしい、悲壮な義務感を伴ったヤツを 思い浮かべてしまって、 「自分たちでは到底解決できなさそう」 な感じがするんですが。 でも、「何とかならないのかな」って思ったこと。 大きな決断の末に ベトナムから日本に来た人たちが困っている。 しかも、困りごとは歯科領域に関連。 そしてそして、私たちが活動で行っている 「ヘルスプロモーション」の大人版で解決できそうだ! と腑に落ちた途端、 これはDNOWの出番でしょう! と思いました。 そして、事業開始後に知ったことですが、 我が岡山県のベトナム人技能実習生受入数は 愛知県に次ぐ全国2位なんです。 すんごいニッチな… でもだからこそ、誰も触れない部分なんでしょうね。 歯科保健指導は1回やって終わり、ではなく その後のフォローアップも必要だと思っています。 まだ始まったばかりですから、仕組みづくりが大事です。 この辺りは、 研修分野の先輩である日越交流センターさんから学びながら、 日々じりじりと進んでいきたいです。 応援よろしくお願いします! ベトナム・フィリピンでの活動の様子も ぜひご覧くださーい! http://www.dnow.or.jp/activities/index.html#report |