今日の人30.飯野道子さん [2012年01月31日(Tue)]
今日の人は、行政書士でもあり、コーチングやNLPでも大活躍の飯野道子さんです。
みちさんは2011年ドリームプランプレゼンテーション世界大会のプレゼンターでもあります。みちさんの夢は最幸じっちゃん・ばっちゃん化計画!を進めていくこと。ともに尊敬しあって年月を重ねていける夫婦をたくさん育てていきたいと考えています。 みちさんは子どもの頃、とてもおとなしい性格でした。近所にあった貸しマンガ屋に入り浸っていて、マンガやテレビアニメが大好き。何かのリーダーになるなんてとんでもないと思っていました。それに女の子のグループにいるのが苦手で、みんなで連れだってトイレに行くなんて、考えられない世界でした。そんなグループにいるくらいなら一人で過ごす方がずっと楽でした。ですから、中学や高校の時もどちらかというと一人で過ごすことが多かったのです。 大学では工学部に進みます。周りはほとんど男子学生。でも、女の子のグループが苦手なみちさんにとってはむしろその方が居心地がよかったのでした。学生の時、一人の男子学生の存在が気になりました。別に彼と付き合ったわけではありませんでした。でも、イケメンで文学青年でどこか影のあるその青年のことがどこか心に引っ掛かっていました。子どもの頃、一人で本を読んで過ごしていたころの世界観に近いものを彼に感じていたのかもしれません。 大学を卒業してから数年後、突然彼から電話がかかります。「元気にしてた?…会えないかな?」二人が付き合い始めるのに、時間はかかりませんでした。やがてみちさんは子どもを授かり、結婚。幸せでした。この幸せがずっとずっと続くと思っていました。 でも、だんだん彼の様子がおかしくなります。なんで…?けれど、深く話し合うことはしませんでした。お腹にいる二人目の子が男の子だとわかったとき、それを彼に一緒に喜んでもらいたかった。でも、それはかなわなかった…。彼は、みちさんと子どもたちを置いて出て行ってしまったのでした。心にぽっかり穴が開きました。何も考えられませんでした。どうして…どうして… それでも子どもたちを抱えて生活していかなければなりません。がんばりました。でも、仕事を首になった上に、次の仕事がなかなか見つからず、何度も何度も心が折れそうになりました。いえ、心は封印してがんばっていました。そして、やっとの思いでパソコンインストラクターの仕事に就きました。ある時、社長に呼び止められました。また、やめさせられるんじゃないか、そう思って体が硬直しました。でも、社長がかけてくれた言葉は、「ありがとう。がんばっているね」…涙が止まりませんでした。ずっとずっと心を封印してきたけど、その言葉でせき止めていた想いがあふれ出しました。 その後、みちさんは何かに導かれるように行政書士になります。行政書士の案内本にあった「離婚相談」の言葉がどうしても頭から離れなかった。私のような想いをする人をなくしたい。そのために離婚を食い止めるんだ。そんな気持ちでいっぱいでした。けれど、思いとは裏腹に、相談に来る人は、もう離婚をさけられない人ばかりでした。やるせなさが胸に広がりました。みちさん自身の心の傷もまだまだ癒えたわけではありませんでした。みちさんは藁にもすがる思いでコーチングの勉強を始めます。でも、みちさんの心はあまりにマイナスに傾いていて、プラスの働きがけをするコーチングは響きませんでした。そんな時にコーチに勧められたのがNLPでした。NLPによって心が解放されたみちさんは、自分以外にも離婚で傷ついて気負っている人の気持ちも楽にしたいと思いました。 確かに効果はありました。でも、それは離婚の根本的な解決にはならないのです。みんな幸せになりたいって思って結婚したはずなのに、どこかですれ違ってしまった。じゃあ、どうしたら…。 ある日、相談者の一人が言いました。「結婚式のあの日に戻れたら…」はっとしました。 …今まで私は、離婚する人をどうにかしたい、そればっかり思ってきた。でも、そこをどうにかするには、もう出口が近くなったところで手を打とうとするんじゃなくて、結婚の入り口で、始めなくてはならないんじゃないだろうか? 最幸じっちゃん・ばっちゃん化計画の始まりでした。 今、みちさんがやろうとしていることは結婚を決めたカップルと一緒にずっと歩んでいくウエディングプロデューサー。結婚式で終わってしまうウエディングプランナーではなく、結婚の前に、お互いよく話し合える環境を作るところから、ずーっと歳を重ねていくところまでかかわるウエディングプロデューサーです。特に今まではほとんどいなかった男性側の視点に立てるウエディングプロデューサーになって男性を支えていくつもりです。その時は、コーチングやNLPもきっと役に立ちますね。 そして、みちさんの最幸じっちゃん・ばっちゃん化計画は既に始動しています。まずは第一弾として2月4日にクロフネカンパニー中村文昭氏のお兄さん中村典義氏によるセミナーが開かれます。このセミナーに参加できるカップルは、きっと最幸じっちゃん・ばっちゃんになれますね! みちさんは思い込んだら突っ走る猪突猛進型。福島正伸先生に出会ったときも、絶対にこの先生を富山に呼ぶと決め、高岡市でメンタリング・マネジメント講座を開催したのが昨年の5月。私はそこに参加したおかげでドリプラを知り、実行委員長の森本耕司さんに出会い、ドリプラ富山のプレゼンターになってダイバーシティとやまを設立できたのですから、まさにみちさんの行動力が私の人生をも変えてしまったと言ってもいいでしょう。 そして、これからもみちさんは走り続けていくに違いありません。 僕の前に道はない。 僕の後ろに道はできる。 そう、飯野道子さんはこれからも道を作り続けていく、そんなステキな女性です。そんな素敵なみちさんと一緒に歩いていけたら、きっと幸せです |