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ダイヤモンド・フォー・ピース リベリアプロジェクトスタッフ紹介 [2015年03月17日(Tue)]
ダイヤモンド・フォー・ピース リベリアプロジェクトスタッフ紹介

リベリアで、当団体の活動をサポートしてくれるスタッフ、サミュエル・G・コリンズ氏を紹介します。彼は以前、リベリア内務省の職員でしたが、エボラの流行により政府の財政が厳しくなった影響で失職してしまいました。当団体のリベリア現地アドバイザーの推薦により、この度、プロジェクトスタッフとして働き始めました。とても真面目でやる気に満ちた、頼もしいスタッフです。
今後、サミュエルからのリベリアの今を伝える「リベリア・レポート」なども紹介していく予定です。どうぞお楽しみに!
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私は、サミュエル・G・コリンズと申します。1979年11月9日、リベリアのマギビ州にあるドゥーサイド・ファイアストーン・リベリア病院で生まれました。父はバポル州出身のモリス・デュークリー、母はファトゥ・デュークリーで、マギビ州の出身です。私には5人姉妹と1人の弟がいます。そして何より、私には愛すべき娘、サンフォート・ファトゥ・デュークリー・コリンズがいます。彼女は私の生きがいです。その他に親戚の子どもたちと一緒に暮らしています。

2011年12月、私はリベリア大学において、管理会計学の分野で経営学士を取得しました。また、他に講習やセミナーで学び、研修修了証を獲得しました。しかし、国や人々のために、私はもっと様々な分野の学問を学びたいという思いがあります。現在は、教育分野に関心があるので、リベリア大学のウィリアム・V.S・タブマン教員養成課程で中等教育における経営教育と起業のための能力の養成について学んでいます。また、モンロビア起業センターのスパーク・ビジネス・プラン・コンクール優秀賞やリベリア大学学長奨学金など、複数の賞を獲得しました。

リベリアではエボラウイルス病の蔓延により、多くの人がまるでアリのように亡くなっていきました。これほどの事態は、生まれてこの方見たことがありませんでした。その光景は非常に痛ましく、脳裏に深く刻み込まれて頭から離れません。エボラウイルス病の大流行は、二つの側面において、15年間続いた内戦以上に私の人生に影響を与えました。一つは良い面、もう一つは悪い面です。良い面としては、エボラウイルス病を機に、病気になった親戚や友人への対処の仕方について、より注意を配るようになり、また日常生活の中で衛生面に気を遣うようになりました。さらに、リベリアの国と地方の保健システムの脆弱さをこの目で確認することが出来ました。反対に、悪い面は、私の心に忘れることのできない大きな爪痕を残したということです。この惨事で親戚と友人を亡くしました。大切な人が病気になって助けを求め苦しんでいるのに、その人にとって必要な援助を提供することができず、亡くなるのを見ているしかないということほど、つらくて悲しいことはありません。何と胸の痛む光景なのでしょう。

私は読書をしたり、幼かった頃父が読み聞かせてくれたような短い昔話を書いたりするのが好きです。今になってそれらの話が持つ、自分の日常生活あるいは世界全体に対するメッセージに気がつきました。そこで私は、それらを自己啓発や教育の題材として編集を加えて、子ども達や家族に伝えるようにしています。

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