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ちちにい
サービスグラントLOUNGEレポ (07/22)
制作オリエンのポイント [2009年03月04日(Wed)]



依頼段階は、その後の制作進行や制作物のクオリティを
左右する最重要なプロセスです。

オリエンを制するものは、デザインを制す

という言葉がいま、頭上から落ちて来ましたが、
あながち誇張とも言い切れないですね。
もし、
「デザインボランティアコーディネートで重要なことはなんですか?」
と聞かれたら、

「最初(オリエン)と最後(アフターフォロー)です」

と私は即答するはず。

ってゆうぐらい最初が一番肝心なんです。
制作オリエンの如何によって、以降のデザインクオリティやスピードの全てが決まります。
ここで全てが決まってしまうんです。
いやいや、オドすつもりは全くありません(笑)。でも、本当のことなんです。

とはいえ、そんなに肩肘はらなくても大丈夫。
制作オリエンを成功させるためのポイントやツールをご紹介しますので、
できることから、(でも本音は、できるかぎり・・・)
ちょっと試してみてください。


その前にまずは、制作オリエンの目的を確認したいと思います。

前回の記事で、団体オリエンの目的として、
・お互いのギャップ(思い違い)を解消し、参加への合意形成につなげる
と挙げましたが、制作オリエンの場合は、

・制作進行の効率化
・デザイン内容のギャップをなくすこと


が目的であると考えています。

NPO側の想い・希望・相談事・期待などなど、
今回つくってもらいたいものの要旨を、
ギャップ(思い違い)が生まれることなく伝えていきましょう。

ギャップを無くすために、一番重要なポイントを一つ挙げるとしたら、

・口頭説明だけにしないこと

だと思います。

A4一枚程度で大丈夫です。
文字に落としたものを説明の補助ツールとして使ってください。

デザイン依頼内容をまとめた紙のことを、
広告業界では、「オリエンシート」と呼びます。
広告依頼主はこのシートを使って、詳しい依頼内容を
制作会社や広告代理店に説明していきます。

Web業界ではRFP(提案指示書:Request For Proposal)と呼ばれる書類が使われます。

とにかく文字に落としてある情報を渡すことが重要です。
文字に落としてあれば、
「言った/言ってない」の問題に発展することも、
「言い間違い/聞き間違い」することも、
「言い忘れ/聞き忘れ」することもありません。

オリエンシートの基本は5W1H。
以前、準備のコツでお伝えした項目ですね。

具体的なオリエンシートの項目をまとめたものは、
次の記事にてご紹介します。

あ、オリエンシートを渡せばOKということではありません。
これはあくまであくまで補助ツール。
渡すだけでなく、オリエンシートの内容を一つ一つ確認しながら、
口頭で説明していただくようにお願いします。
特に、初めて仕事をする時の場合は。


以下、制作オリエンでやることチェックリストをつくってみました。

□ 依頼内容をオリエンシートを使って説明する
□ 必要資料や素材を渡す
□ 不明な点を解消する
□ 全体的なスケジュールを確認する
□ 次回打ち合わせ日orデザイン提案日を決める


それぞれご説明していきます。


□ 依頼内容をオリエンシートを使って説明する
これは上述のとおりです。


□ 必要資料や素材を渡す

団体パンフレットなど、活動内容理解を深めるための参考資料や、
今回のデザインで使う写真や文字、団体ロゴデータなどの素材、
デザインイメージを伝えるための他社他団体のデザイン事例、
デザインイメージを伝えるためのイメージラフ、
などをこの場で渡してしまいましょう。

仮のものでもデザイン素材を制作オリエン時に渡すことができれば、
その日から制作作業を進められますので、
制作進行の効率化につながります。


□ 不明な点を解消する
少しでも「?」と思うことがあれば、
ギャップのあるデザイン提案につながります。
制作オリエン終了時に「よし、スタート!」とお互いが言えるように、
不明な点はこの場で全て解消してしまいましょう。


□ 全体的なスケジュールを確認する
最終納期から逆算しつつ、作業量と作業スピードを考えながら、
デザイン提案や修正期間、最終確認の時期など、
重要なマイルストーン(プロジェクト上のチェックポイント)を
確認しあいましょう。


□ 次回打ち合わせ日orデザイン提案日を決める
よほど不都合なことが無い限り、
「じゃ、次回の日程はメールで」で終わらさずに、
お互いのスケジュール帳を開きあいながら、この場で決めてしまいましょう。
小さなことに聞こえるかもしれませんが、結構大事なのです。


最後に、さらにワンステップ上のオリエンを目指す方へ。
オリエンシートをオリエン日より前に渡すと、イイコトが起こるかもしれません。

どういうことかというと、意識の高いデザイナーであれば、
事前に受け取ったオリエンシートを元に、
デザインラフのラフラフくらい、つくってくれるかもしれません。
(もちろん、タイミングとかその人の忙しさ状況にもよりますがー)

制作オリエン時に、デザインラフのラフラフレベルであっても、
形になったものがあるだけで、方向性が絞られたり、
その場で新しいアイディアが生まれたり、イイコトが起こるはず。

デザイナーにとってみれば、
事前に資料を頂けると、
 ・だいたいの作業量が把握できて、安心or心構えができる
 ・予習の機会となり、オリエン時に有用なヒアリングが実現できる
 ・ビジュアルやコンセプトを早い段階で検討できる

などギャップ低減のためのメリットが目白押しなのです。


「オリエンはプレゼンである」
僕の大好きなグラフィックデザイナー、佐野研二郎さんはこの考えを持って、
オリエン前に得た資料を元に提案内容をつくってしまうとのこと。

僕もこの言葉を見習って、一度だけやってみたことがあります。
すごくタイトなスケジュールで納品しなければいけない案件だったのですが、
驚くほどギャップなく、制作進行が進みました。

機会があれば、ぜひチャレンジしてみてください。
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