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民間公益の増進のための公益法人等・公益認定ウォッチャー (by 出口正之)

日本の民間公益活動に関する法制度・税制は、10数年にわたって大きな改善が見られました。たとえば、公益認定等委員会制度の導入もその一つでしょう。しかし、これらは日本で始まったばかりで、日本の従来の主務官庁型文化の影響も依然として受けているようにも思います。公益活動の増進のためにはこうした文化的影響についても考えていかなければなりません。内閣府公益認定等委員会の委員を二期六年務めた経験及び非営利研究者の立場から、公益法人制度を中心に広く非営利セクター全体の発展のためにブログをつづりたいと考えております。


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ブラック・フライデーとギヴィング・チューズデーと誕生日寄附 [2023年11月23日(Thu)]

今では大きなお祭りとなったが、日本でハロウィーンが始まったのは、そんなに古い話ではない。バレンタイン・デーも昔からあるわけではない。米国の習慣が入ってきて定着していっている。


そんなことを思っていたら、今年はブラック・フライデー(黒字の金曜日)に関する販売促進が急に増えたように思う。感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日の金曜日に割引セールをする習慣が米国で始まり、一気に広がり、感謝祭とあまり関係ない日本にもついに上陸した感がある。


このブラック・フライデーの広がりを受けて米国で始まったのが、ギヴィング・チューズディー(寄附の火曜日)である。SNSの時代であるから、  

 #Giving Tuesdayを付けて一気に広がっている。今年は11月28日になる。


欧州やオーストラリアにもあっという間に広がっているので、日本に入る日もそう遠くないだろう。


日本でも、例えば、公益社団法人日本フィランソロピー協会の「誕生日寄附」がある。自分の誕生日には寄附をしようという運動である。


協会のホームページには以下の趣旨が掲載されている。


誕生日は生まれてきたことを感謝する日です。

きっと多くの人は家族や友人から

祝福されることでしょう。

そんな素敵な日に、誰かへ「がんばって」と

エールを送ってみてはどうでしょう。

それを誕生日寄付と名付けました。

自分の誕生日に誰かのために

寄付をするのです。

もちろん誕生日だけではありません。

結婚記念日など自分の大切な記念の日を

同じように誰かへの

寄付の日にしてもよいでしょう。

自分の誕生日や記念日が

誰かのためにも大切な日になる。

「おめでとう」から「がんばって」

そんな気持ちが毎年のこの日を

もっと楽しく、そして

幸せを感じる日にしてくれるはずです。



一年に一度、寄附をする日を決めてSNSで発信するのも新時代らしいのかもしれない。


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内閣府主催の公益法人等制度改革に関する対話フォーラム開催 [2023年11月22日(Wed)]
内閣府主催で公益法人等制度改革に関する対話フォーラムがリアル・オンライン双方で無料開催されます。

〇〜「新しい時代の公益」に向けた創造と連携〜
    公益法人等制度改革に関する対話フォーラム
 日時:令和5年12月13日(水) 13:00〜15:30
  【申込締切:12月4日(月)17時】
 場所:(1)会場参加 300名  
 国立オリンピック記念青少年総合センターカルチャー棟小ホール
   (東京都渋谷区代々木神園町3番1号)
   小田急線 参宮橋駅下車 徒歩約7分
   地下鉄千代田線 代々木公園駅下車 徒歩約10分
    (2)Web(Zoom)参加 500配信アドレス
     ※同じZoomアドレスを用いて、複数者が視聴することも可能
 内容:1.  公益法人等制度改革に関する基調報告
    2.  公益に携わる各界有識者によるディスカッション

 申込等詳細は、下記をご覧ください。
 < https://www.koeki-info.go.jp/regulation/dialogue_forum.html >

【チラシ】12月13日開催公益法人等制度改革に関する対話フォーラム_ページ_1.png


【チラシ】12月13日開催公益法人等制度改革に関する対話フォーラム_ページ_2.png


 「新しい時代の公益法人制度の在り方に関する有識者会議」で座長を務められた雨宮孝子公益法人協会理事長もパネリストとして参加されます。また、政府側として内閣府大臣官房公益法人行政担当室長(内閣府公益認定等委員会事務局長)の北川修氏が基調報告を務めます。
 同氏の基調報告は、推測ではありますが、2006年の公益法人改革の立法趣旨を誤解する人が官民双方から続出したこともあって、今後予定されている公益認定法の改正の趣旨をしっかりと説明するものと思います。
 さらに、「対話フォーラム」と銘打っている以上、公益法人や公益の受益者たる社会一般の声に対しての広聴機能を果たすものと思います。

 以上の点からも極めて重要なフォーラムになると思います。リアルとオンラインでの参加がどちらも無料でできますので、奮って参加してください。

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日本財団主催の第2回アジアフィランソロピー会議が東京で開催 [2023年11月16日(Thu)]

アジア・フィランソロピー会議2023が東京で開催され、参加者を募集しています。



「アジア・フィランソロピー会議」とは、同会議によれば、アジア地域における社会課題解決に取り組む財団をはじめとするフィランソロピー分野の組織のトップを招聘し、課題解決に向けた協力と連携を促進するために2022年に立ち上げられました。慈善活動や社会貢献を意味するフィランソロピーによる支援活動は、政府機関による公的支援や企業による活動、社会的投資などでは十分な解決策を提供できない領域にて、スピード感をもって支援を差し伸べることができるという優位性を持っています。本会議では、そのような活動を主導する財団をはじめとするアジアのフィラソロピーセクターのリーダーを一堂に集め、共同で解決策を見出すことを目的とするものです。


主催は日本財団でAVPNがパートナーとなっております。

  • 開催日時:2023年12月1日13:00〜17:10

  • 会場:ホテル雅叙園東京「飛鳥」「ペガサス」(対面形式のみ)

  • 対象者:金融機関、プライベート・エクイティ、ベンチャーキャピタル、インパクト投資家、財団、富裕層(HNWI)/ファミリー・オフィス、企業CVC、アセット・マネジメント・ファームなど、フィランソロピーとインパクト投資の主要なリーダー、等

  • 言語:日本語・英語(同時通訳あり)

  • 申込みは下記から

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大阪ボランティア協会がボランタリズムの歴史の連続講座を開催 [2023年11月15日(Wed)]
大阪ボランティア協会ボランタリズム研究所が下記の通り、日本のボランタリズムの歴史の連続講座を開催します。
【広報用】「市民が動いた」チラシ_ページ_1.jpg【広報用】「市民が動いた」チラシ_ページ_2.jpg

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助成財団フォーラムの開催(11月17日) [2023年11月06日(Mon)]
助成財団フォーラムが開催されます。



今こそ民間助成を考える 〜助成財団を取り巻く環境の大きな変化〜

日 時: 2023年 11月 17日(金)13:00 〜 17:05

開催方法: ハイブリット開催(会場 および Zoomウェビナー)

定員: 200名(但し、会場参加につきましては先着80名とさせていただきます。)

会場: AP虎ノ門 Room C・D
   (住所)東京都港区西新橋1-6-15 NS虎ノ門ビル11F(日本酒造虎ノ門ビル)

フォーラム参加費:団体単位(一般団体)9,900円(税込)
        (会員財団および個人参加)6,600円(税込)

※ 17:30より懇親会を開催いたします。(懇親会のみのご参加も可能です)
  会場: AP虎ノ門 Room B
  参加費: フォーラム参加費とは別になります。個人単位の会費となります。6,000円(税込)/人

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