今年の文化功労者が発表されました。
小生の先輩である石毛直道国立民族学博物館教授が文化功労者に選ばれたことももちろん嬉しいのですが、学者は数多く選ばれ、大学共同利用機関の名誉教授が選ばれることは毎年のようにありますので、それほどの驚きはありません。
むしろ、公益法人の研究者としては、松岡享子さんが文化功労者として選ばれたことがとても嬉しく思います。
松岡享子さんは、東京都中野区のご自宅に家庭文庫「松の実文庫」開設。その後、1974年に『ノンちゃん雲に乗る』などの児童文学者の石井桃子さんらとともに、財団法人東京子ども図書館を設立し、理事長となりました。
以来、絶え間ぬ努力を続けられ2015年6月任期満了をもって退任し、現在は名誉理事長でいらっしゃいます。
その間、同財団は、2010年に公益認定を受け、公益財団法人となっています。
(詳しくは東京子ども図書館の「松岡名誉理事長と当館(注 東京子ども図書館)について」 をご参照ください。
https://www.tcl.or.jp/kyokomatsuoka/tcl/)
つまり、公益法人の創設者であり、このブログの読者と同じご経験やご苦労をされている方でもあるのです。