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民間公益の増進のための公益法人等・公益認定ウォッチャー (by 出口正之)

日本の民間公益活動に関する法制度・税制は、10数年にわたって大きな改善が見られました。たとえば、公益認定等委員会制度の導入もその一つでしょう。しかし、これらは日本で始まったばかりで、日本の従来の主務官庁型文化の影響も依然として受けているようにも思います。公益活動の増進のためにはこうした文化的影響についても考えていかなければなりません。内閣府公益認定等委員会の委員を二期六年務めた経験及び非営利研究者の立場から、公益法人制度を中心に広く非営利セクター全体の発展のためにブログをつづりたいと考えております。


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ガバナンス有識者会議の議事録が全て公開。後は公益法人の出番です。 [2020年10月07日(Wed)]

公益法人のガバナンスの更なる強化等に関する有識者会議」の議事録が出そろいました。

ほとんどの委員の方々はしっかりと発言されていらっしゃったと思います。

パブコメの前の委員会というのは最終案の読み合わせなどで終わることも少なくないのですが、最後の最後までしっかりと議論されています。


さらに勝又委員は第9回会議議事録の中

「パブリックコメントが出ましたら、それも本当によく議論していただいて、必要に応じて、委員同士の中でもメールや何かで、パブリックコメントに対して、こちらの委員としての意見が言えるような形で、パブリックコメントを開示していただければと思います。」とまで言っていただいております。


委員がここまで言っている以上、あとは公益法人側の問題です。地方行政庁や合議制機関も是非積極的に発言される努力を行ってみてはいかがでしょうか?


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シリーズで地域社会と公益法人のことを考えるウエビナーを開催 [2020年10月01日(Thu)]

「民都・大阪」フィランソロピー会議での進展などがあり、今後、同会議と直接関係するものではありませんが、公益法人の「公益の増進」のために、とりわけ、地域社会で何が必要かを考えるWebinarをシリーズで開催していくことになりました。


第1回は10月13日(火)午後3時からです。


Webibar.jpg

公益法人の皆様方からも広く企画を募りますので、遠慮なくご連絡ください。

   いずれ覆面Webinarも考えております。


公益法人に対するこの10年間の「勧告の比率」はわずかに0.2%を大きく下回り、たとえば他の法人たとえば監査法人への「勧告の比率」に比べると二桁ほど異なる少なさです。


公益法人に対しては何かあると一斉にマスコミで叩かれてあたかも不祥事ばかりが起こっているように思われてしまいます。職員数の中位数はわずかに5名です。処理しきれない規程類の山を作らされ、法令等のルールがどこに記載されているかわからないままに、些末なルールの逸脱を針小棒大に取り上げられて「不祥事」のレッテルを貼られることも少なくありません。他方で、地道な公益法人の活動は広く一般に知られることも決して多くはありません。


公益法人は地域社会の公益活動の中心ですが、何か皆さん奥ゆかしく、その声が表に出ていないように思います。


そこで、大阪の公益法人のスターを中心に「公益の増進」を考えていきたいと思います。


大阪の公益法人関係者には是非参加していただきたいのですが、もちろん、大阪以外の公益法人関係者の方々も歓迎いたします。


参加は無料です。お申し込みはこちらからお願いします、



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