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民間公益の増進のための公益法人等・公益認定ウォッチャー (by 出口正之)

日本の民間公益活動に関する法制度・税制は、10数年にわたって大きな改善が見られました。たとえば、公益認定等委員会制度の導入もその一つでしょう。しかし、これらは日本で始まったばかりで、日本の従来の主務官庁型文化の影響も依然として受けているようにも思います。公益活動の増進のためにはこうした文化的影響についても考えていかなければなりません。内閣府公益認定等委員会の委員を二期六年務めた経験及び非営利研究者の立場から、公益法人制度を中心に広く非営利セクター全体の発展のためにブログをつづりたいと考えております。


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連続研究会「日本と世界の財団・社団」を開催します。 [2019年01月28日(Mon)]

 今では欧米どころかアジアと比べても日本の非営利セクターは後れを取り始めているようです。とりわけ、中心になるべき財団の動きがピリッとしません。

 そこで大阪で本年から主として公益法人関係者を対象とした連続研究会を下記の通り実施することにしました。





              記


 元政府税調特別委員、元内閣府公益認定等委員会委員の出口正之(国立民族学博物館教授)は、これまで財団・社団の制度改革に生涯を捧げてきました。主務官庁制度を廃止するという公益法人制度改革は残念ながら公益法人数が伸びないだけではなく、「つまようじの上げ下ろし」に等しい指導監督が繰り返され、既存公益法人も萎縮してしまっています。結果、欧米どころか日本の財団・社団の活動はアジア諸国と比べても遅れをとっているといってよい状況となっております。この状況を打破するためには、「制度改革だけでは限界」という思いを強く持ちました。そこで残存する(官民双方の)「主務官庁文化」を打破し、真に自由で柔軟な公益活動が実施できるための文化を形成するために、財団・社団を対象に連続した研究会を大阪で開催し、大阪から真の公益法人制度・文化改革を目指すことに致しました。財団・社団関係の理事・評議員・監事・職員の皆様方、関心のお持ちの方々奮ってご参加ください。併せて、参加者同士の名刺交換を実施していきます。

 第1回は「なぜ日本の財団はこんなに自由がないのかーーその異常さを明らかにする」を行います。

 なお本研究会は科学研究費挑戦的研究(開拓)の一環として実施していきます。

 参加費は無料ですが飲み物などは各自ご持参ください。


詳しい趣旨はこちらをご覧ください。


1回 日本と世界の財団・社団研究会


日時:平成31225日(月)

午後5時30分開場:名刺交換

6時から6時40分

【問題提起】出口正之(国立民族学博物館教授・元内閣府公益認定等委

員会委員)「なぜ日本の財団はこんなに自由がないのかーーその異常さを明らかにする」

  6時40分から8時 

  【参加者による自由討議】


場所:〒530-0057 大阪府大阪市北区曾根崎2丁目1116 梅田セントラルビル TKPガーデンシティ東梅田ミィーティング・ルーム3A


参加ご希望の方は所属・役職を明記の上

出口正之 deguchi(at)minpaku.ac.jp までご連絡ください( (at)を@に変換願います)。


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コメント
満員御礼。会場の関係でこれ以上参加できません。
あしからずご了承願います。
次回の研究会をお楽しみに。
Posted by:出口  at 2019年02月22日(Fri) 23:54