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民間公益の増進のための公益法人等・公益認定ウォッチャー (by 出口正之)

日本の民間公益活動に関する法制度・税制は、10数年にわたって大きな改善が見られました。たとえば、公益認定等委員会制度の導入もその一つでしょう。しかし、これらは日本で始まったばかりで、日本の従来の主務官庁型文化の影響も依然として受けているようにも思います。公益活動の増進のためにはこうした文化的影響についても考えていかなければなりません。内閣府公益認定等委員会の委員を二期六年務めた経験及び非営利研究者の立場から、公益法人制度を中心に広く非営利セクター全体の発展のためにブログをつづりたいと考えております。


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”新たな挑戦をしようとするときこそ新制度のメリットが活きる” [2025年01月14日(Tue)]

”新たな挑戦をしようとするときこそ新制度のメリットが活きる”



公益・一般法人1月号表紙20250114_18270062.jpg



公益認定法が改正され、本年4月1日よりいよいよ施行となります。

公益・一般法人』(全国公益法人協会)では、内閣府公益認定等委員会事務局長高角健志氏のインタビュー記事を掲載しています。

 「民間公益活動の活性化」を目指したものであることが明確に謳われています。


 ガイドライン【前半(1章から3章)後半(4章から8章)】は244頁の大部なものとなりましたが、「素案イメージの段階」で異例の公開を行い、検討過程がオープンにされてきました。


 パブコメに対してもかなりの意見が反映されたものと思います。


 もちろん、細部では納得できない部分もありますが、高角事務局長は「今までの新規認定のトレンドを少しでも上向きにしていければ」という思いもしっかりと述べておられ、その思いは共通しています。


 冒頭の言葉は高角さんの渾身の一言だと思います。


 また「行政庁のマインドも変えていかねばいけない」とありますので、行政庁の職員や委員会の委員には、特に改正の趣旨にあたる第1章については暗記するくらいに繰り返し繰り返し読んで頂きたいですね。


 広報に力を入れていくようでもありますので、是非、公益法人の関係者の方々も改正の趣旨に沿って、活発な活動を展開されるよう願っています。



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