INPAG(国際非営利会計ガイダンス)についてのパブコメ締め切りまであと1か月
[2024年08月13日(Tue)]
国際非営利会計基準の世界標準モデルを世界的に議論しているIFR4NPOの INPAG(国際非営利会計ガイダンス)の第三次公開素案のパブコメの締切りまであと1か月となってきました。
日本がこの動きに乗り遅れていることに大変危機感を感じております。
第三次公開素案(ED3)は非営利組織特有の問題について特に意見を求めております。
@資金会計についてです。かつて番場嘉一郎先生は、非営利会計における資金会計の重要性を指摘しておりましたが、近年日本ではその発想が消えているところですが、国際非営利会計の中では重要事項として取り入れられております。
A費用分類についてです。「性質別分類」(現在検討されている日本の新公益会計基準議論では「形態別」という用語が使用されている)と「機能別分類」、さらにその併用版など多様な分類がある中で、これらを維持しつつ、国際間で共有可能な方法が提案されています。
Bファンレイジング・コストについてです。ファンドレイジング・コストに対する共有理解から、どのように含めるのかといった点まで詳しく提案されています。
総ページ数217頁に及びます。
コメントはテンプレートを埋めていけばよいようになっております。
https://www.ifr4npo.org/have-your-say/
日本の非営利会計が国際トレンドの中で完全に埋没しかねないような状況の中ですので、是非コメントをお願いします(コメントは英語のみ)。