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民間公益の増進のための公益法人等・公益認定ウォッチャー (by 出口正之)

日本の民間公益活動に関する法制度・税制は、10数年にわたって大きな改善が見られました。たとえば、公益認定等委員会制度の導入もその一つでしょう。しかし、これらは日本で始まったばかりで、日本の従来の主務官庁型文化の影響も依然として受けているようにも思います。公益活動の増進のためにはこうした文化的影響についても考えていかなければなりません。内閣府公益認定等委員会の委員を二期六年務めた経験及び非営利研究者の立場から、公益法人制度を中心に広く非営利セクター全体の発展のためにブログをつづりたいと考えております。


公益法人協会が精力的な三冊の報告書の発行 [2022年05月14日(Sat)]

公益財団法人公益法人協会が

  1. 民間法制・税制調査会報告書
  2. 公益法人のための「ESG投資研究会」報告書
  3. 新しい公益信託の活用に向けた勉強会報告書

を立て続けに発行しました(発行日はいずれも2022年3月)。


  1. は、これまでの民間法制・税制調査会の活動や様々な提言を取りまとめたもので、公益法人協会の立場がよくわかる一冊となっております。       
  2. は、環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)の三つの要素を重視したESG投資に関するものです。第1フェーズの報告書で、今後第2フェーズに移行していくようです。
  3. は、法制審議会から法務大臣に答申された「公益信託法の見直しに関する要綱」をもとに、立法化にあたり非営利セクターの意見を固めるなどの準備のための報告書です。

いずれも、同協会の精力的な活動がよくわかるものであり、是非ご一読を。

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