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民間公益の増進のための公益法人等・公益認定ウォッチャー (by 出口正之)

日本の民間公益活動に関する法制度・税制は、10数年にわたって大きな改善が見られました。たとえば、公益認定等委員会制度の導入もその一つでしょう。しかし、これらは日本で始まったばかりで、日本の従来の主務官庁型文化の影響も依然として受けているようにも思います。公益活動の増進のためにはこうした文化的影響についても考えていかなければなりません。内閣府公益認定等委員会の委員を二期六年務めた経験及び非営利研究者の立場から、公益法人制度を中心に広く非営利セクター全体の発展のためにブログをつづりたいと考えております。


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コロナ時代国際学会がオンラインで身近に [2020年12月03日(Thu)]

 非営利の分野の国際学会であるISTRが、今年は非常に積極的にオンラインのプログラムを展開しています。海外出張をして時差の中で議論を行うこれまでの手法と比べると大変便利になりました。


 毎週のように、様々なプログラムがありますが、今月10日の公開のプログラムのタイトルは「非営利セクターへの規制当局の強要:国際的展望」で規制や規制当局(日本における公益認定等委員会、イギリスなどのチャリティ・コミッションなど)に対する話題も多く、本ブログの読者のご関心とも一致するものがあると思います。


 企画が目白押しなのはありがたいのですが、午後11時や午前1時開始というものもありました。今回の企画は日本時間では午後9時開始なので、日本からも比較的参加しやすいと思います(但し英語のみです)。



 収支相償や遊休財産規制などはもちろん日本にしかありませんし、企業会計の「国際化」だけを取り入れて、「非営利会計の国際化」その他の国際化にはあまり関心を示さずに、ひたすら「固有」の道を行く日本の非営利セクターの「固有性」と「国際性」を考える良い機会だと思います。


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