公認会計士の質に関する重大な不祥事
[2020年09月08日(Tue)]
驚愕のニュースが流れています。
報道及び関係機関WEBによれば、あずさ監査法人で45人が法定の研修を不正受講していたことが、明らかになりました。今年3月に内部告発があって、昨日9月7日に発表に至ったといいます。
日本公認会計士協会リリース
https://jicpa.or.jp/news/information/files/3-99-0-0-20200907.pdf
あずさ監査法人リリース
https://home.kpmg/jp/ja/home/media/press-releases/2020/09/elms.html
朝日新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b095a7fb56067fdb6d31446a4544b792ce82223
日経新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63537540X00C20A9DTA000/
共同通信
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa1b34ca6f5cc6bcc554e50d5f5cfa3741318a62
時事通信
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f6e0acc0844bd475ffcd453e2ad08eb75dc6875
公認会計士のほとんどは真面目で有能な方が多いですが、本プログでは公益法人の監査等に必要な、公益法人会計基準、一般社団財団法、公益認定法に関わる基礎中の基礎知識の欠如した公認会計士の存在とその社会的影響の大きさについて指摘してきたところです。
会計士の質を担保させるための法定の「継続的専門研修(CPE)制度」で生じた不祥事であり、日本公認会計士協の手塚正彦会長は是非不祥事対応の見本を示していただき、不正が行われた科目名の公表など、1パーセントの隠蔽もない徹底した情報公開を行って頂きたいと思います。
本件については、詳細判明後、後日、改めて論評をさせていただきたいと思います。