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民間公益の増進のための公益法人等・公益認定ウォッチャー (by 出口正之)

日本の民間公益活動に関する法制度・税制は、10数年にわたって大きな改善が見られました。たとえば、公益認定等委員会制度の導入もその一つでしょう。しかし、これらは日本で始まったばかりで、日本の従来の主務官庁型文化の影響も依然として受けているようにも思います。公益活動の増進のためにはこうした文化的影響についても考えていかなければなりません。内閣府公益認定等委員会の委員を二期六年務めた経験及び非営利研究者の立場から、公益法人制度を中心に広く非営利セクター全体の発展のためにブログをつづりたいと考えております。


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公益社団法人非営利法人研究学会第23回全国大会のシンポジウム [2019年08月04日(Sun)]

9月15日(日)16日(月)開催予定の公益社団法人非営利法人研究学会の第23回全国大会のシンポジウム「公益法人制度改革10周年―公益法人の可能性と課題を探る―」にパネリストとして出席します(福岡県久留米大学 御井(みい)キャンパス)


統一論題報告及びパネルディスカッション【御井本館313A教室】

  「公益法人制度改革10周年―公益法人の可能性と課題を探る―」

   コーディネーター 齋藤真哉(横浜国立大学)

   パネリスト  尾上選哉(大原大学院大学)

「会計からみる公益法人制度改革の課題と可能性」

 苅米 裕(税理士) 

   TBA

出口正之(国立民族学博物館)

「税制優遇のルビンの壺:価値的多様性と手段的多様性の奨励」


16101740 〔特別企画〕日本公認会計士協会(非営利組織会計検討会)「非営利組織における財務報告の検討〜財務報告の基礎概念・モデル会計基準の提案〜」に関する報告及びパネルディスカッション【御井本館313A教室】

  日本公認会計士協会報告

松前江里子(日本公認会計士協会)

ネルディスカッション

   コーディネーター
会田一雄(慶應義塾大学・非営利組織会計検討会座長

パネリスト

藤井秀樹(京都大学)

松前江里子(日本公認会計士協会)

日野修造(中村学園大学)



民間非営利の特有の(政府や企業では対応が不完全な)民間公益の領域を認めて税制優遇の大転換が行われたわけですが、現在では「税制優遇がある」ことを与件として、公益法人の公益目的事業に対して、政府と同様の型に嵌める不当な干渉が行なわれていませんでしょうか?

公益の増進という立法趣旨実現に向けて公益法人の「価値的多様性」と「手段的多様性」や変幻自在な柔軟性の重要性を「ルビンの壺」を使って指摘する予定です。


お楽しみに。


照会先

23回全国大会準備委員会

準備委員長 伊佐 淳(Prof.Atsushi ISA

839-8502 久留米市御井町1635

久留米大学経済学部

TEL0942-43-4411(代表)

E-mailisa_atsushiATkurume-u.ac.jp

  (AT)を@に変更願います。

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