更新が滞っているのは、ひとえに僕の作業能力が低いからですが、
「NPOマネジメント」第62号の入稿(次も面白いですよ!)、
「地域・テーマ公益ポータル推進プロジェクト」の第5回全国会議
(詳しくは
同プロジェクトのブログを!)、
そして、この「円卓会議」関連の作業が、一気に集中したことも
あります(言い訳です。。。)
さて、その「円卓会議」の総会について、先ほど、
NNネットの会員の
みなさんあてに、簡単な報告と、今後の進め方について、
ご連絡しました。
長文ですが、みなさんもぜひご一読いただき、ご参加ください!
【以下、NNネットの会員向けメールから引用】
NNネット会員のみなさま
掲題の件、去る10日(月)16:30から、「円卓会議」の総会が
開催されました。わずか30分でしたが、このタイミングで
開催しておく意義のある場だったと思います。
冒頭、運営委員長(一橋の谷本先生)から、これまでの経緯と
作業計画案の要点について報告され、自由討論として意見が
求められたところ、
連合の西原さんからは、
「めざすべき社会の姿も、ワーキンググループ(WG)の4つの
テーマも、原案として賛成。ただし、テーマごとに、既存の
枠組みとの衝突があるかもしれないが、意識しながら進めて
いきたい。連合としては、4つのWGすべてに参加する」、
日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会(NACS)の
狩野さんからは、
「消費者セクターとして、取り組みの一元化・充実・強化、
消費者庁の全面支援とならんで、円卓会議は最重要課題と
位置付け、連絡会を毎週開催してきた。WG4テーマすべてに
参加する」、
経団連の田中さんからは、
「WG4テーマどれも重要で、協働にふさわしい。できる限り
参加し、ベスト・プラクティスの収集・普及に期待したい」、
続いて、当セクターの代表として星野昌子さんから、
「WGは全セクターの参加を原則として進めることを再度確認
したい。また、政府も一体として、主体的・積極的な参加を」、
東京学芸大学の小澤先生から、
「『目指すべき・・・社会の姿』冒頭の『基本的権利・欲求』の
『欲求』は、ニーズと書き換えるべき」、
日弁連の斎藤さんからは、
「WGには法的な視点として、弁護士の参加も検討してほしい。
課題ごとに、推薦・紹介する」、
続いて、河村官房長官から、
「政府側のメンバーとして、初の枠組みができたことをうれしく思う。
まだ途上のプロセスだが、広範な主体の連携により、具体的な
役割が示され、初の協働計画ができるまで、政府としても役割を
しっかり果たしたい」、
野田特命担当大臣から、
「政府側のメンバーとして、消費者市民教育が位置付けられた
ことをうれしく思う。」
といった発言が相次ぎました。
印象的だったのは、官房長官と特命大臣の発言に
「政府側のメンバーとして」という言葉が入っていたことです。
円卓会議の本質的な意義である、すべてのセクターが対等に
テーブルに就く、という主旨を踏まえた発言であること、また、
だからこそ、ワン・オブ・ゼムに埋没させるのではなく、しっかり
主体的な参加を引き出していくことの大切さを改めて感じました。
なお、同日の配布資料は、すでに公開されています。
http://sustainability.go.jp/forum/meetings/archives/090810_gm.htmlさて、総会で、4つのWGの設置が了承され、いよいよ具体的な
議論が各WGで本格的に動き出すことになりました。
進め方や構成は、各WGによってかなり異なることが予想され
ますが、NPO/NGOセクターとして、効果的に他セクターとの
協議を進め、同時に、より多くのNPO/NGOがこの動きを理解
できるようにするために、7日(金)開催のNNネット幹事会にて
協議し、決議いたしました。
みなさまのご理解とご参加を、お願いいたします。
(1)各WGにご参加いただくNPO/NGOの位置付けについて
・WGは、「総会」「総合戦略部会」「運営委員会」と同じく、
円卓会議の正式の機関であり、そこでの協議を経て取りまとめ
られた提案が、来年春に「協働戦略」として提示されることに
なります。
このため、WGに参加するメンバー(公式には「委員」と呼ばれる
予定)には、特定の課題について専門的な知見をもとに発言
するだけでなく、セクターの代表として調整や共有・発信を行う
役割も期待されています。
・ただし、すべてのメンバーにその両方の役割を担っていただく
のは難しいと考え、NNネットとしては、NPO/NGOセクターの
代表協議員である「WG委員」と、
特定の課題についての専門的な知見からご参加いただく
「WG専門委員」という2つのカテゴリーを設けることとしました。
・なお、申し訳ありませんが、「旅費」や「外部への調査委託・
資料収集などの費用」について、どの程度、どういうルールで
支給できるのかについて、内閣府に問い合わせていただいて
いますが、まだ回答がないため、現時点では、旅費や調査・
資料収集に必要な経費が認められないかもしれない(つまり、
各自の自己負担。。。)、という前提であることを、お含みおき
ください。
(残念ながら、NNネットとしても、予算を用意することができません。)
・経済的な支えもない中で恐縮なのですが、上述の通り、
「WG委員」は、NPO/NGOセクターからの代表協議員として、
他セクターとの調整や、NPO/NGOセクター内での発信なども
担っていただきたい、という期待から、NNネットの会員から
各WGごとに3名程度選任すること、
また、各WG内で「リーダー」を互選していただき、
「リーダー」は、毎月1回程度開催される「円卓WG共有会議」
(後述)に出席して、担当するWGの状況をご報告いただく
よう、お願いいたします。
(もちろん、リーダーのご都合が悪い場合には、代理でもOKです。)
・もうひとつの「WG専門委員」については、各WGの「リーダー」
が任命し、幹事会にご報告いただく、という手続きを経ていただく
ことにしますが、NNネットの会員である必要はないものの、
可能な限り、主旨をご理解いただき、入会していただけるよう、
各リーダーが希望を伝えること、といたします。
(2)各WGへのNPO/NGOの関心表明受付の流れについて
上記の体制が本格的に動き出すまでに、今しばらく準備期間が
必要である、という認識から、8月31日までを「各WGへの関心
表明受付期間」とし、みなさまからのご参加を募ることといたしました。
(関心表明していただく際の連絡先については、現在、調整中です。
今しばらくお待ちください。)
8月17日開催予定の「円卓WG共有会議」では、各WGから、
要点や進め方のポイントなどを説明していただく時間を設けます。
今後の参考にしていただくため、ぜひ、奮ってご参加ください!
その後、9月上旬の間に、各WGで協議していただき、
「WG委員」と「リーダー」、「WG専門委員」の候補と、
今後のスケジュールや進める上でのポイントなどについて
提案をまとめていただき、それを一括した提案を幹事会にて
検討して、承認する、という手続きを踏みたいと考えております。
(このため、「WG委員」は、代表協議員ですが、個別には選挙を
経ず、各WGごとに挙げていただいた候補を、一括してご承認
いただく、という形式で選任することを原則としますが、
希望が多数ある場合などには、選挙も行うかもしれません。)
(3)「円卓WG共有会議」の開催について
「なんか、難しそうだなぁ。。」「大事なのはわかってるけど、
大変そうだし。。」「直接聞いてみないと、よくわかんないなぁ」と
おっしゃる方も、多いかと思います。
また、実際に、各WGが動き出すと、連携が大切だとはわかって
いても、なかなか難しいでしょう。
そこで、先日、新田さんからご案内いただいたとおり、「円卓WG
共有会議」を、毎月1回程度、連続して開催します。
最初の30分は、「円卓って何?」という初心者の方のために
解説、その後の90分から120分は、各WGからの状況報告
(各10分)や、共通の課題についての協議(30分程度)、
今後の進め方の共有(15分)といった構成を考えております。
日時: 8月17日(月)13:30から16:00
9月18日(金)18:30から20:30ごろ
10 月13日(火)18:30から20:30ごろ
場所:地球環境パートナーシッププラザ(GEIC)
参加費: NNネット会員:500円
会員以外のNPO/NGO 1000円
NPO/NGO以外で関心をお持ちの方 3000円
(4)「円卓会議」に関する全国各地での勉強会・WS開催のお願い
こういう動きは、東京だけでなく、全国各地に広がる必要がある
ことは、改めて申しあげるまでもありません。
そこで、各地の会員のみなさまにご検討いただきたいのは、
「円卓会議」やISO26000に関する、地域内での勉強会の開催です。
日程や費用など、ご相談に応じますので、事務局にお問い合わせ
ください!
お忙しい中、長文にお目通しくださり、ありがとうございました。
ご検討・ご返信、重ねてお願い申し上げます。
【メール文はここまで】