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川北秀人on人・組織・地球

「地球上のすべての生命にとって、民主的で調和的な発展のために」を目的に、市民団体(NPO)・社会事業家(ソーシャル・アントレプレナー)や社会責任(CSR)志向の企業のマネジメントの支援や、市民・企業・行政の協働の支援などに奔走する、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者の毎日の、ほんの一部をご紹介します。


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アドバイザリーボードを、どう巻き込む? [2014年05月26日(Mon)]
3月の松江を皮切りに、松山、佐賀、そして明日は岡山でも、
「理事会と理事を生かし育てる」研修を開催していただいています。
そこにご参加くださった方から、下記のご質問をいただきました。

先日の講座に参加させていただいた者です。
「アドバイザリーボード」の巻き込み方法について
ご相談したく、ご連絡させていただきました。

アドバイザリーボードを設置しているNPO法人は、
どのようにやり取りをされているのでしょうか。
例えば、年に何回か集まっていただく機会を設ける。
もしくは、MLを創って投げかける機会を設ける。?
私どもは、アドバイザー会員さんが3名いるのですが、
代表である私の個人的なつながりで、時々メールや
会って相談をする&総会終了後に事務局から、
前年度の活動報告書と新年度活動計画書をお送りしている、
という状況です。

各理事とも関係を明確にしなければと思いつつできて
おらず、他社での事例なども知りたいと思いまして・・・
お忙しいところ、大変あつかましいご相談で恐縮ですが
参考事例などお伺いできれば幸いです。


私からのお答えは、こんな感じです。

法律や定款に定められた正規の機関である理事会(公益財団・社団や
社福の場合は、評議員会も必設置です)とは別に、団体が任意で設ける
アドバイザリーボード(特定非営利活動法人における評議員会も同様)
について、ですよね。
結論を先に申し上げると、何について、どれだけ深く、関与・支援して
ほしいか、次第です。
実は、IIHOEもアドバイザリーボードを設けています。
当方は任意団体で、会計処理が私の個人事業としているため、
決算期が12月末になっており、毎年1月に、アドバイザリーボードの
合宿を開催しています(メンバー構成などは下記のリンク先の
PDFファイルをご参照ください)。
https://blog.canpan.info/iihoe/archive/261

その方々に期待しているのは、IIHOEの個々の事業の内容に
ついての議論ではなく、日本が今後どう進むべきか、それを実現する
ために、また、実現を促すために、日本の市民セクターはどう動くべきか、
といった点について、温泉に集まってお話していただいています。
ただ、その前提として、前年度の事業の速報を1時間余りでお伝えし、
アドバイザリー・ボード・ミーティング(ABM)メンバー各自の近況も
お教えいただいたうえで、今後、どうあるべきかについて、それぞれの
お立場から、論点をお示しいただいています。
他の団体では、必設置でない評議員会を設けるものの、理事会と同時開催
して、意見は求めるが採決には参加しない、という運営方法のところもあります。

繰り返しますが、何を、どれだけ期待するか、で決まります。
この機会にぜひ、貴会でもお決めになってみてください。


みなさんの団体でも、ぜひ。
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