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川北秀人on人・組織・地球

「地球上のすべての生命にとって、民主的で調和的な発展のために」を目的に、市民団体(NPO)・社会事業家(ソーシャル・アントレプレナー)や社会責任(CSR)志向の企業のマネジメントの支援や、市民・企業・行政の協働の支援などに奔走する、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者の毎日の、ほんの一部をご紹介します。


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インターンシップは、なぜ地域を変える力を育てるか? [2006年04月09日(Sun)]
森さん、こちらこそ、ご無沙汰しています。
今年は島根に計12日もお邪魔できそうです。
(樋口さんががんばって予算を取ってくださいました!)

さて、タイムリーに深く重要な質問、ありがとうございました。
インターンシップが、なぜ、地域を変える力を育てるのか。
その理由を、受け入れ側と参加側の2つの側面から説明します。

まず、受け入れる企業や行政、あるいは地域にとって、
問題の存在はわかっていても、それを解決する上で、
元気に挑んでくれる人材がいない、という状況は、
東京でも、北海道でも、島根でも鳥取でも同じです。

一方、参加する学生も、単なるアルバイトではなく、
インターンシップをめざそうという人たちには、
能力はなくても、意欲はあります。
その意欲こそが、地域を変える力の中で不足していることが
多いのです。

たとえば出雲市出身で東京に進学した大学生に、夏休み中に
同市内の企業で、5週間のインターンシップを提供するなら、
その企業が東京の若者に売りたいものについて、
最初の2週間は同社内で「つくる工程」を徹底的に体験し、
次の2週間は東京で「売るしかけ」を徹底的に動かし、
最後の1週間は、また出雲に戻って企画を練り直す、
というプログラムも可能でしょう。

あるいは中村ブレイスさんのように、日本を代表する企業で、
「島根でしか体験できないインターンシップ」を10人分用意し、
その途中経過を、地元の大学生に対して、毎週報告会を
開き続けて、共感の輪を広げる、という方法もあるでしょう。

このように、インターンシップとは、単なる職業体験ではなく、
「一定の期限までに、課題を解決するプロジェクト」の
担い手として、若者に機会を提供することです。
だからこそ、受け入れ側は「単に体験(の真似事)させる」
だけでなく、「自分たちの課題を本気で解決する」ための
パートナーとして、インターンを受け入れることで、
自らの課題解決だけでなく、その地域や分野で活躍する
能力を育てる機会を、提供することになるのです。

ここで重要なのは、「お金をもらってるからする業務」ではなく、
「『課題を解決したい』という双方の意欲が合致した上で始まる
プロジェクト」であるということを、受け入れ側も、参加側も
十分に理解していることです。

こんな感じで、いかがでしょうか?
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